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side.優花
1週間後のテストに向けてテスト勉強に励んでいたとき
ピロンッ
軽快な通知音が私の手を止めた
通知の内容を確認すると
その投稿は黒輝によるものだった
どうやら黒輝と主の2人がカラオケで勉強会をしているらしい
優花
密室に男女2人きり
優花
そんなことないはずと考えても
主が相手だと思うと不安になってしまう
優花
黒輝は昔、主が好きだった
小学校低学年の頃だった
その日、主は先生と作業があって私と黒輝の2人で帰ることになった
私は嬉しかった
だって、黒輝が好きだったから
でもその帰り道
私は黒輝に
黒輝(小学)
黒輝(小学)
そう告げられた
優花(小学)
私はショックだった
でも、好きな人を困らせちゃいけないと思って
優花(小学)
優花(小学)
応援するよって、
そう言ってしまった
それから黒輝は私に恋愛相談をよくするようになった
そのことによって2人きりで過ごせる時間が長くなったのは嬉しかった
でも、好きな人の好きな人の話を聞くのは、そんな喜びを覆い被してしまうほどに、私の心をえぐった
優花
そして私はその時から今まで、ずっと黒輝を思い続けていた
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