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イルマ

琥珀先生…お願いします……

琥珀(コハク)

……

目の前にはげっそりしたイルマ様 その隣には落ち込んだアズ様

そんな彼らを前に私は苦しめられていた

こうなったのは先日の事である

カルエゴ

では、プリントの通り明日から授業は短縮される…

カルエゴ

時間が空くからと調子に乗るなよ。

リード

は〜い…( 態度悪っ )

ジャズ

( 自前イスまで…もう好きなようにやろうって吹っ切れたのかな… )

琥珀(コハク)

カルエゴ君、私もその椅子に座りたいです。

カルエゴ

はあ…?

琥珀(コハク)

立つの疲れました。

カルエゴ

…………分かりましたよ。

心底嫌そうな顔をして 渋々立ち上がるカルエゴ君

澄ました顔で彼の自前椅子に腰掛けた

琥珀(コハク)

( おっ、この椅子いいな。 )

琥珀(コハク)

( デザインは私の好みではありませんが…陰湿教師も名ばかりではないな。 )

カルエゴ

おい、アンタ今失礼な事思っただろ。

琥珀(コハク)

気のせいですよ。

琥珀(コハク)

被害妄想も程々にしてください。

カルエゴ

💢💢

問題児

( ほんと仲良いなこの2人 )

琥珀(コハク)

ほらほら、話が逸れてますよ

琥珀(コハク)

早く説明して終わりましょうよ。

カルエゴ

一体誰のせいだと…💢

琥珀(コハク)

カルエゴ君

カルエゴ

おい💢💢

琥珀(コハク)

はーやーくー

カルエゴ君と目も合わせずそう言うと 隠すことなく、どでかい舌打ちをかます

後で締めておきましょう

カルエゴ

まあ、もうすぐ終末日だ

カルエゴ

各自準備しておくように。

問題児

おお〜!!

琥珀(コハク)

( もうそんな時期か。 )

琥珀(コハク)

( 終末日と言えば普通何をするんだろう… )

琥珀(コハク)

( ………やはり、よく分からんな。 )

カルエゴ

ま、その前に座学の一斉テストがあるがな。

赤点組

座学……!?(((ゾッ

その瞬間、1部の生徒が騒ぎ始めた

やれ終末テストは座学なのかとか やれ赤点補習は嫌だとか

何をそんなに慌てているのだろうか…

カルエゴ

教室にふさわしい点を取れよ(((ハッw

リード

笑ってるよこの担任!!

琥珀(コハク)

暗黒大帝がご健在で何より。

カルエゴ

なにか?

琥珀(コハク)

何も

カルエゴ

それよりいつまで私の椅子に座ってるつもりですか。

琥珀(コハク)

おや、バレましたか。

琥珀(コハク)

このまま屋敷に持ち帰ろうと思っていたのに。

カルエゴ

させるかそんな事。

そして現在

琥珀(コハク)

え?勉強を教えて欲しい?

イルマ

はい…、

アズ

私では力不足でイルマ様のお力にはなれず、

琥珀(コハク)

うーん…

イルマ

アズ君は悪くないんです…僕が不甲斐ないばっかりで。

アズ

そんな…!?イルマ様は何も…っ!

イルマ

琥珀先生お願いします……、

アズ

っ…

琥珀(コハク)

……

職員室に居た私は 冒頭の流れに戻ってきたのである

琥珀(コハク)

( 昨夜も頑張っていたみたいだな。 )

琥珀(コハク)

( 慣れない勉強だろうに…オトモダチと共に挑戦して私に頼んで来たのだろう… )

琥珀(コハク)

( 1歩前進した…って事でいいのか? )

琥珀(コハク)

( ……それより問題は… )

ふぅ…と息を吐く

目の前の2人は緊張からか 敏感に反応して一瞬肩を揺らす

怒るとでも思っているのだろうか

琥珀(コハク)

申し訳ありません。
イルマ様、アズ様。

琥珀(コハク)

私はテストに関して一切お力にはなれません。

イルマ

え、

琥珀(コハク)

その理由は主に2つです。

琥珀(コハク)

まず、1つ目はサリバン様にあります。

手で1を作りながら よく聞き慣れた名前を口にする

すると2人は首を傾げて同じ名を口にした

琥珀(コハク)

イルマ様、
私は誰のSDですか?

イルマ

えっ、とおじいちゃん…?

琥珀(コハク)

では、そのおじいちゃんとやらは悪魔学校ではどのような立場にありますか?

イルマ

ぁ、

アズ

私の言いたい事が分かったらしく 2人は下を向いてしまった

琥珀(コハク)

貴女方にそのような思惑があるとは思っていません。

琥珀(コハク)

大方、挑戦したが中々成果が出ないので私に頼って下さったんだと思ってます。

イルマ

( すごい…合ってる、 )

琥珀(コハク)

ですが、他の教師の方々や生徒達はどうでしょう。

琥珀(コハク)

もしかしたら理事長に簡単な物にされたんじゃ…

イルマ

え、

琥珀(コハク)

私がテストに出る問題を教えたのではないか…とか

琥珀(コハク)

一瞬でも過ぎらないわけがない。

でも…と口を開いたイルマ様だが 吐き出されるのは空気だけだった

言わんとする事はわかる

問題児の生徒達や教師の方々は そんな事思うはずがないと''思っている''

琥珀(コハク)

( だが、所詮は''思っている''という程度。 )

琥珀(コハク)

( 疑わないと口にされても意味はない。 )

琥珀(コハク)

皆さんを疑っているわけではありません。

琥珀(コハク)

ただ、私達が違うと言っても一瞬疑われるのは気分が悪い。

琥珀(コハク)

それが1つ目です。

アズ

……2つ目は…

黙って聞いていたアズ様がそう促す

琥珀(コハク)

2つ目…

俯き、深呼吸をすれば 目の前の2人が息をのむ

琥珀(コハク)

それは、私が……

琥珀(コハク)

赤点…というのが分からないのです…

イル、アズ

…………………………え???

琥珀先生は頭がよかったが 良すぎたために赤点というのを知らない

なんとなく良くないのは分かるが 彼女が知っているのは 存在する事のみと言わざるを得なかった

琥珀(コハク)

生徒の皆さんが「赤点が嫌だ」と言いますが……

琥珀(コハク)

そんなに嫌なら真面目に授業を受ければいいと思ってしまいまして…

イル、アズ

( あ、この悪魔(ヒト)寝てても点数取れるタイプだ。 )

カルエゴ

赤点が何点からなのかすら知らないとは……

琥珀(コハク)

面目ない…

カルエゴ

今回は貴方も採点するのですから、覚えてくださいね。

琥珀(コハク)

はい…

教師陣

( 琥珀先生が縮こまってるの初めて見たなぁ。 )

カルエゴ

ハッwアンタにも出来ない事が

琥珀(コハク)

覚える事に関しては得意なので苦手!ではありません。

琥珀(コハク)

私が出来ない事等このような些細な事ではありません。

教師陣

( あ、ムキになった() )

サリバン様のSDはもう一人居たようで…?

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コメント

4

ユーザー

え、あ、ちょ、このテストの話し終わったら...( ゚д゚)ハッ!ウォルターパーク編ではないかぁぁぁぁぁ!?え、これ、もっと琥珀様とエギ((カルエゴ先生の絡みが...?

ユーザー
ユーザー

うわああああっ!! カルエゴと琥珀先生の 絡み尊いッ、、、、大好きですっ、 頑張ってくださぃぃ、

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