紬
悠真
紬
同じクラスの帆立先輩の事
悠真
紬
悠真
行く程度だったけどな
紬
なにかに呪われでもしたんじゃないか…って
悠真
紬
2年生のクラスだけでも
半年もしない内に4人!
行方不明か…
悠真
紬
紬
帆立先輩の最期…
紬
照
そう言い重い空気を破って バスケットコートにボールを入れたのは
悠真
紬
照
そうしたんだよ
照
何もねえ。
照
照
してやってくれないか
悠真
悠真
思ってやらなきゃな
照
照
悠真
照
お前帆立と…仲良かったろ
紬
頂きたいです
悠真
照
悠真
深く気負いすぎんなよ、照
照
紬
ありがとうございました
照
照の親から墓の場所
教えてもらったの俺だけ
だったし。
悠真
照
照
照
笹垣 照は帆立の親友だった
照
俺はまともに取り合わなかった
俺はあの時… 助けられたかもしれないのに 見放したんだ
それは帆立が死ぬ3日前だった
照
照
帆立
本当に変な奴に見られてんだよ
照
帆立
照
最近学校来ねえから
照
帆立
じゃあいいよ証拠写真
見せてやるよ
照
帆立
照
照
照
帆立
照
ジョークにしても
照
幽霊の写真でも載せんのかと思ったら
照
見せられても反応に困るわ
照
早く学校来いよ
出席数足りなくなるぞ?
帆立
帆立
くれねえんだよ
帆立
立ってんだよ
帆立
どうやって見ないように
すればいいんだよ
帆立
俺のせいじゃない
全部結月が悪いのに
帆立
頼れるの
照
いつもと変わらない ただの部室だ
けどお前がもう居ねぇ
夜の部室で1人 照はそっと目を瞑った
照
照
しばらくして 深くため息をつき目を開くと 例の忘れ物を探し、机を漁った
照
照
中身が揃ってるか確認するために ジッパーを開き中を見る
中には全て揃った筆記用具と 1枚の折りたたまれた紙が入っていた
照
中にはこう書いてあった
「人の魂は基本的に すぐに成仏するものだが」
「なにか未練を残したものは そうとは限らない」
「特にまずいのは」
「祟りや呪いを受けて死んだ霊魂だ」
「死後しばらくは霊魂にその呪いが かかって取れないことがあり」
「その呪いは、付近の低級霊を 呼び寄せる」
「低級霊は、祟られた霊魂の姿を 真似し、祟られた死者と親しかった者の 所へ行ってしまうのだ」
「気を付けろ」 結月より
照
結月の書き置きか?
俺のペンケースにわざわざ入れたのか?
照
結月…お前まであいつの死んだ事 茶化しやがんのか
ふざけんなよ いい加減にしろどいつもこいつも
照は思い切りメモを二つに裂き ゴミ箱に投げ捨てた
照
どいつもこいつも…
クソ野郎が…!
部室の鍵を閉めて職員室へ戻る
がたん
後ろで鳴った物音に 思わず照は振り返った
照
照
音がした廊下に出るも、 誰もおらず暗い廊下がずっと 続いているだけ
しばらくして、 照は荷物をしまって 部室の鍵を閉めて出ていった