年越し

年越し ｰ年越し

桃青

実年齢 付き合ってる

流石に年末に嫌われは縁起悪いんで

嫌われ要素0

元嫌わればっか書いてる俺が 全力で書くガチのほのぼの

リモコンを手に取り

カウントダウンのテレビを適当につける

年が変わる迄あと1時間

という文字

此方を見て

照れたように笑う青は

本当に可愛い

青と付き合ってから

蕎麦が好きじゃない君に合わせて

年越しは決まってラーメン

味覚が共有されてるみたいで少し嬉しい

キッチンに立ち

お湯を沸かして

麺を茹でる

スマホでタイマーを付けて

顔を上げると

青と目が合う

それを聞いて棚から マグカップを2つ取り出す

その後

引き出しから粉とスプーンを出して

レンジでホットミルクを作る

首を傾げ不思議そうに此方を見てくる

そう言って粉をカップに入れる

実際は同じもの食べたいだけなんだけど

子供ぽくて恥ずかしいから内緒

こたつに入り2人でラーメンを啜る

何口か口に入れたところで

不意に青の方を見る

箸を置いて眼鏡を外す

前屈みになった時

少し伸びた綺麗な青髪が

つきそうになる

耳に髪を掛けると

整った顔がよく見える

綺麗な白い肌

ぱっちりとした大きな目

くせっ毛な髪

確かに女の子と間違われる位

可愛らしい顔

流石俺の彼女

だけど

急にこんなこと言われると 思ってなかったのか

俯いた顔は耳まで真っ赤

照れている様子を楽しんでいると

急に顔を上げてくる

昨日それを口実にやった記憶がある

それを言われたら何も言えないんだけど

昨日の俺殴りたい

反省し乍

盛り上がっているテレビを見ると

いつの間にかあと3分

あ､いーこと思いついた

残ったラーメンを啜り

ゆっくりココアを飲む

青も遅れて食べ終わり

ちびちびとココアを飲んでいる

姫抱きをして持ち上げると

足をバタつかせ抵抗される

そう言っても抵抗を辞めない君の

唇に1つ､キスを落とす

ほんのりと赤く染まる頬

大人しくなった青を寝室に運ぶ

明日は初詣行けないかもな

なんて考え乍

シャツのボタンに手を掛けた

年越し ｰ年越し

ほのぼのって言ったけど R15位にはなってしまった

微妙だけど許してください

読んでくれてる皆様 今年もありがとうございました

これからも気まぐれに投稿してくので 来年もそらをよろしくお願いします

なんて今年最後っぽい事書きましたが まだもしかしたら投稿するかもです