玲緒 レオ
じゃあな
"煌めいていた世界"
ドボンッ、ブクブクブク………
玲緒 レオ
(有瑠が消えた以上生きる意味などない…)
玲緒 レオ
(死んだっていいだろ、)
玲緒 レオ
(有瑠が好きに生きたんだったら、)
玲緒 レオ
(俺だっていいだろ……)
有瑠 アル
ねぇ、玲緒?私流れ星がみたいな、
玲緒 レオ
あっ!あれじゃない?
有瑠 アル
ほんとだ!綺麗!
有瑠 アル
スッ(手を合わせる
有瑠 アル
お願い事しなきゃ……
玲緒 レオ
チラッ
玲緒 レオ
………………
玲緒 レオ
…スッ(手を合わせる
玲緒 レオ
(……叶うのならこの時が、いつまでも、いつまでも、続いてくれ……)
玲緒 レオ
(有瑠とずっと一緒に居れますように、)
玲緒 レオ
(有瑠は好きに、生きれたかな………?)
玲緒 レオ
(死ぬ前に、願い事叶ったかな……?)
玲緒 レオ
(もう、ここまできたんだ、今更怖いとか言えねえ、)
玲緒 レオ
(有瑠と同じ場所へ……)
玲緒 レオ
コポコポッ)はや、く………
玲緒 レオ
あ…る……
星に願いをかけたって
叶うはずないって思ってた
でも、
有瑠 アル
スッ)手を合わせる
有瑠 アル
願い事しなきゃ……
そんな彼女の行動で
叶うのかもって
素直に思ってしまった
今日が絶好の日だって思ったのは
真ん丸な月と
流れ星が見れそうな
満天の星空が
頭の上にあったから
まだ、帰ってきてくれるかもって
君がまた笑ってくれるって
少しばかり思ってしまったから
でも、帰ってこなかった
だから、今日は涙もいらない
有瑠と同じようになるのを望むだけ
ただそれだけだ……







