その新人は、トップの岬という人を越えようと努力していた。
優香里
はぁ.......全然指名が来ないなぁ.......
店長
優香里さん。
優香里
あ、はい!なんでしょう?
店長
指名です。そこにいるお方ですよ。
優香里
わかりました!
謎の男
.......
優香里
よろしくお願いしまーす!
謎の男
君は新人で、ろくな給料を貰えなくて、困ってるよね?
優香里
えっ?あっ、はい!そうです
謎の男
ならば、一度はトップを抜かしてやりたいと思ったよね?
優香里
もちろんです!
謎の男
ふむ.......では君に、チャンスをあげよう。
トップの岬の写真を用意し、それを水に入れるんだ。そして、岬が身に付けているものを、一つだけ用意し、それを粉々に砕いて、写真をいれた、みずの中にいれろ。それを、頭から被れば、お前はトップになれる。
優香里
(嘘っぽいわね.......)本当ですか?!ありがとうございます!
謎の男
うむ。あと、今日はたくさん注文するから、それくらいの給料はもらえると思うよ。
優香里
ありがとうございます!.......ふーむ.......
謎の男
じゃあ、これと、これをください!あとこれも.......
優香里
嘘っぽいわね~!まあ、やってみようかしらね!
優香里
あ、それなら、写真と身に付けているものをもらわないと.......
優香里
岬さぁーん!
岬
あら?なにかしら?新人
優香里
岬さんみたいな憧れの人の、写真をとりたいなーとおもって!
岬
あら!大歓迎よ!
優香里
(ニヤリ.......)ありがとうございます!
岬
いいのよ新人!
優香里
これが岬さんのロッカーか.......お!リップがあった!これなら砕けるわね!フフフ.......
優香里
まずは、水を入れて、その中に写真を入れて、そのつぎにリップを砕き入れたら完成!
優香里
これを頭から.......
優香里
.......本当にトップになれるのかしら.......
優香里
ふぅ~.......
店長
今日はなぜだか、あなたを指名する人が多いわね。よかったじゃない!
優香里
はい!
男1
新人ちゃーん!こっちよろしく~!
男2
そのあとこっちー!
男3
そのつぎねー!
優香里
はぁーーーーい!♥
岬
.......よかったわね。新人.......
優香里
すごい!百万円も稼いじゃった!これなら、もっときれいになれるかも!
整形したり、メイクショップに行ったり、美容室にいったり.......
男1
優香里ちゃーん!ほら!これでシャンパン5回目だねぇー!
優香里
はい!私お酒強いんです!もっともっとのめれますよ!
男2
いいねぇー!
男3
おっしゃー!俺と対決するかぁー?
優香里
やだ!楽しそう!やりますやりますー!
岬
新人。ちょっと話いいかしら?
優香里
あ、はーい!
岬
私ね。明日でここやめるの。
優香里
えっ?!何で.......ですか!
岬
お父さんが病気で働けなくなって、お母さんが大変だから、田舎にかえって、手伝いをしようと思って。だからやめるの
優香里
そ、そんな。私は岬さんを越えるためにキャバ娘になったのに.......
岬
あまり私を意識しないで。それで狂った女の子たちをたくさんみてきたから.......
優香里
は、はい
優香里
何でよっ!越えたかったのに!
謎の男
越えれなかったのか?
優香里
うわっ!ビックリした!はい.......
謎の男
君は.......今から過酷な人生を歩むことになるね。
優香里
えっ?
優香里
あ.....................
越えるか、殺すか、死ぬまで追いかけなければならない。