マフィアに巻き込まれる可哀想な俺の話

マフィアの一員になりました

最初に俺がやったことは

初兎の武器である毒の制作でした

目の前に並ぶ試験管に入った気持ち悪い色の液体たち

初兎によると液体それぞれで効果が違うらしい

昨日(夜)

あの後いむしょーと俺は俺の事を殺しに来たヤツらが誰なのか、その雇い主が誰なのかを調べる手伝いをしたのだか....まーこれが大変だった

資料を見て犯人を当てるだけ、だとしても資料の数がえぐかった、多分あの量の仕事しろとか言われたら俺は死ぬ

それに俺も敵自身の顔を完全に覚えてる訳では無い、てかメンバーがいきなり戦うっていう衝撃的行動のせいで色々記憶が飛んでる気がする

俺と初兎は休み休みしてたけどほとけはぶっ通しでしてた、こいつこんな集中力あったか？

俺が長いこと働いて来た会社だ お世話になった先輩や最近やってきた後輩、共に頑張ってきた同期

そんな人達に何も言わずに辞めるのはおかしな話だ それに仕事の引き継ぎだってあるしアニメや漫画みたいに辞表を出してもすぐに辞められるわけじゃない

それにまたって言うけど今回の取引相手が危なかっただけで普段は大丈夫なはずだ

たしかに危険性はないし、書類仕事なら俺にもできるかもしれない、それでも悩んでしまう

アニキは論外、アニキッズなのにするわけが無い

初兎にするとこいつが自分の毒で自分を苦しめるただのドMになるから選択肢からのけてやるか

りうらは...最年少にやるのは気が引ける