某所pm16:00
カヤ
遅い!
アキラ
っはぁ…はぁ……
ご、ごめん……
ご、ごめん……
カヤ
……む。
カヤ
いいの、謝んないで。
アキラ
……。
カヤ
でも、あたしとのデートの日に元カノと会うとかホント信じらんない!
アキラ
…それはホントに僕が悪い
ほんとうにごめん……
ほんとうにごめん……
カヤ
……ったく。
カヤ
で?
アキラ
……?
カヤ
その子、今どこにいるの?
アキラ
えっと……お金残して置いてきた……。
カヤ
はぁ?!
もっと信じらんなーい!
もっと信じらんなーい!
アキラ
えぇっ?
カヤ
だって、アキラくんの話だと
そのハルナちゃんって子、きちんと前に進むために切り替えようとアキラくんに声かけたんでしょー!?
そのハルナちゃんって子、きちんと前に進むために切り替えようとアキラくんに声かけたんでしょー!?
アキラ
う、うん。
そうだね……
そうだね……
カヤ
それじゃ、その子なんにも切り替えらんないじゃん!
アキラくんともっとちゃんと話さなくちゃ!
アキラくんともっとちゃんと話さなくちゃ!
カヤ
あたしにかまけて放っといてる場合じゃないよ!
アキラ
……。
アキラ
いいんだ、もう。
僕もハルナも、これで。
僕もハルナも、これで。
カヤ
……?
アキラ
僕達はもう同じ場所にいない。
だから、これが理想の別れ方だったんだと思う。
だから、これが理想の別れ方だったんだと思う。
アキラ
ハルナがこの先留まるのも前に進むのも、それはハルナの道だ。僕がこれ以上関わっちゃいけない。
アキラ
僕がカヤちゃんと出会うまで前に進めなかったように、これ以上僕が関わるとハルナは前に進めなくなる。
カヤ
……。
カヤ
……なにそれ。
カヤ
残酷、だよ……。
アキラ
…そうかもしれないけど
アキラ
でも、これが僕が選んだ道だ。
アキラ
カヤちゃんと進みたい、その気持ちは変わってない。
カヤ
……。
カヤ
ありがと。
アキラ
うん…。
カヤ
でも、許さないから。
アキラ
え、えぇ……ごめんってば……。
カヤ
ふんっ!
カヤ
……ってかアキラくん汗だくじゃん!
アキラ
……っそりゃそうだよ。
めちゃくちゃ探し回ったし、その後急に呼び出されたと思ったら会場とは逆方向の駅にいるって……。
電車も混んでて使えないし、走ってきたんだ。
めちゃくちゃ探し回ったし、その後急に呼び出されたと思ったら会場とは逆方向の駅にいるって……。
電車も混んでて使えないし、走ってきたんだ。
カヤ
あ、ありがと。
アキラ
うん。こちらこそ、待っててくれてありがとう。
カヤ
……へへっ。
はにかむカヤの浴衣姿が夕焼けに重なって ずっと見つめていたくなるほど眩しく映った 汗ばむ僕を心配してくれたカヤは 少し髪が乱れていて、申し訳なく思った 今日の日の為に準備してくれたカヤの姿に思わず目が潤んだ。
カヤ
じゃ、行こっか!
アキラ
カヤちゃん
カヤ
?
アキラ
ありがとう
カヤ
……こちらこそ、ごめんね。
アキラ
……浴衣姿、とっても似合ってる。
カヤ
うん、頑張って良かった!
こうして僕らは祭りの会場へと向かった






