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殺し屋、バビルスに通います

第12話 - 第12話

102

2025年06月29日

#魔入りました入間くん

#魔入りました！入間くん

る　な

アマネ

…、っ、

レン

…お嬢ちゃん、？

アマネ

っ、あ、

アマネ

レン、ちゃん、…、

レン

大丈夫ですか、？

レン

さっき理事長に呼ばれたらしいじゃないですか

アマネ

…、ｯ

アマネ

えぇ、♡

アマネ

大丈夫大丈夫~。♡…

レン

…、無理しなくて良いんですよ

アマネ

……、大丈夫よ？♡

レン

、…顔、引きつってます、

アマネ

っ、

アマネ

…、流石、

レン

、…大丈夫じゃない、ですね

レン

お家、帰りましょうか

アマネ

…でも、授業あるし、迷惑掛かっちゃうわ、

レン

俺がなんかいっときます

レン

帰りましょう

アマネ

…、ありがとう

アマネ

”レン”

レン

、えぇ

アマネ

たっだいまぁあ~♡

レン

お父様は今はいませんよ

レン

”役作り”しなくて大丈夫です

アマネ

気づいてたの、

レン

はい。だって護衛ですから

アマネ

…鋭いね

アマネ

…は、ぁ

レン

で、理事長室で何があったんです？

アマネ

…あ~もう、直球で言う

アマネ

私が入間を殺そうとしたのが、

バレた。

レン

ｯ、…

レン

まじ、ですか

アマネ

ほんと、

アマネ

最悪…

アマネ

でもまぁ、薄々気づいてたけど

レン

、何故です？

アマネ

、あ~、わかんなかった?

レン

はい、っ

アマネ

後ろから、もしくは変装してまでずっと

アマネ

ついてきてた。

レン

…っ、そう、なんですか

レン

気づきません、でした、…

レン

不甲斐ない、です……

アマネ

大丈夫、

アマネ

別にど~せ、私しか気づけないし~、笑

レン

…、お嬢ちゃん、一人で抱え込まないで

アマネ

へ、っ、

レン

…ずっと、昔のこと

レン

引きずってる、…

アマネ

ｯ、そんなこと、ない

レン

見ててわかりますよ

レン

じゃなきゃお父様に喋り方を似せない

アマネ

っ、…

…確かにそうかも知れないいや、絶対そうだ、ね

ー過去ー

アマネ

…おかぁさん、

アマネ

ここから、だしてよ、…

母

駄目よ~

母

お父さんが来ちゃうかもでしょう？

アマネ

…うぅ、っ

母

はい、次はこれを着て~、

母

喋り方はこうねっ、

アマネ

…うん、

私は、実の母”クォーツ·ハナク”に監禁されていた。母は、私の父、”クォーツ·リリム”を嫌っていた。それでも私を愛してくれた。だが、愛し方が異常だった。

アマネ

お母さん、ここから、出してほしい、…

母

喋り方が違うｯ

母

ﾊﾞｼﾝｯ…

アマネ

ぃ゙……、

母

いい~？

母

喋り方は、

母

お母さん、ここから出して欲しいのっ、お願い、っ♡

母

でしょう？

アマネ

…、ごめんなさい

母

怒ってないわよ~笑

母

はい、じゃあこれ来てね

可愛い言葉にふりふりの衣装、私はまさに母が望む私の着せ替え人形だった。

アマネ

（こんなの、好きじゃないのになぁ…、っ）

そんなある日…

母

ぎゃああっ、！！

母

なにするのっ、

母

やめてｯ

レン

ぁ”？

レン

黙れ

レン

お嬢ちゃん…、っ！！

アマネ

…、レンｯ、

母

やめてぇぉええええええええええ”

母

私からその子を奪うなぁぁああ”

レン

ｶﾁｬ､（銃を準備）

アマネ

…、それ貸して

レン

…、っ、はい、

アマネ

…糞が

アマネ

ﾊﾞﾝｯﾊﾞﾝｯﾊﾞﾝｯﾊﾞﾝｯ、

母

ぅ、…”ｯ、あ”

私は十二歳で初めて母親を殺した。

レン

お嬢ちゃんっ~、

アマネ

ぎゅ、…っ

レン

辛かった、ですよね、

アマネ

う……っ、うん、っ、

クォーツ·リリム

あっ、ｯ

クォーツ·リリム

アマネｯ、~、泣

アマネ

ｯ、お父様ｯ~、

お父様と再会して、

クォーツ·リリム

いい？ここを引くの

アマネ

、う、うん！

殺しの仕事をやって、

アマネ

あっはは~

アマネ

そうなんですよ~笑

誰かと話していくうちに、

アマネ

~~、ｯ、

アマネ

やだ、なぁ…、

自分が嫌いになった。

　だって私は、お母さんが想像した”理想の私”だから。ずっとお母さんの理想を演じていると自分が消えて、自分が演じる役が自分になる。 ……私はどこまでもお母さんに囚われたままなんだね。

そう思ううちに

クォーツ·リリム

おっはよ~ん！！

クォーツ·リリム

あまんまねちゃぁ~んっ！♡

アマネ

…あ、~、ん、っと、

アマネ

おっはよ~ん！

アマネ

お父、様！♡

お父様の真似事をするようになった。

アマネ

…、はぁ

お母さんに囚われるのが嫌だったから。

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