琴音
私には時間が無い。もし私の身に危険が迫っているならすぐにでもここを引き払わなくては!。
しかしどうやって? 屋根裏部屋の天井にある穴を見つめる。あそこから隣の家に行けるかもしれない。
隣の家は空き家で、誰も住んでいない事を知っていた。
隣へ行き家の中に入ると、埃だらけの部屋があった。地下室への入り口を見つける。
その地下室の中には無数の引き出しがついた大きな金庫があるだけだった。
ダイヤルを合わせる場所を見つけたので、番号を合わせてみるが何の反応もない。
諦めて外へ出たマイクの前に一人の男が立ちふさがる。男は自分がここの管理人だと名乗リそしてこう言った、「ここから先は通さない」と。
しかしマイクは強行突破して先に進む。管理人は追いかけてくるがマイクの方が足が速いため逃げ切れる。
管理人が後ろを振り向いたがもうそこには誰もいなかった。
マイクは再び外に出ると今度は女が現れる。女は「あなたの事は知っているわ、マイクさん」と言う。
そして彼女は「私の名前はアンノウン、今すぐここから逃げなさい、でないと大変な事になる!」と言って消えた。
マイクは急いで家に戻っていく、しかし途中で足を止め振り返って背後を見る。
するとそこにはもう誰もいなかった。再び前を向いて歩き出す。
しばらく歩くと人影が見えてくる。男だが顔はよく見えない。
男は「助けてくれ! 助け
