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生徒会長、 奥出早紀。
いくら探しても見つからない。
授業終わりに毎回あいつのクラスに行っても、 いつも席を外している。
拓斗
友人
拓斗
友人
それはそうだった。
拓斗
友人
拓斗
友人
拓斗
友人
こいつは本当に力になる気があるのか。
拓斗
友人
確かにそれはそうかもしれない。
というか、 もう全て知っているように思えるのだが、 あえて俺から喋らせようとしているのか?
拓斗
友人
意地でも認めないらしい。
拓斗
友人
拓斗
友人
拓斗
友人
俺は生徒会長との関係と、 ゲームのことも全て話すことにした。
拓斗
友人
明らかに納得していない顔をしている。
拓斗
友人
やっぱり分かってたんじゃねえか。
拓斗
友人
拓斗
こんな状況でも友人は余裕ぶって、 俺をばかにするんだ。
友人
拓斗
友人
拓斗
友人
拓斗
てっきりまた親戚か何かかと思っていた。
友人
拓斗
世間は狭いと言うが、 そこまであからさまに狭くもないということか。
貝塚拓斗の知らないところで、 また悪意は動き出していた。
後輩
奥出
後輩
拓斗の代わりに奥出に会っていたのは、 生徒会の後輩だった。
拓斗が謹慎処分を受けて以来、 こうして休み時間のたびに、 三年生の教室に現れている。
奥出
後輩
奥出
その後教室を訪れた拓斗は、 当然会えずじまいで、 肩を落として戻っていくのだった。
放課後になり、 俺はすぐに三年生の全教室を確認した。
拓斗
友人
拓斗
友人
おお、たまには役に立つ。
拓斗
友人
やけにあっさりしているな。
拓斗
友人
拓斗
友人
俺たちは逆方向に歩き出した。
職員室に着いたものの、 生徒会長の姿は見えない。
担任
拓斗
よりにもよって担任と出くわすなんてツイてない。
担任
そりゃそうだ。
大嫌いな数学の授業、 俺を犯人扱いして勝手に見損なっている教師、 何が楽しくて真面目になれと。
拓斗
担任
拓斗
担任
友人は関係ないだろ。
少なくともお前よりかは頼りになるんだぞ、 俺の友人をばかにして痛い目見るのは、 お前のほうなんだからな。
拓斗
担任
拓斗
担任
睨んだから何だというんだ。
俺は無理やり生徒指導室に連れていかれ、 一時間ほど説教を受ける羽目になったのだった。