02
受けてみろ。俺の能力
02
いや、、、暴食姫の能力を!!
竜
何?!
02
命令だ。
02
そこを動くな
竜
(か、、、体が動かない!)
02
どうだ?俺様の支配の能力は
竜
ありえない!ねぇさんの能力は多くの妖怪の能力を融合して独自に編み出した他のやつには真似することなど出来ないはず!!
02
全てあのお方のおかげだ。
竜
(美奈崎翔吾がここまですることが果たしてできるのであろうか、、、。もしかしたらまだ裏に誰かいる可能性もある)
竜
もっとその能力について答えろ、、
02
誰に向かって口を聞いている。
竜
いいから話せ
02
(クッ、、、昔からだったがなんなんだ。こいつの威圧感は!?)
02
そこまで言うなら教えてやる。お前の体にな!!
No.02。元10。能力、、、重力+支配?彼は対象の重力を軽くしたり重くしたり自由自在に動かすことができる。
竜
グハッ、、、
竜の体が地面にめり込む。
02
俺に指図するなこの不死身野郎。いや?ゴキブリの方が今はあっているなぁ
02
地面に叩きつけられてぺちゃんこになっているその様はまさにゴキブリだなぁ
02
どれ?初めに手足を1本ずつもぎ取って内蔵も取り出してバラバラにしてやるよ
02
まずは右足からだな
ボキッ!
竜
ぐあああ!
骨が折れる音だけではなく肉と肉が裂けていくおぞましい音が聞こえる
02
さずかに力ずくで肉を引きちぎるのは無理か
02
なぁ〜んてなぁ?
グギギギ
竜
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙
02
やっと1本取れたなぁ〜?
02
あれれれれ?さっきの威勢はどうした?
竜
は、ク、い、、、
02
あ?
竜
あやく、言え、、、!!
02
まだ懲りねぇかこのゴキブリ野郎!!
竜
ぐあああ!!
白石幸也
糞、、、さっきからずっと探しても全くわかんねぇぞ?!
白石幸也
そもそも五感を使うってなんだ!!違和感を探せ?
白石幸也
はあぁ?!
白石幸也
糞あの姉弟覚えてやがれ
ボキッ
白石幸也
!?
ぐあああ!!
白石幸也
クッ、、、
白石幸也
あの野郎、、、信じていいんだよなぁ。お前は俺に託したってことはお前は大丈夫なんだよなぁ
骨が砕かれる音、肉が裂ける音。どれも初めて聞くような音ばかりでずっと走り続けていたからもう数キロは行離れているのに聞こえてしまうこの耳が嫌になる。
白石幸也
迷ってる場合じゃねぇ。だが、どうしても違和感と言うやつがわからなん
白石幸也
(クソ、、、どうすれば)
?
お困りかな?
白石幸也
な、、、なんだ?!誰だ、お前は?!
白石幸也
(姿が見えない。声も脳に直接話しかけられているようだな)
白石幸也
(つまり、俺が何を考えているかもお見通しってわけか、、、)
?
へ〜以外に君、頭いいんだね。
白石幸也
うるせぇ!!それよりなんのようだ!このへなちょこ野郎!!
?
まだ会ってもいない相手にへなちょことは酷いなぁ
?
僕は君の助けをしようと思って話しかけてるのに
白石幸也
助けだと?
?
うん。僕は実験体No.01。僕の能力は教えられないけど他の奴らの能力ならいくらでも教えてあげるよあ
白石幸也
顔も知らねぇ奴を信じることはできねぇし、01だと?確かあの糞女のために空けてあるって聞いたが?
?
糞女って暴食姫のこと?
?
ぶはははッ!!
?
連れ戻されたら暴食姫は実験体じゃなくて兵器にされるからねぇ。空いてないよ
白石幸也
兵器だと?!
?
そうそう、破壊兵器かそれかこの世の全ての生物を喰い尽くす野蛮な化け物にされるかどっちかだね。いや、どっちもだね
?
だから君には暴食姫を守って欲しいんだ
?
わかるでしょ?暴食姫が捕まったらこの世が終わる。僕は実験体だからいつ暴食姫のために命をすてなけゃならないか分からない
?
死ぬのは嫌だってわけだ。
?
君は外に出られるだけじゃなく敵の情報も聞ける。僕は死なずにすむ。あ!でも君がもしミスしたらすぐに逃げさせて貰うよ?
白石幸也
つまり、俺もお前を裏切っても文句なしってことか。
?
交渉成立!でいいかな?
白石幸也
さっさとこっからの出方を教えろ
?
そう来なくっちゃ!
02
これで死なないとかまじできめぇな不死身野郎
02
もうお前にも飽きたからそろそろあのお方の元へ行くか
02
それにしても、、、
02
(やべぇな、、、臓器ぶちまけすぎたな。相手が不死身だとは言え今は俺の能力で回復もできない。まさか死なねぇかな)
ドカーン!!
02
なんだ?!この音は!!
グサッ
02
な!
02の腹に風穴があく
竜
この三流が
02
な、、、何故立っている!!お前は手足を引きちぎったはず!何故だ!!
竜
お前の能力はねぇさんの能力と似ているが所詮まがい物。
竜
何故ならお前はその能力で相手の動きを止めることしか出来ない。
竜
ねぇさんはあまりしないけど支配の能力は命令すればもっと酷いことが出来る。例えば自分で自分の腕をもげ、とかな。だが、お前はしなかった。
竜
いや?出来なかったんだ。お前は支配の能力を使っていたんじゃない。
竜
重力だ。確かお前は重力を重ねがけする事は出来なかったからな。
02
ま、、、待て。確かにそこまでのお前の考えはあっている。しかし何故動けたんだ!重ねがけは俺は3つ以上なら効果は発現し続ける!なのに何故!!
竜
馬鹿なのか?お前は自分自身で増やしていたじゃないか
02
ま、まさか!
竜
そう、俺の体を増やしたのはお前だ。俺の体はスライムのようなもの。それを引きちぎったところでなんともないがお前を騙す為にわざと叫びそして回復出来ない振りをした。
竜
前の実験体資料の中には痛みを感じないとは書いてないからな。お前は俺の手の中で遊んでいたに過ぎないということだ。
竜
そして、遊んでいるお前が1番油断したところで不意打ちの一撃。
竜
いや〜回復しないようにするの大変だったなぁ
02
この、、、野郎!!
竜
あの世でやってな。10
グサッ
竜
はぁ、、、
竜
何とかなったけど、戦闘力が低いからギリギリすぎて緊張した〜たまたま倒せてよかったよ。全く、、、
竜
さて、幸也君がここを破壊したみたいだし、さっさと合流しますか。
?
それじゃあやろっか
白石幸也
ちなみにだがよぉ、五感で感じろって言ったら殺すからな
?
そんなこと言わないけどちょっと近いかな。
?
感じると言うよりかは使うんだよね。
白石幸也
は?
?
君は今自分の能力に使われてるから使えばいいんだよ
白石幸也
何言ってんだお前
?
君、家系能力しか使えてないんでしょ?
白石幸也
、、、馬鹿にしてんのか?
?
いやいや、妖怪の中で家系能力が使えるのは以外に少ない。でもそれ以上に少ない能力はなんだと思う?
白石幸也
この世には3つの分類に能力を分けることが出来る。ひとつは妖力さえあれば誰でもできる念唱型。そして受け継がれることが難しい家系型。そして
白石幸也
個人的に能力を引き出す想作型。
?
へ〜以外に君頭いいんだね。というか以外に冷静?
白石幸也
やっぱりお前、俺の事馬鹿にしてんだろ!!
?
君は家系能力を頼りにこれまで勝ち進んで来たと思うけど、君の妖力は想作できるほど強い
白石幸也
できたとして、五感を使うっていうのはどういう意味だ。家系能力を使えって意味じゃねぇのか?
?
ちょっと違うね。僕が言いたいのは君の家系能力で無理やりこの空間に隙間を作るんだ。そして想作能力で君はこっから出れるような能力を作り出す。
白石幸也
なかなかの無茶ぶりだな
?
まぁとにかく想作からやってごらん。きっとできるから
?
目を閉じて自分の妖力を感じて。
白石幸也
はぁ、、、わかったわかった。
?
君の中の妖力の流れ、性質、濃さとか色々感じたところで妖力を一点に集中させて
白石幸也
、、、。
?
そうそう。それで想像してみて
?
(ふ〜ん、、、やっぱり白石幸也には素質があるな。こいつなら信頼できそうだ)
白石幸也
これは、、、
?
そのまま、君の家系能力でこの空間に違和感を作り出して今作った能力で破壊するんだ。
?
君ならできるよ。
白石幸也
クッ、、、オラァ!!
ドカーン!!
白石幸也
はぁ、、、はぁ、、、
?
上出来だね。
白石幸也
妖力が、、、足りねぇ、、、はぁ、、、はぁ、、、
バタン
?
あらら、疲れちゃったかな?
?
初めてのわりには良かったよ。じゃあまた後で
竜
こ、、、ん、、、く、さい
竜
幸也君!!
白石幸也
ん、、、
竜
大丈夫?!
竜
この破壊、幸也君がやったの?
白石幸也
あぁ、、、俺が自分で作った、、、
竜
そんな無茶なことさせてしまったのか。ごめん。
白石幸也
無茶?
竜
想作したんでしょ?想作は普通作るのに膨大な妖力と精神力が必要なんだ。ねぇさんは作り方が僕らと違うからそんなことはないけど、僕でさえも作るのに30年以上かかったよ。
竜
それなのに君はこの一瞬で想作した。どう考えても無茶しすぎだ。
白石幸也
お前は、、、大丈夫なのか?
竜
うん。何とか倒せたよ。
白石幸也
、、、そうか。
竜
早く行こう、皆が心配だ。
鯉田雫
空間を何とかしろって言われても、、、どうしたらいいんだろう、、、
鯉田雫
もう倍速で走り続けてるけど一向に出口が見つからない。考えろ、、、私達はどうやってここに来たのか、、、
鯉田雫
おそらくここを作り出した張本人がいる。こんな空間を作り出すくらいだ。外部にいる可能性が高いだろう、、、誰か空間破壊してくれないかn
ドカーン!!
鯉田雫
何?!
鯉田雫
空間に穴が、、、外が見える!
鯉田雫
何があったか分からないけど外に行ってこの空間を作り出した奴を倒さないと!