テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
人混み、浴衣、屋台の灯り、どこからか漂う焼きそばの匂い。 夏の夜、ふたりは並んで歩いてた
若井滉斗
大森元貴
若井滉斗
大森元貴
若井滉斗
金魚すくい、失敗→ふたりで笑う
わたあめ、ひと口ちぎって渡す→目が合って照れる
焼きそば、ひとつをシェア→ひそかにお箸ぶつけあって笑い合う
ぜんぶがちょっとずつ、甘い。
途中、人混みがすごくて、自然と手を繋いだ
大森元貴
若井滉斗
繋いでいたのに…
わたあめ片手に、ふたりで人混みを歩いてた。
でも——一瞬、視線を外したそのとき
若井滉斗
振り向いたときにはもう、 あの背中が、見えなくなっていた。
大森元貴
人波の流れに逆らえず、知らない方向に流されて、 あっという間に、祭りの中心から外れてた。
ふと立ち止まったところで——