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私の名はマムナオ。お前の名前は?」
「俺はアベハルキ。お前たちの言うところの、かつての神々の末裔か。
しかし俺たちの祖先もかつては、アマゾン川に住んでいたんだぞ。
お前たちが憎む理由はないはずだ。どうしてなんだ?」
「アマゾネスの一族は、我らの父祖を裏切り、この大地を捨てて行った。
我らはその恨みを忘れてはいない。それがすべての始まりなのだ。」
「なるほど……。では仕方がないな。殺すしかなさそうだ。」
・三勝目
「お前らの目的はなんだ! お前たちの神とは一体何なのだ!! 何故この国を狙う?」
「目的などない。あるのは神の望みだけだ。我らはただそれに従うのみ……。」
「もう沢山だ! 弟がいる場所へ案内しろ! 弟に会わせろ! それが出来ないなら死ね!」
「それは無理だ。我の命は既に尽きている。我が命に代えてでも、 お主だけは生かしておくように言われていたのだがな……。
ならばせめて、お主に伝えねばなるまい。お前の弟の名はカズキ。
そして私は兄・カイゾウだ。弟に伝えて欲しい。生きていてくれと。
それから、お前の母の名を

私達はただの生贄に過ぎないのよ。もういいでしょう。私は死んだものと思って下さい。」
「だめだ。諦めてはいけない。君たちを救う方法があるはずだ。弟は何をしている?」
「弟は何も知らないはずです。何も知らずに、この神の生贄になっているのです。
早く助けに行ってあげてください。貴方だけが頼りなのです。」
・三勝目
「では、そろそろ終わらせるか。さらばだ、勇敢なる男よ。お前のことは忘れないぜ!」
「待ってくれ。君はどうしてそこまで強いんだ。それに君たちのような人達がいるなんて聞いたことがない。一体どこから来た?」
「貴様ごときに答える必要はない! しかし、もうじきこの世界の終わりが来る事を知らせに来ただけだ。せいぜい足掻くといい。」
最後の敵はそう言って姿を消した。
●ステージ3
「また会ったな。だが今度はお前一人か? では始めようか。」
「それはどうかな。見ろ! 私は独りではない。」
そこには巨大な鳥の羽があるはずだ。それを持ち帰るがよい。
それがお前への報酬となるであろう。」
・三勝目
「おめえらのような半端もんと違って、おれ様は生まれついての格闘家よぉ! そのおれ様に勝負を挑むとはいい度胸じゃねえか。
こっちはいつでも準備オーケーだぜぇい!!!」
●ステージ3 奥へ奥へと進むハルキの前に、ついに敵の親玉が立ちふさがった。
ハルキは素早く身を翻すと、相手の背後を取った。
しかし相手もさるもので、すぐに反撃に出る。
狭い洞窟の中を縦横無尽に飛び回る両者の戦いは、 まるで空中での格闘戦のようである。

私達の邪魔をする者は許さない!!」
●ステージ3 ジャングルの奥深くへ奥へと分け入るうちに、奇妙な形をした岩山に行き当たった。
この辺りだけ木々がなく、岩肌が剥き出しになっている。
その時、突如として現れた黒い影が襲いかかった。
それは、巨大な猿のような生き物であった。
慌てて避けるが、バランスを失って崖下に転落する。
・三戦目
「ほほう、よくかわしたものだ。だが次はないぜ。今度は本気でいくぞ!!」
●ステージ4 突然背後に現れた男の声に驚きながらも振り向く。
そこには、白い仮面を被った不気味な男が立っていた。
男は言った、「君も奴らの一味か?」
ハルキが答える間もなく男は襲い掛かってきた。
男の飛び膝蹴りをかわしたハルキだったが、男の攻撃はまだ終わらなかった。
連続攻撃の前にハルキのガードが崩れた瞬間、必殺の回し蹴りが飛んでくる! だがハルキはそれをかわすどころか、逆に自分の足を使って受け止めていた。
そのまま足を掴んで回転させると同時に相手の体勢を崩したハルキは、 倒れた相手に馬乗りになりマウントポジションを取った。
そして相手の頭頂部に向かって拳を振り下ろす。
しかし相手はそれを両腕でガードすると逆に腕を伸ばしてきた。
鋭い爪先がハルキの首筋に迫る。ハルキはそれをかわしざまに、 相手の腹に強烈な肘打ちを食らわせた。
「ぐっ……」
相手の動きが止まった隙に立ち上がり間合いを取ると、今度は相手が動いた。
低い姿勢からのタックルを仕掛けてくる。それをかわすために一歩後ろに下がった瞬間、 足元の小石につまずいたハルキは大きくバランスを崩してしまった。
しまったと思った時にはもう遅い。相手の右腕が振り下ろされる。
咄嵯に身をよじったハルキだったが肩口を切り裂かれてしまった。
痛みに耐えながら反撃に移るハルキ。相手の攻撃を掻い潜り、左の掌底を打ち込む。
相手が大きく仰け反ったところにすかさず右の回し蹴りを叩き込んだ。
吹き飛ばされた相手が起き上がろうとした所にハルキの跳び膝蹴りが決まる。
これで勝負ありかと思われたその時、何かが空を切る音が聞こえた。
反射的に体をひねるハルキのすぐ横を何かが通過していく。それは矢のような物だった。
攻撃の主を探すため視線を動かすと、弓を構えた男が立っていた。
「ちっ……外したか……」
ハルキはその男を見据えたまま後ずさりをして距離を取り始めた。
男は舌打ちをしながらゆっくりと近付いてくる。ハルキは逃げ場を失った。
「くそっ……仕方がない……やるしかないようだな……」
覚悟を決めたハルキは、一気に男の懐に飛び込んでいった。
突然の行動に虚を突

私のように……。私は、神の意思に従うのみ……。さらばだ!」
敵の男はそう言うと、ハルキの首筋に噛み付いた。
首筋から血を流しながら、ハルキは気を失った。
・三戦目 ハルキは意識を取り戻した。辺りを見回すと、見知らぬ場所にいた。
どうやら、何かの建物の中らしい。
ふいに部屋の隅にある鏡が目に入った。
そこには見慣れない姿があった。
髪の長い男のような姿をした自分が映っている。この男は……。
そうか、こいつがテコンドウなのか……。
しかし何故こんな姿なのだ?」
「お前たちでは、私を倒す事は出来ないよ。私は強い。
あの方はもっとお強くあられた。いずれお前たちも知る事になる。
それまでせいぜい楽しむんだな。」
●ステージ3 敵の言葉に従って進むと、巨大な湖に出た。
その中央にある島に、一人の老人がいる。
・三勝目
「わしの名はダゴン。お前たちが倒すべき相手じゃ。
ふむ、良い目をしておるな……。お前の名は?」
「名乗るほどの名はない。ただの通りすがりの日本人だ。」
「ではアマカワよ、また会おう。」
・三勝目
「あの男は我々の仲間ではない。だが我々と同じ目的を持っている。
いずれわかる時が来るだろう。」
「あの方が、そう仰ったか。ならば仕方がない。
私一人で、相手をしようではないか。」
「いい気になっていられるのもそこまでだ。
私はお前などより遥か上の男と戦ってきた。
お前ごときが相手に出来る相手じゃないんだぜ。」
・四勝目
「あの方は私に力を授けてくれた。この力で貴様を殺す!!!」
「もう終わりなのか? ならば次は私が貴様に問う番だ。
なぜ弟を狙う! なぜお前たち一族の者が、この地を汚すような事をするのだ!」
「黙れっ! 貴様に話すことなどない!!」
●ステージ3 巨大な滝の裏にある岩棚に隠れながら、ハルキは次の敵を待った。
・五戦目(最終戦)
「お兄ちゃん!! 助けに来たよっ!!!」
突然背後に現れた声に驚きながら振り向くと、そこには成長したカズキがいた。
しかし、その表情からは幼さが消えている。
それはまるで別人のような顔つきをしていた。
「お兄ちゃんを助けに来たんだ! 僕に任せておいて! 早く逃げて!」
●エンディング カズキに導かれるように逃げたハルキの前に、最後の敵が立ちふさがった。
そいつの顔を見た途端、ハルキの心の中で何かが崩れ落ちた。
「お前は誰だ!? いや、待ってくれ、思い出したぞ。あの時の男

私を殺したければ殺せ。しかしその時、貴様らはどうなるかな?」
そう言って男は死んだ。
最後の言葉の意味を考えているうちに、背後に人の気配を感じる。
振り向くと同時に、強烈な打撃を受けた。
意識を失う直前、最後に見たものは、白い肌をした美しい少女の顔だった。
・三勝目
「あの方々のおっしゃった通りになったわね。これで良いんでしょう? 私が貴方を殺す理由はないんだもの……。でも一つだけ聞かせて欲しいの。
どうしてあんな事を言った

かつての千の戦果

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