アラサーも近づいてくると
"素直"
と、いうのが苦手になってくるもんです
この状況を喜んでいるかといえば
不安の方が大きい
素直に喜べばいいのに
こんな風に若い子と ご飯を食べるなんて
渇き切った乙女心に
砂漠の中のオアシスのような 潤いを与えたかと思えば
その後現実を突きつけるという
悪魔の罠に違いない!!
そんな風に考えてしまう
素直になれないお年頃なのです…
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ヨンジュン
そう言いながら、
急遽降りたバス停の近くのお店に入る
ヨンジュンくんは なんだか手慣れている様子で
年下なくせにそんな感じに見えなくて
ドアを開けてレディーファーストしてくれたり、
飲み物を取りに行ってくれたり
何かと世話を焼いてくれて
私より男受けするのでは?
と思わせるくらいできた子だった。
働く女性からみれば、
男性と同じように扱われる環境で 羨ましがられるが、
そのかわり、仕事場では女扱いされることがない私にとって
なんだか久しぶりに男の人に優しくしてもらえて
とても嬉しかった。
(ダメよ私、自惚れちゃダメ。)
(これはただの遊び。)
(友達、とか、そんな感じの関係。)
(ヨンジュンくんはただ奢ってくれる優しいお姉さんに懐いてるだけ。)
( …なんか自分で言い聞かせるのはいいけれど、虚しくなるわ、全く。)
…
でも、悪魔の罠にはかかりたくない。
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ヨンジュン
ヨンジュン
ヨンジュン
ヨンジュン
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ヨンジュン
ヨンジュン
ヨンジュン
ヨンジュン
ヨンジュン
ヨンジュン
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(それっていうのは…)
(さりげなく聞き流したけど…)
(つまりは私以外の女の人とはこんな風に話さないってことで…)
(それはつまりどういう…!?)
そんな思考をめぐらせていると、
🦊くんがこちらを 見ているのに気づいた
目が合うと恥ずかしそうに 照れ笑いするので
なんだかこっちも恥ずかしくなった///
誤魔化すように食べ物をつまみながら質問してみる
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ヨンジュン
ヨンジュン
ヨンジュン
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ヨンジュン
ヨンジュン
ヨンジュン
(そりゃイケメンなわけだ…)
(もしかして私が知らないだけで)
(有名な子だったりするのかな?)
ヨンジュン
ヨンジュン
ヨンジュン
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ヨンジュン
ヨンジュン
(…そんな顔をされて、)
("NO"と言える女性がこの世にいるのだろうか?)
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それ以上は聞けなかった。
あの日一度会っただけの年上女に
どうしてわざわざ会いに来てくれたのか
それともやっぱりたまたま見つけただけなのかとか
居心地の良いこの雰囲気を 崩したくなくて…
例えこの時間が
彼の暇つぶしだったとしても…
いっぱい食べて
少しお酒ものんで気分も良い
あとは帰るだけ。
奢ると言ってくれたけど
やはり年上なのに 少しも出さないのも後味が悪い
無理矢理割り勘にして お会計を済ませて外に出た
ヨンジュン
ヨンジュン
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🦊くんは拗ねているが、
その様子が面白くて笑ってしまう
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ヨンジュン
ヨンジュン
ヨンジュン
ヨンジュン
ヨンジュン
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ヨンジュン
ヨンジュン
ヨンジュン
ヨンジュン
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ヨンジュン
ヨンジュン
ヨンジュン
ヨンジュン
ヨンジュン
何を言っているんだろうこの子は
お酒も入って気分が良いせいか
あれこれ難しく考えずに
このままこの時間を楽しむことにした
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こうして
いつもなら1人で寂しくしているだろう時間に
年下の男の子と街を歩くことになった
*つづく*
コメント
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