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100押しときました!頑張って下さい!!待ってます!
花音とショッピの出会い
高校1年生になった私。仲の良かった友達とは見事に離れ離れになり少し、いやかなり気分が沈んでいた。
クラスの人達はどちらかといえば大人しめの子が多いらしく、なんだか輪に入りにくい。.......ああ、そういえば私特定の友達としか行動してなかったなあ
花音
花音
自分のコミュ力のなさに情けなくなる。友達が恋しい。
進級して数日経ったその日、担任の授業の1時間を使ってのどうやら席替えをするらしい。窓側がいいなあ、昼寝がしやすいとところがいいなあなんて考えながら先生の話に耳を傾ける
先生
…・えっ。くじじゃないの!?しかも他の子達みんな友達と固まってない!?やばい完全に出遅れた
…明日からぼっち生活だァ
立ち上がった時には既に遅し。ほとんどの子が自由に席を決めてしまっていた。いや、私以外の人達はもう皆席が決まっている。
つまり、私は残った一つの席になる。まじかよ。.....まじかよ!!
仕方なく余った席を確認するために黒板を見やれば窓側から2列目の最後列。.......うん、席の場所についてはなかなか良さそうである。
花音
花音
先生
先生のだるそうな、そんな声を合図にクラスの人がみんな席を移動し始める。私も(半ば強制的に)決められた席に移動してみる
おお......ここからでもグラウンドがよく見える。隣のクラスは体育か。
ぼーっとグラウンドを眺めていれば隣に人が座る。どうやらこの人が私の隣の人みたいだ
ショッピ
花音
目見えてんのかな
机にでろーんと寝ているショッピくん
ショッピ
花音
どうやら口に出して彼の名前を呼んでしまったらしい ショッピ君が反応してくれた
それにしても意外だ、まさか反応して返してくれるとは......。彼を見てみれば半目の目だけをこちらに向けている。.......あれ、なんか人見知りの猫に似ている。
しかしきっと隣になったのも何かの縁.......!私が彼の隣になったのもきっと神様の悪戯なんだ......!ここは仲良くなろう......!
花音
ショッピ
花音
先生
煽るような目でニヤリと笑った彼
可愛らしかったなんて、私だけの秘密だ。