コメント
9件
ぎゃゃぁぁぁぁぁぁぁぁあひさしぶりほたちゃあぁぁぁあ!!!🥹🥹 ねぇ大好きすぎるんだけどどうしたらいい?????
お久しぶり!! なにこれ、最高?最高以外の何物でもないよね。天才だね
お久しぶりです!! 更新遅れてしまって申し訳ないです🙏💦 ほかの連載も更新していく予定なので、今後ともよろしくお願いします!!
父親
母親
阿部亮平
両親は、「完璧」を求めすぎる人達だった。
母は天使、父は悪魔。2人とも、国王に仕えていた。
優秀な両親の元に生まれ俺は、勉強や運動、見た目…全てにおいて優等生で居なければならなくて。
だから、幼稚園の頃から、勉強も習い事も沢山してきた。
捨てられない様に、見損なわれない様にって、友達も作らず自分を押し殺して生きてきたんだ。
阿部亮平
阿部亮平
「亮平くんは良い子」と言われて
両親に、先生に、…友達に期待されて
愛想笑いをすることしか出来なかった
"他人"の勝手な理想と期待、そしてほんの少しのプレッシャー。
そんな重すぎる荷物を背負いながら、独りぼっちで生きていた。
俺に許された道は、それだけだったから。
『理想』で出来たただの傀儡のまま死ぬのだから、本当につまらない人生だ。
少しでも両親の期待を裏切れば捨てられるし、
彼らの言うことに逆らえば何をされるか分からない。
それが怖かったから、ずっと2人の言うことに従って生きてきた。
俺の人生は、そんな、哀れで悲しい人形劇だ。
舞台の上に突如として現れたのは、ある8人の救世主だった。
親の仕事の都合で転校した学校に居たのが、あの8人。
8人って言っても、ラウールくんはまだ生まれて間もない頃だったんだけどね。
それで、みんなは、俺の友達になってくれた。
阿部くん、これからよろしくね、と笑ったみんなの顔は、今でも鮮明に覚えている。
彼らは、俺にとって初めての友達で、親友だった。
天使と悪魔、そのほとんどは、9歳になると能力が発現する。
周りの子供達も、重力を操る力だとか、空を飛ぶ力だとか、ファンタジーの世界のような能力を手に入れていた。
俺にも、あんな素敵な力が手に入る。
そう、信じて疑わなかった。
ただ、現実はそう甘くなかった。
ある日、学校から帰る途中で知らない悪魔に襲われた。
悪魔の手によって天使が殺される事件はよく聞いていたが、まさか自分がその被害者になるとは思ってなくて、
怖くて、身体が動かなかった。
悪魔
阿部亮平
阿部亮平
パシッ、!
悪魔
悪魔
阿部亮平
殴られそうになって、咄嗟に手を掴んだら、突然悪魔が苦しみ出して。
阿部亮平
気づけば周りには人だかりが出来ていて、これが両親にバレたら、と思うと背筋が凍った。
阿部亮平
阿部亮平
涙が溢れて止まらなくて、両腕を抱えながら震えていた。
そこからのことはほとんど覚えていない。
気づけば家にいて、そこには目に怒りを浮かべた母親の姿があった。
やばい、と思った。
必死に逃げようとしたけど、足を捕まれて、引きずられた。
阿部亮平
阿部亮平
母親
母親
母親
母親
パァンッ!
母親は、顔を歪めながら俺を殴った。
母親
母親
阿部亮平
その言葉を最後に、母親は俺を家から追い出した。
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
そこから、俺は歩き続けた。
外は雨が降っていて、寒かった。
悲しい、寂しい、辛い、苦しい。
色んな思いが渦巻いて、涙が溢れた。
それでも、みんなの笑顔が脳裏をよぎる度に、生きなきゃ、って思えた。
阿部亮平
次第に足が動かなくなって、意識が遠のく。
とうとう、立っていられなくなって、その場に倒れた。
街を歩く人々は、俺を横目で見ては足早に去って行く。
誰1人、助けてはくれなかった。
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
俺はそこで、意識を手放した。
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
目が覚めると、目に入ったのは見覚えのない天井だった。
医者
阿部亮平
白を基調とした部屋と、白衣を着た天使の男。
幼いながら、自分の置かれている状況を全て察した。
阿部亮平
医師の話によると、あの後、たまたま通りかかった警察が俺をここへ連れてきたらしい。
医者
医者
阿部亮平
医者
阿部亮平
それから、俺は入院して施設に入所してを繰り返していた。
どうやら、親戚に俺を引き取ってくれる人は居なかったらしい。
阿部亮平
阿部亮平
同じ施設の家族達は、時間がある時に見舞いに来てくれた。
しかし、8人が病室に顔を出すことは無かった。
阿部亮平
…クソみたいな人生
我ながら可哀想だわ
阿部亮平
流石に2回はやりすぎたかな…
そもそも使ったの久々だし、そりゃあ反動もくるか
阿部亮平
…俺を捨てた両親も、いじめた奴らも、…それを見て見ぬふりしたみんなも、
阿部亮平
これは、哀れな操り人形の復讐劇だ。