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※とてつもなく人を選ぶ内容です※
・学パロ、家族パロもどき ・全員病んでる。狂ってる ・↑桃さんだけ何とか無事 ・黒さんが特にやばい。優しい温厚ママンの面影も無い。なんなら虐待する側 ・水さんがボッロボロになる ・白→水の報われない狂愛 ・青→黒の報われない兄弟愛 ・潜在的な赤→白 ・黒は亡くなった親父に依存してる ・またしても何も知らないりうらさん(14) ・息を吸うようにキャラ崩壊。当たり前のように精神疾患 ・🐿🦟、OD表現あり ・水さんの登場回数多め。桃さんの登場回数少なめ ・完結まで行く連載的な物語的なあれじゃなくて、この世界観に合わせて短編をひたすら投下する感じ(伝われ) ・年齢は毎回記載します。記載されてなかったら赤→14、水→18、白→18、桃→20、青→22、黒→25 って思って下さい ・脅威の5707字。タップ数こと少ないですが文量が多いです ・要約【 な ん で も 許 せ る 人 向 け 】
長い文になりますが上記全てお読みいただきこの時点で無理だと感じたらブラウザバックをお願いします
軽いスペック↓
赤:14歳。拾い子。躁鬱 水:18歳。被虐待児。鬱病 白:18歳。アダルトチルドレン 桃:20歳。一人暮らし。唯一の健常者 青:22歳。自宅警備員。幼児退行 黒:25歳。社会人。複雑性悲嘆
詳しい自己紹介は後ほど。しばらくスクロールしたら本編(Prolog)始まります。
もぶ
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飽きるほど聞いた噂の内容。聞きすぎて逆に内容を忘れてしまうかもしれない。――人の噂も七十五日、と言うしそろそろ触れないで欲しいがみんなが僕を逃がさない。
そりゃそうだろう。僕らの学校はとても厳しい進学校だ。スマホ持ち込み禁止で家に帰ったら勉強する人が殆ど、つまり面白い事に飢えてる生徒達が多いのだ。そんな生徒らがこんな美味しい噂を逃すはずも無く、自分の家の噂を何回も聞く羽目になっている。――まあいくら面白さに飢えてると言って本人の近くで噂話をするのは如何なものかと思うが。
水
率先するかのように大きくくしゃみをする。女子生徒らは僕が近くに居たのを気づいてなかったらしく「やばっ!」と方を震わせながら早歩きで去っていった
水
遠ざかった女子生徒を見て安心感が込み上げるが、あと少しで家に着くとなると憂鬱だ。今朝は機嫌が良かったが、今は大丈夫だろうか。逃げ切ることは出来るだろうか。様々な不安が僕を襲うが家に帰らないと言う選択はできない。
僕は、家への到着が遅くなるようにゆっくりと足を進めた。
着いてしまった。はぁ、と思わずため息が漏れる。しかし玄関先で立ち止まっていても仕方がない。憂鬱で重い腕でガチャリとドアを開けると、まず目に入るのは白い髪の毛だった。
白
この、目をハートにして、早口で僕に話しかけてくる白髪の男の子は初兎と言う。僕に依存しているかなり厄介な人だ。
普段から僕が帰ってくるまで玄関で待ち伏せしてきて、僕に構い倒してくる。正直めんどくさい。例外があるとするなら、リスカとかODとかしてしょーちゃんが自室に籠ってる時だけだ。
水
疲れたような口調でしょーちゃんに話しかける。するとしょーちゃんは表情を曇らせる。が、それは無視だ。無視したって殴られないし責められない。ただしょーちゃんがが過呼吸になったり、ODやリスカが酷くなるだけ。しょーちゃんがどうなってたって僕に危害がないならどうだっていいのだ。
白
ハッハッ、と呼吸を荒く――過呼吸になりながら初兎さんは去ろうとする僕を送る。全身が「行かないで」と言ってるが無視だ。――大丈夫、今日は機嫌が良かったからりうちゃんが助けてくれる。
ほら、バタバタと階段を下る足音が聞こえてきた。めんどくさい兄はめんどくさい弟に任せて僕はとっとと立ち去る
赤
赤
しゃがみ込んだ初兎さんに駆け寄り背中を撫で、呼吸を促す赤い髪の毛の男の子はりうらと言う。拾い子だ。
りうちゃんはまともそうに見えて狂ってる。普通の家族に強い憧れを持っているんだ。躁鬱で、今日みたいに機嫌の良い日は「優しい弟」になって、機嫌の悪い日は「ヒステリックな弟」に成り下がる。
なにをトチ狂ってるかその時は皿やら花瓶やら手当り次第物を投げつけてくる。そして本人にその時の記憶は無い。だから責めようにも責めれない。――それ故、とてつもなくめんどくさいのだ。
「おかえり」と言いながら「もう少し初兎兄ちゃんを気にかけてあげてよ」と目線で言ってるが知らないフリをする。だってめんどくさい。僕は自分の世話でめいいっぱいなんだ。
水
赤
僕から初兎さんに視線を変えたらとっとと階段を登り自室まで歩く。なるべく早く帰って自分時間を堪能しなくてはならないのだ。
水
息を大きく吐きながら制服のまま寝台へダイブする。楽しい事が無い世界、なんで生きてるかも分からない。そんな自分への不信感を和らげてくれるのがこの寝台と――
――リスカだけだ。
寝台から降りて、ササッと部屋着に着替えれば勉強机の椅子に座り、長袖の部屋着の袖を捲る――すると現れるのは、大小様々の傷跡。治りかけやら、サカブタやら。お世辞にも綺麗とは言えない腕が広がってた。
カチカタカチ、とカッターの刃を出してスゥーーっと肌になぞらせる。それと同時にピリピリとした痛みを感じて心地が良い。僕はまだ生きてるんだ、と自分自身の存在を認識できて安心感が込み上げる。
ぶわり、となぞり跡から赤い血液が溢れ出して、机に垂れる。一連の流れが美しくて仕方がない。赤く夕日に染まった海が波を立てているように輝いて見えた。
水
口角を上げ、声を出しながらまたカッターを滑らせる。ピリピリ、ジワリ。"リスカ"と言う行為全てが美しくて堪らなかった。
水
憂鬱げに溜息を漏らせばティッシュで血を拭き取り、消毒で傷口を洗って、包帯で腕をぐるぐる巻きにする。正しい手当の仕方など分からない。完全に自己流だ。
だけど、皮肉な事に包帯を巻くのは段々と上手くなっている。これも全てアイツら――父親と兄弟のせいだ。
母親の事は知らない。会ったことも無いと思う。父親の事は嫌という程知ってる。ショタコンで、ゲイで。自分の性的欲求を満たすために子作りをしまくって好みの子が出来たら玩具として遊んだこと。その玩具が成人したら犯iそうと思ってたこと。――その玩具が僕のこと。
今でも鮮明に覚えてる。気持ち悪いぐらいに笑みを浮かべながら泣き崩れて嫌がる僕に向けて殴ったり蹴ったりを繰り返して来たこと。そして、僕の前でいきなり倒れて死んだこと。心臓発作、らしい。詳しくは知らないし聞く気も無いが、ざまあみろって思った。
父親が死んでようやく開放されると思ったら、今度はアニキが僕を殴ってきた。父親よりも重くない一発なので随分楽になったし、ニタニタと気持ち悪い笑みを浮かべられないのは助かったが、僕に対して憎悪に染まりきった目を向けてくるのが精神的にしんどい。
どうして僕にそんな目を向けてくるか、答えはきっと一つしかない。アニキが父親のことが大好きだから。だから父親の意志を継いで僕を殴るし、父親は僕の目の前で倒れたんだから僕を「殺人犯」と見て恨んでいる。逆恨みもいいところだ。
逆恨みと言うならもう一人の兄だってそう。いふ、と言う上から二番目の兄はとてつもないブラコンだ。アニキのことが大好きなのである。だから、アニキに殴る蹴るされてる僕を心底羨ましそうに見てて、「アニキに構って貰ってるんに泣き喚くなよ、阿呆」と何度言われたかはもう覚えてない。
いふくんもいふくんなりに事情があるのも分かるけど、目と目があったらポケモンバトル並に悪口言われるのは正直堪える。だけど基本は雛鳥のようにアニキについてまわるから無害だし、最近は幼児退行することが多くなってきたから随分マシだ。
だけど好かれすぎるのもどうかと思う。代表例がしょーちゃんだ。しょーちゃんと僕は双子で、小学生までは普通の関係を築けてた…と思う。だけど小5の秋、しょーちゃんをいじめから救ったら地獄が始まった。
とにかく依存が酷いのだ。ストーカー、待ち伏せ、GPS、盗聴、強 i 姦。軽く思い出しただけでこれだ。特に強 i 姦は堪えた。父親ですら成人まで手を出さなかったのに中学生になって初めてを奪われるとは。
それから……いや、前々からその傾向はあったかもしれないが、それをきっかけに爆発して人間関係を築くのが非常に怖くなった自覚はある。人と話すだけで体が震えちゃうんだ。殴られるのはもう平気になってきたのに、僕も弱いよね。
人間関係を築くのが怖くなった原因の一つに、必ずりうちゃんがあると思う。当時家の中に味方がりうちゃんとないちゃんしか居ない、と思ってた時にりうちゃんが躁鬱になって、僕…いや、みんなに皿やらリモコンやらを投げつけてきたんだ。
信じてた人に裏切られるショックは大きい。だから今、誰も信じてない。家族もみんな大っ嫌い。僕は僕の為だけに生きているんだ。
――だけど、ないちゃんだけは信じてる。家を飛び出しちゃったけど、一緒に住んでた時は家事も掃除も……怪我の手当てもしてくれて。ないちゃんがそばに居るだけでかなり安心出来たんだ。あ、家事は今りうちゃんが引き継いでるよ
水
自分らの関係性を振り返って、乾いた笑みを零す。まさに地獄だ。だけど僕はこの地獄を生き抜かなきゃ行けない。どんなに苦しくてももがかなきゃ行けない。
大丈夫、僕ならできる。
決意を心に一つ零して、自分自身を無理矢理納得させるように右手をぎゅっと握りしめた。
詳しい自己紹介
賽ノ目りうら:14歳。中学2年生。現在保健室登校。拾い子で唯一血が繋がってない。5歳で拾われた。前の家族のことは覚えてない。小学校に上がってから自分の家族の歪を自覚してしまい、それを機に狂い始める。小4の辺りで躁鬱を発症。小5では保健室登校になる。躁の時は弟らしく、兄をしたう可愛い子(のフリ。本当は無駄に怒鳴ったり期待したり……etcで修羅場な賽ノ目家を嘲笑ってる。)だが、鬱の時は誰彼構わず皿やらリモコンやらを投げつける性格になってしまう。自分が鬱で暴走してる時の記憶は無い。
賽ノ目:18歳。高校2年生。ちゃんと学校に行っている。家族の中での最高傑作。何にも父親が一番好きな見た目が彼。そのため父親の期待を全て背負わされて生きてる。父親から、そして父親が死んでからは黒から強制勉強、体を鍛えるためと言われ殴られる、楽しむ時間を与えられない、吐いても殴られ発熱しても勉強机に座らされたりなど、かなりしんどい環境下にいる。無自覚アダルトチルドレン。自己肯定感がかなり低い。だけど自分より家族の方が嫌い。桃の事はだいすき
賽ノ目初兎:18歳。高校2年生。通信制高校に通っている。水が大好き、命の恩人。小学生の頃虐められてて精神的にしんどい時に水に庇われ虐めをやめてもらえた。その日から水にベッタリ。ある日我慢できなくて水を強,姦した。水にとってはその出来事は十分トラウマであるが白にとっては「運命的な俺ら――♡」と能天気に明るい思い出としてしまってある。水を虐める黒と青が嫌い。赤に関しては無関心。水を除く兄弟なら桃が好き。良く青と黒のことに関して愚痴っていた。今はもう愚痴れない。
賽ノ目ないこ:20歳、大学生。大学に入学するために一人暮らしを始めた。赤と同じくこの家庭が歪なことに気づいてしまい、精神を病むのではなくとにかくここから逃げ出したいと思うようになった。それから頭脳を鍛え、それなりに賢い大学に行けるようになり一人暮らしデビューである。一人暮らしした時息の吸いやすさに感動した。ここの唯一の常識人だが、世間から見るとそれなりに不思議ちゃん。
賽ノ目いふ:22歳。自宅警備員。ド級のブラコン。家が歪なことに気づいておらず、ひたすら黄のことが大好きで慕っていて、自分のことを見てほしいと思っているが自分を見ておらず水のことばっかり見てるからイラつく。嫌がらせはしょっちゅう、殺人計画とかも立てるけど初兎に阻止される。無駄に賢いやつめ。そして鬱ってる。偶にまるで二重人格かのように幼児退行するため社会人になるのは難しそうというのが医者の判断。
賽ノ目悠佑:25、社会人。ド級のファザコン。父親が死んでから父親の意志を次ぐように水にだけ虐待と言える程の教育を注ぎ、ほかの子供たちは殆ど埃のように見ていた。多少罪悪感を感じているが、父親が死んでこの男も狂っているのである。「俺は親父の意志を守ってるんや。親孝行なんや。こうすれば親父は救われるんや」と妄信的に信じて水に暴行を振るい続けている。
次回:赤から見た日常(予定)