伊織
伊織
?
伊織
毛むくじゃらの体。
俺の瞳と同じ、太陽のように、黄金色の…。
フサフサの毛。
そして…。
まるで漆黒の闇のような 瞳の色…。
そう…。
魔物…。
伊織
伊織
魔物
魔物
?
魔物
魔物は口から葡萄のような 美しい紫色の毒を吐く。
それを俺は避けてゆく。
伊織
伊織
魔物
魔物
その時、吹いた風が俺の髪を なびかせる…。
それと共に眩しいほどに輝く 銀色の光…。
?
?
?
?
…頼もしいほどの声が 響き渡る。
少し幼げなこの声と。
銀色の眩しい光ー。
伊織
光樹
光樹
光樹
光樹
伊織
伊織
光樹
光樹
光樹
光樹
光樹
魔物
突然唸りだす、魔物。
…まずいぞ。
…こいつが唸ると。
他の魔物が…!
光樹
光樹
伊織
光樹…何をする気だ!?
光樹は手を合わせて 唱え始める…。
光樹
まさか…!?
伊織
光樹
魔物
魔物が光樹に襲いかかる…!
魔物の攻撃に、光樹の腕からは血が滲み出ている…。
その攻撃に、思わず光樹は 大きな声を上げる。
光樹
伊織
伊織
光樹
光樹
光樹
伊織
光樹
光樹
光樹
伊織
伊織
光樹
光樹
伊織
光樹
光樹
光樹
伊織
光樹
伊織
俺は先輩を抱えて…
宙を舞う…!
だ…ですか…。
ん?何だろう…?
だい…です…か…
うーん…まだ眠いよ〜。
大丈夫 ですかっ!?
紫
誰かの声を聞きながら、私は 目覚めたんだ…。
黄金色の瞳。
見た事がある気がする、 優しい笑顔。
懐かしいようなこの声…?
伊織
伊織
伊織
伊織
え、待って…!?
誰…!?
さっきって…何?
…っていうか!!
なんで私に謝ってるの…!?
紫
紫
伊織
伊織
伊織
どうしよう。
思い出せない…。
…のに。
心に突っかかっているものが あるような気がするのは…
気のせいなんかじゃ…
ないはず…!!
コメント
22件
光樹君最高ですなぁぁぁ!
光樹くん最高!!!お兄ちゃんを助けるってめっちゃ優しい!!! 紫ちゃん、伊織くんのこと忘れちゃったの……?