バラム
琥珀(コハク)
後ろから声をかけてきたバラム君
椅子を回し彼の方を向けば 長髪に怖い雰囲気を纏って見下ろしている
琥珀(コハク)
バラム
バラム
そんなバラム君は マスク部分をかきながら 不安そうに聞いた
琥珀(コハク)
驚きつつも二つ返事で了承し 彼の後ろを着いて行った
魔歴準備室
バラム
琥珀(コハク)
バラム
バラム
琥珀(コハク)
お元気でしたか? 暫く会えなくてごめんね?
いくら考えても違う気がして 言葉が喉を通ってくれない
呼び出したのは彼からだけど 私は彼に説明せず今日まで引きずった
話せるタイミングなら いくらでもあったと言うのに
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
バラム
お互いの声が揃う
驚いて目を丸くしたと思えば すみません…と彼は後頭部をかいた
それがおかしくて 線を消したようにふはっと笑う
あんなに悩んでいたのが嘘のようだ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
バラム
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
そう言って頭を下げる
バラム
数秒に及ぶそれは、 彼の静かな声により終わりを告げた
バラム
バラム
バラム
バラム
バラム
琥珀(コハク)
ピリッとした空気が私達を襲い 時間を刻む音が響く
その間も私を真っ直ぐ射抜く彼の目は 細められて逸らす事はない
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
バラム
嫌いだからと言って これだけは話せなかった
今の魔界を生きる彼らには 不必要で私自身知られたくないから
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
力強くそう言い切る
私の変わらぬ意志と覚悟が伝わるように
驚きと困惑の顔をしていたバラム君は 一つ瞬きを落とすと
ニコッと柔らかく笑う
バラム
バラム
言い方に違和感を覚え首を傾げれば バラム君は右上に目を逸らした
琥珀(コハク)
バラム
琥珀(コハク)
バラム
バラム
琥珀(コハク)
図星を突かれ言葉に詰まる
バラム
琥珀(コハク)
バラム
バラム
琥珀(コハク)
バラム
バラム
琥珀(コハク)
side : バラム
凛とした声が僕の名を乗せる
声の主である先輩を見れば 申し訳無さだけが汲み取れる表情で
弱くSDの顔をしていた
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
彼女の言葉に嘘はなかった
家系能力を使わなくても分かる本心だ
たった1年見てきただけだけど やはり先輩は嘘が付けないと確信する
バラム
バラム
早々に終わらせた方がいい気がして でも気持ちは伝えたくてそう返した
先輩は驚いていたけれど 先程よりは表情を緩ませて言葉を紡ぐ
琥珀(コハク)
バラム
琥珀(コハク)
バラム
バラム
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
バラム
琥珀(コハク)
バラム
琥珀(コハク)
バラム
その後話を聞いた先輩は ここに残るよう僕に指示を出し
準備室を出て行ったと思えば イルマ君を担いで戻ってきた
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
イルマ
琥珀(コハク)
イルマ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
イルマ
バラム
琥珀(コハク)
バラム
琥珀(コハク)
バラム
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
バラム
コメント
4件
まじで最高です!!!! なんか私、もうこの作品を本作として見てる感じがします( *´꒳`*)