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貸し借り女

第1話 - 貸し借り女1話

2021年02月06日

#ホラー

#二次元

浮瀬いちご（RIA）

部長

木ノ原くん！何をしているんだね！

木ノ原　真

ごめんなさい…

部長

今日の大事な会議にも遅れて！😡

木ノ原　真

本当に申し訳ございません…

部長

木ノ原くん！本当にクビになるよ！？

木ノ原　真

そ、それだけは…どうか…やめてください…

部長

ったく。じゃあどうしたらいいんだね？

木ノ原　真

仕事を増やして頂いても構いません。
なので…お願いします…

部長

わかったよ。ならね。

部長

今日中にグラフの資料を作っておくこと。
あ〜。それと電子黒板を会議室まで持ってきてくれるかな？あと、会議室に来る人数調べておいて。

木ノ原　真

わかりました。

木ノ原　真

（あ〜。クビになるかと思った…）

木ノ原　真

（でもな…今日中にグラフの資料なんて完成しないよ…できることからやっていくか…）

木ノ原　真

（まずは、電子黒板から運ぼう）

木ノ原　真

よいしょ…よいしょ…どっこらせ。

木ノ原　真

次に人数でも数えるか〜

木ノ原　真

え〜と…いち、にぃ、さん、しぃ、ごぉ、ろく、なな、はち、きゅう、じゅう、じゅういち、じゅうに、じゅうさん、じゅうし、じゅうご。１５人だ。

木ノ原　真

グラフの資料どうしよっかな…

木ノ原　真

まぁやるか。

夕方になり

部長

木ノ原くん！

木ノ原　真

うゎ！はい！

部長

できたかね？資料は？

木ノ原　真

ごめんなさい…今やってます…

部長

ったく。使えない奴め。

部長

できたら、僕の机に置きなさい。

木ノ原　真

はい…わかりました…

部長

はい。カギ。
もう誰もいないからな。しめて帰れよ。

木ノ原　真

はい。

数時間後

木ノ原　真

ふぅー！やっと終わった。

木ノ原　真

さてと…帰りますかね…

木ノ原　真

うゎ。相変わらず人多いいな。

木ノ原　真

あ〜ぁ。どうせ帰ったって、また怒られるだけだろうな〜。

木ノ原　真

ただいま〜

お母さん

シィ。子供達寝てるから。

木ノ原　真

はい…

お母さん

ちょい、話がある。

木ノ原　真

なに…？

木ノ原　真

（離婚とかじゃないよな…）

お母さん

私…心臓病になったの…

木ノ原　真

え………

お母さん

あと数日しか生きられないの。

お母さん

私が死んだら子供達よろしくね…

木ノ原　真

え！そ、そんな！え？え！

木ノ原　真

数日！？俺にできる事ないか？

お母さん

ないわ。

木ノ原　真

手術とかは！？

お母さん

手術しても治らないって。

木ノ原　真

入院とかは！？

お母さん

入院してもどうもならないって。

お母さん

早く気づけば良かったのにね…

お母さん

早く気づかなかったから…
病気も悪化するだけで…

木ノ原　真

そ、そんな…

お母さん

ほんとにごめんね…

木ノ原　真

そんな…母さんが悪い訳じゃないよ…

お母さん

ありがとう…

お母さん

もう寝るわね…

お母さん

おやすみなさい…

木ノ原　真

おやすみ…

木ノ原　真

（俺も寝るか…）

木ノ原　真

（どうしよ…母さんが死んだら…
俺…どうしようもないよ…）

木ノ原　真

（子供達は？どうするの…俺1人で
どう育てればいんだ…？）

木ノ原　真

（どうしよ…手術しても入院してもダメなら、他に方法とか…ないのかな…大きな病院に行くとか…そんな金ないか…どうしたら…いんだ…）

朝になり

木ノ原　真

うっ…うう…

木ノ原　真

うゎ！もうこんな時間！

木ノ原　真

やべ！早く行かないと！

木ノ原　真

ん？母さんもういない？

木ノ原　真

どこいったんだろう…

木ノ原　真

ん？置き手紙だ…母さんからか…
なんだろう…なになに…

木ノ原　真

父の真へ
病気って事を仕事場の人に教えるため
お母さんは、早めに仕事に行きます。
朝ご飯は、机に置いています。ちゃんと食べてね。仕事頑張ってね。
母の優菜より

木ノ原　真

母さん…まぁ…食べてって言われてるし…
食べるか…

パクパクモグモグ

木ノ原　真

よし！急いで仕事行こ！

木ノ原　真

はぁ…はぁ…

木ノ原　真

遅れてすみません！

部長

はぁ。やっと来たか。

部長

いっつも遅刻だな。
間に合う方法とかないのかよ。

木ノ原　真

ごめんなさい…

部長

まぁいい。資料ができている事は、ほめてやる。

部長

だが！今度遅刻したら許さないからな！

木ノ原　真

はい…わかりました…

部長

仕事はじめろ！

木ノ原　真

はい…

プルルルプルルル

その時、真に電話がかかってきた

木ノ原　真

ん？なんだ。
病…院…？

木ノ原　真

まぁでてみるか…

木ノ原　真

はい？木ノ原ですが？

病院の先生

大変です！お母様が！

木ノ原　真

どうされました？

病院の先生

急に倒れて！
今、病院にいるんです！

病院の先生

至急来てください！

木ノ原　真

え！すぐに向かいます！

病院の先生

▲病院のICUの部屋に来てください！

木ノ原　真

わかりました！

木ノ原　真

あ、あの！すみません！

部長

なんだい？

木ノ原　真

母が緊急搬送されて！

部長

そうかね！すぐに早退しなさい！

木ノ原　真

あ、はい！ありがとうございます！

木ノ原　真

（病院に来たのは、いいけど…
ICUってどこだー？）

木ノ原　真

（カウンターにでも聞いてみるか…）

木ノ原　真

あの…すみません…

カウンターの先生

はい？どうしましたか？

木ノ原　真

ICUってどこですか？

カウンターの先生

ICUですね。
こちらです。

木ノ原　真

ありがとうございます…

カウンターの先生

ここです。それでは。

木ノ原　真

ありがとうございます…

病院の先生

お父様ですか！？

木ノ原　真

はい…母は？

病院の先生

こちらで寝ています。

病院の先生

でも…心拍数も低いですし…
死ぬ間近だと思います。

木ノ原　真

そ、そんな…

ピー

部屋中に鳴り響いた音

木ノ原　真

あ………

病院の先生

１１時５１分。
木ノ原優菜さん。
心臓病により死亡。

木ノ原　真

そ、そんな…母さん…
うゎーん！😭

病院の先生

しょうがないことです。
認めたくないことですが認めましょう。

木ノ原　真

か、かぁ…さん…

それから真は、病院にいられなくなり家に帰った

木ノ原　真

どうするんだよ…

木ノ原　真

子供達は？どうするんだよ…
なぁ。母さん…

広樹

ねぇーおとーさん

木ノ原　真

なんだい…？

広樹

お母さんは？

木ノ原　真

うん…今日は、帰ってこないみたいだよ…

広樹

どうしてー？

木ノ原　真

う〜ん。どうしてだろうね〜。
お父さんも分からないや。はは。

木ノ原　真

（母さん…どうやって説明するんだよ…
子供達に死んだなんて言いづらいだろ…）

陽太

えー！やだやだ！なんで！

木ノ原　真

なんでって言われても…

子供は、広樹と陽太と言って双子だった

陽太は、寂しがりやりで常に泣いてばっかの子だ

広樹は、真面目で何でも聞いてくる子だ

木ノ原　真

（子供達には、悪いが…施設にいれよう…）

施設の人

はい。こちら●施設です。

施設の人

親がいなくなったり、親がすてたり、親が見れなかったりの時に子供をおわずかりする施設でございます。

木ノ原　真

あ、あの…

施設の人

はい。

木ノ原　真

もう…子供達が見きれなくなったので…
施設にいれてもいいですか？

施設の人

そうですか。いいですよ。

施設の人

子供は、お返しする事も可能ですがどうしますか？

木ノ原　真

ずっと施設でいいですよ。

施設の人

わかりました。

施設の人

手続きをしますね。

木ノ原　真

ありがとうございます。

施設の人

いえいえ。それでは。

木ノ原　真

はい。それでは…

木ノ原　真

（子供達には、悪いけど…仕方ないことだから…）

木ノ原　真

もう…寝よう…

次の日

木ノ原　真

母さーん

木ノ原　真

朝ごはーん

木ノ原　真

って。母さんいないのか。

木ノ原　真

陽太と広樹を施設まで連れて行こう。

木ノ原　真

とにかく、朝ご飯食べよ。

木ノ原　真

陽太ー。広樹ー。
朝ご飯だよー。

広樹

お母さんは？

木ノ原　真

え…と…仕事…かな？

陽太

うゎーん😭

木ノ原　真

ど、どうした？

陽太

お母さんがいないー！どこー？😭

木ノ原　真

え…と…

広樹

仕事だって。

陽太

え…またー！うゎー！😭

広樹

しょうがないよ。きっと忙しいんだよ。

陽太

うん…しく…しく…🥺

木ノ原　真

あ…広樹ありがとな。

広樹

うん！

木ノ原　真

（施設に行くことなんて…知らないだろうな…勝手に行かせるお父さんを許してくれ…）

木ノ原　真

なぁ。広樹。陽太。
話があるんだ。

広樹

なに？

陽太

なに…？

木ノ原　真

父さん1人じゃお前らのこと育てられないんだ。だから…すまないが施設に預けようと思う。ごめんな。

広樹

施設？ってなに？

陽太

🥺

木ノ原　真

子供がいっぱい、いる所だよ。

陽太

え…？

広樹

そっか…

陽太

うゎーん！なにそこ！怖いよー！😭

広樹

陽太。泣くな。
しょうがないんだから。

陽太

うん…しっく…しっく…

木ノ原　真

本当にごめんな。

広樹

ううん！気にしないでよね。
お父さん、大変なんだよね！

木ノ原　真

ああ…（なんか悪いな…）

木ノ原　真

もう、施設に行こう。

広樹

うん！いいよ！

陽太

うん…😟

ブーンキキー

木ノ原　真

あ。ここだよ。

広樹

うゎー！すごいね〜。

陽太

怖いよ…🥺

木ノ原　真

まぁ…そうだよな…

施設の中に入り

木ノ原　真

あ。あの…

施設の人

はい！

木ノ原　真

この子たち預かってもらえますか？

施設の人

ん？あ！木ノ原さんですね！
わかりました！

施設の人

僕達の名前は？

広樹

広樹！

施設の人

広樹くん？

広樹

うん！

施設の人

そうなんだ。僕の名前は？

陽太

陽太…

施設の人

陽太くんね。

施設の人

２人ともよろしくね！

施設の人

私の名前は、池上　歩美
よろしくね！

広樹

歩美ちゃん…？

施設の人

うん！

木ノ原　真

じゃあ…よろしくお願いします…

施設の人

はい！かしこまりました！

木ノ原　真

じゃあな。広樹。陽太。

広樹

ハイバイ！

陽太

バイバイ…

木ノ原　真

あ〜ぁ。酒飲みてぇーな。

カンカラカン

木ノ原　真

ん？何の音だ…

木ノ原　真

さ、酒！？

木ノ原　真

しかも、まだはいってる！

木ノ原　真

やった。飲みたかったからな〜。

ゴクゴク

木ノ原　真

くぅー！うめー！

木ノ原　真

でも…何で、アパートから…？

アパートの管理人

知りたいかい？

木ノ原　真

うゎ！びっくりした…
は、はい。

アパートの管理人

ここのアパートは、物が貸し借りできるアパートなんだよ。貸し借りというより最近の若者は、借りるだけなんだがな。

アパートの管理人

ここらじゃ、知ってる人もあんまおらんと思うよ。アパートがここにあることも知らんと思うよ。やけ、ここに来たあなたは、運命かもね…

木ノ原　真

運命！？

アパートの管理人

あはは。何でもないよ。

アパートの管理人

このアパートの前で願い事を言えばでてくる。例えばお酒が飲みたいと言えば、お酒がでてくるしね。

木ノ原　真

え？頭が追いつきませんけど…

アパートの管理人

まぁそりゃそうだよ。

木ノ原　真

なら！仕事しなくてもいいってことですか？

アパートの管理人

う〜ん。まぁ…僕に言われても困るけど…

木ノ原　真

やった！これで、仕事しなくていいんだ！

アパートの管理人

あ。でも注意しないといけないことがあるよ。

木ノ原　真

注意？

アパートの管理人

ああ。
あんまり願い事をしていると
いつか、危ないことになるよ。

木ノ原　真

えぇ！危ないこと！？

木ノ原　真

（仕事しないからいいと思ったのに…）

木ノ原　真

（いや…でも…少しだけなら…
ほんとに無理な時に…やれば…）

アパートの管理人

あと、もらった物は、1日で消えるからね。

木ノ原　真

１日…？

アパートの管理人

まぁ。そういうことで。
くれぐれも気をつけてね。

木ノ原　真

あ。行っちゃった。

木ノ原　真

（くれぐれも気をつけてか…）

木ノ原　真

（何でも願いが叶うなら…女ももらえるってことか…？）

木ノ原　真

（でも…1日で消えるって…
どういうことだ…）

木ノ原　真

（女をとっても1日だけ…？）

木ノ原　真

（１日でも構わない！とにかく女ゲットしよう！）

木ノ原　真

可愛い女がほしいなー！

続く・・・

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浮瀬いちご（RIA）

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