△△ ○○
いぬまき…せんぱい…?
狗巻 棘
おかか、たかな!?(だいじょぶか!?)
手をのばした先の剣が先輩に持ち上げられる
パンダ
何やってんのー!!!
狗巻先輩に上半身を起こされ、剣を受け取る
△△ ○○
せんぱい…伏黒君のとこに…
狗巻 棘
おかか!!
△△ ○○
だいじょうぶですから…
狗巻 棘
…
話し合っている東堂先輩とパンダ先輩を横目に、私は狗巻先輩に支えられて伏黒君のそばによる
伏黒 恵
?
伏黒君の隣に座ると私は快癒円蓋を出した
伏黒 恵
…!
狗巻 棘
!
△△ ○○
…
力が抜けて狗巻先輩の体に寄りかった
△△ ○○
ごめんね…ごめんなさい…
私は涙のこぼれる目だけ、伏黒君の方に向けて言った
伏黒 恵
…何で(謝るんだよ)
東堂 葵
(反転術式か…)
東堂 葵
どうやら退屈し通しってワケでも無さそうだ。
東堂先輩が伏黒君の言葉をさえぎる
伏黒 恵
…
東堂先輩をにらみつける伏黒君を最後に記憶が途切れた
△△ ○○
どこ、ここ?
真っ暗な闇の中
夢か
地獄か…
△△ ○○
あの…
?
本当に可愛くない…!
△△ ○○
!
背後から聞き覚えのある声がする
△△ ○○
ママ…?
それは幼少期に母から言われたセリフだった
母
アンタなんか生まなきゃよかった
母
死んでよ…!!
パリンッ!
ガラスの割れる音
自然と体がこわばる
△△ ○○
…めて…
△△ ○○
やめて…
△△ ○○
ママ!!
△△ ○○
ママ!!
家入 硝子
!
家入 硝子
ママじゃないぞ…
△△ ○○
家入さん…?すみません…
家入 硝子
…
家入 硝子
相当うなされてたけど、大丈夫か?
△△ ○○
変な夢見てて…
家入 硝子
そうか…
釘崎 野薔薇
○○!!
△△ ○○
野薔薇ちゃん!!
釘崎 野薔薇
良かった…
そっと体を抱きしめられる
△△ ○○
ごめんね…戻れなくて。
釘崎 野薔薇
大丈夫!真希先輩が来てくれたし!
△△ ○○
そっか…
家入 硝子
体はどうだ?
△△ ○○
少し頭が痛いくらいです。
家入 硝子
なら、念のため痛み止め出しとくよ。
家入 硝子
歩けそうだったら帰って大丈夫だから。
△△ ○○
はい。ありがとうございます。
まだ暗くなったばかりだが、夕食を取って、ベットに入る
電気が消えると部屋は豹変した
母
気持ち悪い…!
△△ ○○
!!







