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紫
なんでだろう…?
聞き覚えのあるような…?
何度も何度も呼んだような…?
…そんな名前。
伊織くん…?
伊織くん…?
伊織くん…?
伊織くん…?
ど、どうしよう…。
思い…出せない…。
紫
紫
紫
伊織くん…?
伊織くん…?
伊織くん…?
伊織くん…?
伊織くん?の目には
今にも溢れてしまいそうな ぐらい…
涙が浮かんでいた。
…このままじゃ、駄目だ…!!
何故だか分からないけれど…
そう感じた。
紫
紫
伊織くん…?
伊織くん…?
紫
紫
伊織くん…?
伊織くん…?
そう言うと、伊織くんは…
素早く走り去って行く。
…伊織くん…?
…私は…。
…どうしちゃったの…?
あなたの事が…
思い出せないよ…。
その頃俺は…
ようやく魔物を倒し終えて。
二人を探しに、ただだだ。
がむしゃらに、走っていた…。
俺(光樹)
俺(光樹)
遠くぼんやりと見える、
見慣れた後ろ姿。
あれは…。
俺(光樹)
…間違いない。
あれは…
兄ちゃんだ…!!
俺(光樹)
兄ちゃん(伊織)
兄ちゃん(伊織)
これは…
特大級の、雷が…!?
…そう思い、俺は 首をすくめる。
だけど。
兄ちゃんの口から 出てきた言葉は…。
予想していなかった 言葉だった。
兄ちゃん(伊織)
兄ちゃん(伊織)
俺(光樹)
兄ちゃん(伊織)
俺(光樹)
俺(光樹)
…あれ?
待って…!?
…紫は…?
俺(光樹)
俺(光樹)
俺(光樹)
兄ちゃん(伊織)
兄ちゃん(伊織)
兄ちゃん(伊織)
兄ちゃんは、今にも 倒れそうなぐらい…
弱々しく笑う。
嘘…でしょ…?
どうして…?
まさか。
魔法を間違えた…!?
俺(光樹)
俺(光樹)
俺(光樹)
俺(光樹)
兄ちゃん(伊織)
兄ちゃん(伊織)
何言ってんだよ…。
兄ちゃんは…。
兄ちゃんは…もっと…
俺は兄ちゃんの手を握る。
俺(光樹)
俺(光樹)
俺(光樹)
俺(光樹)
兄ちゃん(伊織)
俺(光樹)
俺(光樹)
俺(光樹)
兄ちゃんは、一つ一つ…
丁寧に俺の言葉を聞いていた。
そして…
大きく深呼吸をする。
兄ちゃん(伊織)
兄ちゃん(伊織)
俺(光樹)
俺(光樹)
俺(光樹)
俺(光樹)
兄ちゃん(伊織)
兄ちゃん(伊織)
俺(光樹)
まったく…兄ちゃんは…。
でもきっと…大丈夫。
兄ちゃんと紫なら。
…きっと大丈夫…。
心から、そう思えた。
コメント
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沢山のキャラが登場するのに、一人一人に個性があり素敵です!!
紫ちゃん記憶取り戻して!!! 光樹くんは優しい……!!お兄ちゃんを大切にね!!