今回の話、500タップ超えました
ホワイトデーに投稿できなくて
悔しくて悲しくて、その勢いでたくさん書いちゃいました
ですが、尊いのぶち込んどいたので
ぜひ最後までご覧ください
yan
yan
さっきから、ずっと部屋で
同じ言葉を繰り返し叫んでいる
jp
jp
肘で突っかかってくるのは、jp
yan
yan
もうすぐ、ホワイトデーだから
etさんにチョコをあげるかどうか悩んでいる
yan
jp
jp
jp
yan
jp
yan
抱きしめてる枕に顔を埋める
そしてそっと、etさんが照れた顔で渡してきたことを思い出す
あんな表情されたら、誰でも惚れるぞ
yan
jp
jp
yan
jp
yan
告白というワードに
思わず焦る
jp
yan
渡したい
けど、この前お菓子を貰った理由は
偶然俺がリビングにいたからで
etさんは誰でも良かったんだよ
jp
ピコンッと、俺とjpのスマホが通知を知らせる
jp
毎年、ホワイトデーでは
krpt男子みんなで1つのチョコを買って
1人ずつチョコを渡すことになっている
みんなバラバラに買ってったら、大変なことになりそうだしな…
でも、それが当たり前のことになっていて
俺の好きな人は、俺の想いに気づかないままで
ホワイトデーが終わる
いや…バレたくはないんだけど
ずっと、俺の気持ちに気づいてくれないのはもっと嫌で
個人で、渡さないといけないかなぁ…
ur
jp
hr
jp
hr
結局、hrくんが全部決めることになった
hr
hr
yan
「etさん」という言葉に、思わず肩が跳ねる
hr
hr
hr
jp
ur
ur
jp
モテているhrくんのおかげで
なんとかお菓子を決めることができた
jp
ur
mf
mf
手をパンパンと叩き
皆をまとめるmfくん
流石だわ…
jp
jp
jp
俺はたまたま隣にいたjpとttと
クッキーを買うことになった
yan
etさんにあげるお菓子は
せめて、俺が選びたかったのに
tt
tt
ttに声を掛けられる
思わずじっと眺めてしまっていたのだろうか
yan
jp
呆れたような笑い声が聞こえる
jp
jpに話しかけられたと思ったら
顔を横に振って、誤魔化すように笑う
yan
クッキーを選び終わり
3人でレジへ向かおうとしていたところ
jp
jpにコソッと話しかけられる
yan
jp
yan
jp
jp
yan
yan
そう言葉にすると
自分、etさんのことそんだけしか知らないんだ
と、思い知らされたような気分になる
jp
yan
俺が次の言葉を話す前に
jpの言葉が入る
jp
yan
jp
そう言って、歯を見せて笑う
jp
yan
yan
yan
jp
tt
ttが俺らの場所まで戻って来てくれてた
yan
jpがチラッと俺の方を見て、目線をttに戻す
jp
tt
jpがttと無理やり肩を組み
俺と反対方向へ進んでいく
yan
jp
yan
諦めた俺は後ろを向き、歩き出した
yan
確か、jpがマカロンって言ってた気が…
yan
yan
男の俺は、どれが美味しいのか
何が違うのか、全くわからない
yan
箱を橙色のリボンで結んであるマカロンを見つける
yan
思わず手に取る
yan
yan
yan
jp
jp
3月14日
ホワイトデーの日の夜
jpが声を張り上げてそう言う
yan
ソファに座っていて
俺の後ろにこっそりと
橙色のリボンがついた箱のマカロンを隠している
na
jp
jpがnaさんの前にクッキーを差し出す
jp
na
jpが「クッキーです!!」と言い終わる前に
naさんが喜んで叫ぶ
tt
jp
hr
hr
hrくんが王子様スマイルでetさんにチョコを差し出す
yan
あの笑顔……etさん惚れないよね…?
イケメンがあんな笑顔したら、正直誰でも…
yan
不安がどんどん募るから
頭をワシャワシャと掻いて気分を誤魔化す
et
hr
et
そっと箱を受け取り
嬉しそうにetさんが微笑む
yan
うん、俺は
その笑顔が見れたら充分なんだ
たとえ、その笑顔を作った相手が俺じゃなくても
俺がetさんのことを笑顔にさせたいだなんて
そんな我儘言わないから
だから
yan
だから
だからだからっ…
…そんなこと、思わないでくれ
mf
mf
rn
rn
jp
na
na
jp
「ね?」と言って、俺らと目を合わせてくる
yan
na
na
et
etさんが一瞬苦しそうな表情をし、俯いたと思ったら
またすぐ顔を上げる
et
ur
et
ur
etさんに褒められて
urが自慢げそうにそう言う
yan
もし、俺も
etさんのチョコを選んでいたら
褒められていたのかもしれないのに
俺に笑いかけてくれたのかもしれないのに
hr
dn
ur
et
ur
et
やっぱり、いつ見ても二人は仲良い
yan
「付き合っている」
と、言われても違和感ないし
「お似合いだ」だなんて…
そんなの、誰でも思っちまうだろ
そんなこんなで
時間が経ち、jpが「解散」と言って
皆部屋へ戻っていく
yan
jp
椅子に座り、俺の方へ身体を向ける
yan
jp
yan
jp
jp
jpにそう言われるが
俺はさっきのurとetさんの光景が
目に焼き付いて離れない
あんな姿を見せられたら
もう、渡す勇気もなくなっていくもんで
yan
jp
yan
だって、urとetさんが…
だなんて、言えるわけない
jp
jp
jpが俺に勇気を与えてくれる
yan
jp
jp
yan
jp
jpにそう言われ
後ろから隠していたマカロンの箱を取り出す
yan
ゆっくりと立ち上がって
リビングのドアを開けた
jp
jp
yan
部屋の前まで来た
そこまではいいんだ
どうしよう
どうやって渡そう
部屋の前でもたもたとしていると
部屋のドアが開かれる
et
yan
et
戸惑っている表情でそう尋ねられる
yan
yan
yan
焦って早口で最後まで言い切る
yan
その場を後にしようとしたら
et
服の袖をぎゅっと掴まれる
yan
思わず後ろを振り向いたら
et
et
et
yan
etさんが若干頬が赤く染まり
多分本人は気づいてないけど、上目遣いで俺を見ている
やばい、とてつもなく可愛い
好きな人にそんなことされたら
yan
行くという選択肢しかない
yan
etさんの部屋に一步足を踏み入れると
甘い、いい匂いが漂う
etさんの部屋なんて、普段入らないから
めちゃくちゃ緊張して、落ち着けない
et
ベッドを指して、そう言葉を発する
yan
俺がベッドに腰を掛けると
隣にetさんが座ってくれる
et
yan
息をゆっくりと吸って、緊張をほぐす
yan
マカロンが入っている箱をそっと差し出す
et
単純に、「etさんに渡したかったから」で終わらすのが
なんだか恥ずかしくて
咄嗟に口が動いてしまう
yan
yan
yan
ここまで言い切って、やっと息を吸う
et
yan
yan
よし、ここまで言ったら
俺の気持ちに気付かれないだろう
嬉しいような、悲しいような…
et
yan
yan
箱をすっとetさんの方へ出すと
etさんがそっと受け取ろうとしたとき
俺の指とetさんの指が当たる
yan
それだけなのに
普段あまり触れられてないからか恥ずかしくなって
肝心なetさんの顔を見ずに、etさんから顔を背けてしまう
et
手から箱がなくなり、背けた顔をゆっくりetさんの方へ向ける
yan
俺の目に映ったのは
etさんの顔が、少し赤く染まり
はにかんでいる表情で
可愛い
の一言じゃ、表しきれないほど可愛くて、
好きという言葉が、思わず口から出てしまいそうな
でも、別に今言ってもいいかもって、思ってしまっている俺もいるような
et
yan
etさんが橙色のリボンをサラリとほどく
そしてパカッと蓋を開けたら
カラフルなマカロンが並んでいた
et
et
et
こんなにも喜んでくれて、嬉しそうなetさんを見るのは久しぶりで
思わずジーッと見惚れてしまう
et
etさんが俺を見ると、思ったよりも近くて
ドキドキと胸が音を鳴らす
etさんに聞こえていないか心配になるほど大きい音
et
ニコッと優しい笑顔で微笑んでくれて
しかもその笑顔は俺が作って
俺だけのために見せてくれたと思うと
yan
さっきよりも胸の音が大きくなった気がする
yan
yan
そう言うと、etさんはキョトンとしたような顔をする
et
yan
etさんは、少し照れたように微笑んで
et
と、言ってくれる
yan
et
ヘヘっと、紅潮した顔で笑って
顔を隠すように俯く
yan
嬉しくて
思わず抱きしめそうになったが
なんとかこらえて
頭を撫でそうになったが
なんとかこらえて
yan
と、言った…けど
これだけじゃ、きっと何も変わらない
せっかくの、二人きりのチャンス
少しでも、近づかないと
yan
勇気を出して、少しだけetさんと距離を縮ませて
etさんの髪を耳にかけて、
そっと顔を覗き込む
et
yan
et
etさんが離れようとしたが
そっとetさんの手を握って
etさんが離れられなくなる
et
yan
et
もし、都合がいいのなら
etさんの顔がさっきよりも赤くなっていると勘違いしてしまいたい
yan
et
さっきよりも、少し近づけた
でも、まだ
足りない
もっともっと、近づきたい
yan
薄いピンク色のマカロンを手にとって
etさんの口の前に差し出す
et
etさんが口をパクパクと動かしている
yan
et
ゆっくりと口を開いたetさん
俺は緊張しながらも、etさんの口にマカロンを運ぶ
いわゆる『あーん』みたいな
でもこれ…
食べる方も食べさせる方も恥ずかしい
et
yan
名残惜しいが、パッとetさんから手を離して
ベッドから立ち上がる
yan
et
俺の小指を控えめに握り
目線だけ上げて、俺の目を見つめる
et
紅潮した頬で、俺に何かを伝えようとしてくれてる
et
et
yan
et
et
来年は、たまたまではなく
俺のために、作ってくれるんだ
yan
et
嬉しそうに、照れて笑っているetさん
yan
そんな表情、見たことない
他のメンバーには見せない表情
だからこそ、その可愛い表情を独り占めしたいって
誰にも見せたくないって
何、考えてんだよ
クッキーを贈る意味
『友達でいましょう』
ミルフィーユを贈る意味
『幸せを重ねる』
マカロンを贈る意味
『貴方は特別な人』
薄いピンク色のマカロンの意味
『恋心』
『可愛いあなたへ』
『初恋』
チョコ・生チョコを贈る意味
『あなたと同じ気持ち』
贈る意味を知った上で読んでみてください
コメント
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ンンンンンン...どうやら俺は りりるさんの小説だけでなくりりるさんにも惚れてしまったようだ☆💕 etさん可愛すぎるよぉぉ!!!! yanくんイケメェェェン!!!! jpナイスだァァァ!!! りりるさんは神から生まれた神
ぁぁぁぁぁ、、🥺💕 まじで尊すぎる、、、、、