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実力勝負の学校

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実力勝負の学校

4 - 第3話 始まりの時間

♥

46

2020年05月30日

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こんにちはぁ〜!!

遅くなってすみません 学校関係で色々と大変でして…

では!レッツゴー!!

side亜紀

早乙女亜紀です テスト期間が終わりました。 でも、試験はやってきます。

立花先生

席につけ
今からホームルームを始める

いつもと同じ無表情な先生が来た。今日は何かとすごい顔をしている。 理由は分かっている

西園寺裕翔

試験があるんですか

裕翔が聞く。

立花先生

あぁ、今回の特別試験は林間学校だ

早乙女亜紀

林間学校?((ボソッ…

西園寺裕翔

どうした?亜紀

早乙女亜紀

ううん。なんでも

立花先生

早乙女、質問があるなら聞く方が為になるぞ

早乙女亜紀

いいえ。特に何もありません

先生の読み通り、私は疑問を持っていた。実力をつけるための林間学校だとするならクラス対抗ではなく、一人一人対抗となる。 誰が1番実力をつけたかの…。

立花先生

じゃあ、こっちが答えようじゃないか

早乙女亜紀

そうですか。ならそうしてもらいます

立花先生

これはクラス対抗だ

早乙女亜紀

私の頭の中にはもちろん、色んなパターンが浮かび上がる すぐ次を読むと全部消える 残るパターンはひとつも無い。

立花先生

さて、早乙女、どうする?疑問に思っているのはお前一人だけだ

私、一人?そんなわけない。林間学校というのは実力、いえば合宿みたいな感じだ。一人一人の実力をつける。この学校なら尚更その目的のはずだ。なのにクラス対抗?どんなに頑張っても私じゃ答えはわからない。でも。もしかしてなら…

立花先生

さぁ、そのもしかしてだ。早乙女

早乙女亜紀

何をおっしゃっているんです?

西園寺裕翔

亜紀、お前は何に疑問を持っているのか教えてくれないか

早乙女亜紀

林間学校というのはいえば合宿。実力をつけるための試験、それは一人一人の試験。

西園寺裕翔

そうだな。どちらかといえばそうだ。お前はどう思う?

早乙女亜紀

私はクラス対抗って聞いてびっくりした。クラス対抗じゃなくて一人一人対抗じゃないかと。

西園寺裕翔

それもそうです。先生

立花先生

西園寺、その事については早乙女が答える

早乙女亜紀

やっぱり、ですか
クラス対抗。つまり1人がつけた実力×このクラスの人数、38人。わかったかな?

西園寺裕翔

例えばで説明してくれるか?

早乙女亜紀

うん。
私一人が1週間で100実力をつけるとする。裕翔や、このクラスの全員が同じく100をつけたとするなら100×38。クラスの人数はA空Cまで38人。つまり1人がつけた実力しだいできまる。ということ、

立花先生

その通りだ。よく分かったな

早乙女亜紀

いえ。

西園寺裕翔

なるほど、みんな!!わかったか!?

藤潟陽菜乃

私は微妙かな?

龍野莉々愛

陽菜乃ー、教えるよ?

藤潟陽菜乃

ありがとう!!

龍野莉々愛

うん!!

荘園寺奏汰

俺はOK

東紘寺飛雅

俺もわかった

モブ女達

私達も!!

モブ男達

俺達も、同じく

早乙女亜紀

先生、言い忘れないで。

立花先生

( -ω- `)フッ。何を言っている?クラスポイントは1位が500。2位が300、3位が100だ。これ以上はない

早乙女亜紀

何を言っているんですか
3年生もと言うことを忘れないでください。

立花先生

そうか?お前は気づいてたか

早乙女亜紀

生徒会長が言ってたじゃないですか。大きな試験がある、と3年生と2年、1年この学校の全員の大きな試験です。

西園寺裕翔

!?

立花先生

早乙女の頭はどうもここの全員と違うようだ。その通りだ。3年、2年、1年の全員で林間学校へと行く。

早乙女亜紀

最下位のクラスはCクラスへと脱落。Cクラスが最下位の場合、クラスポイント-1000ポイント

西園寺裕翔

最下位は、3年、2年、1年の全部ってことか

早乙女亜紀

そうだね。

立花先生

ほう。よく分かったな

早乙女亜紀

早乙女の脳をバカにしているのと同じですよ

立花先生

それもそうだ
じゃあ、林間学校は明後日からだ。準備をしておくように

こうして長いホームルームが終わった

宇都宮晃

亜紀ー

早乙女亜紀

宇都宮晃。

宇都宮晃

覚えてんのかよ

早乙女亜紀

あんなにしつこくメールしとけば覚えるよ

この人は宇都宮晃。 うちと並ぶ政治や、色々なことで日本を支えている1家。 東と西で早乙女と宇都宮は有名だ

宇都宮晃

お前、またあれだろ?全部当てたろ

早乙女亜紀

先生が全部言おうとしてないから
私はAクラスで3年間いるという条件で叶えられないことを叶えるというメリットをもらった。だからこそ、美優でも宇都宮晃、あなたでも私に勝負をふっかけるなら戦って勝つ。

宇都宮晃

お前はやっぱり面白いな

早乙女亜紀

そうですか

モブ女達

(早乙女さんが裕翔くん以外と話してるの初めて見た)

日潟光輝

早乙女亜紀、西園寺裕翔

早乙女亜紀

日潟生徒会長。

この人はここの学校の生徒会長。 そして隣にいるのが

遠野 陽菜

庶務の遠野陽菜です。

生徒会長と同じ3年A組の人だ

早乙女亜紀

日潟生徒会長がなぜ?

西園寺裕翔

俺らに何の用ですか?

日潟光輝

お前ら2人を生徒会に向かい入れよう

早乙女亜紀

結構です。

日潟光輝

そうか。また誘いに来る

また? 私は入るつもりは無い。この生徒会長さんは諦めることを知らないのだろうか…。

モブ女達

すごいね早乙女さん

早乙女亜紀

……

西園寺裕翔

あ、おい

早乙女亜紀

なに

西園寺裕翔

なにじゃねぇ

早乙女亜紀

話せって?私は同情の目なんていらない

西園寺裕翔

…。

色々あって1週間が過ぎた。 これから林間学校の1週間だ。

千葉美優

あーーーーーきーーーーー!

早乙女亜紀

みゆ…。

千葉美優

裕翔くん、めっちゃすごいじゃん!!

早乙女亜紀

テストだけ見てそれを言うなんて、美優がね。

千葉美優

何言ってんのー?また本気じゃなかったって言いたいの?

早乙女亜紀

400点いってないなんて本気じゃないとしか言いようがない

千葉美優

亜紀は本気じゃなくても500点でしょ

早乙女亜紀

そうだね

千葉美優

私のライバルは亜紀だけだし

早乙女亜紀

私は美優をライバルだと思ったことは1度もない。

早乙女亜紀

でも、私に刃向かってくるくらいなら全力で従兄弟だろうが私は勝つよ

千葉美優

ありがとう。亜紀

早乙女亜紀

それが美優にとって1番いいことだからね

宇都宮晃

お話中ごめんね?亜紀、お前のクラス今回潰すから

早乙女亜紀

宇都宮晃。勝負は受ける。

宇都宮晃

どうも?

西園寺裕翔

亜紀、行くぞ

早乙女亜紀

うん。

早乙女亜紀

裕翔、出席確認とか、色々とお願いしてもいい?立花先生に話がある。

西園寺裕翔

あ、おう
先行ってる

早乙女亜紀

うん

立花先生

なんだ。俺になんかようか?

早乙女亜紀

先生も分かっていますよね?

立花先生

なぜ全部を説明しないのか、の事か

早乙女亜紀

それ以外に何があるんです?
ところが先生。私はあなたの作戦を全て見破り、裕翔に伝えてあります。私の勝ちです

立花先生

さすがだ。早乙女。だが、それが本当かどうかをこれから試す。それがこの林間学校という試験だ。

早乙女亜紀

何勘違いをしているんですかね?

早乙女亜紀

私の勝負はもう1週間前、あなたが話をしていた時から始まっています。

そうだ。これこそが頭脳戦 私は、完全に主導権をにぎる。

立花先生

お前なら俺を操れる、か?

早乙女亜紀

お易い御用です。

立花先生

そうか。楽しみにしている

早乙女亜紀

はい

日潟光輝

(早乙女亜紀。やっぱりあいつは生徒会に必要だ)

早乙女亜紀

日潟生徒会長。

日潟光輝

気づいてたのか?

早乙女亜紀

はい
書記の方は居ないんですね?

日潟光輝

いつも一緒と思うな

早乙女亜紀

それもそうですね
それでなんの御用ですか?

日潟光輝

早乙女亜紀。お前を生徒会に引き入れたいと思っている

早乙女亜紀

この前も思いましたが、何のご冗談を?

日潟光輝

冗談?

この日潟生徒会長は生徒会に入りたいと願う者が居ても、必ず断っている。だからこそ書記しかいない。書記の人は幼なじみか何かで信頼している、と聞いたことがある。だから副生徒会長、会計、がいない

早乙女亜紀

そうですよ

日潟光輝

遠野陽菜。あいつは幼なじみで1番信頼している

早乙女亜紀

幼なじみ。ですか

日潟光輝

あぁ、お前もいるだろ
信頼しているやつぐらい

早乙女亜紀

裕翔なら信頼していますよ

日潟光輝

だから2人で生徒会に入らないかという提案だ

早乙女亜紀

じゃあ、私に何をしろと?私は目立つのは嫌いなんですよ

日潟光輝

お前には副生徒会長だ
西園寺裕翔も優秀だ。あいつには会計をしてもらおうと思ってな

早乙女亜紀

私は目立つのは嫌いなんです。どう考えても断る選択肢ですよ

日潟光輝

わかった。なら林間学校が終わってから答えを聞こう

早乙女亜紀

今言ったじゃないですか

日潟光輝

林間学校が終わってからまた来る

早乙女亜紀

ご自由に…

そろそろ戻らないと説明が始まる。 この林間学校は私が思っているより大変になる。と私は確信している

西園寺裕翔

亜紀っ

早乙女亜紀

ゆうと。

西園寺裕翔

何してるんだ?

早乙女亜紀

この林間学校。私も実力を出さないといけない気がして

西園寺裕翔

っ。

早乙女亜紀

また、みんなに嫌われちゃう…

西園寺裕翔

大丈夫だ。お前のことは俺が守る

西園寺裕翔

あの時もそうだっただろ。
お前の事を1番知っているのは俺で、理解しているのも俺だ。亜紀。

早乙女亜紀

うん

西園寺裕翔

お前が実力を見せてもここは大丈夫だ

早乙女亜紀

そうじゃないかもしれないし、そうかもしれない。

人というものは怖い。 私はあの事件以来、人とは関わり合わない。話すのは裕翔、両親、家の執事やメイドさん。それくらいだった。お父さんからこの学校に入れと言われた時、私は要らなくなったと思った。、ここは全寮制の学校だ。つまり、親と子は3年間連絡を取ることも、会うことも出来ない。

それがどんなに残酷と分かっていても、私は親の命令に従う選択肢しか出来ない。弱い、弱い人間だ。人のことも信用しない。だから他人も私を信用しない。信用するとしたら裕翔ぐらいか…。

裕翔は惨めで、弱くて、何も言えない私に強いと言ってくれた。それは本心だ。裕翔とはそれくらいが分かるくらい長い付き合いだ。でも、私は私のことを唯一信用してくれている裕翔に対して私はどうだろう。信用しているのだろうか…

わたしにとってこの林間学校は辛いものになる。だからこそ実力を見せる。その決断が地獄であろうと絶対にそれは変わらない

ここで終わります!!

次回は林間学校での1週間です 亜紀のピンチ。裕翔はどうする。

次回は裕翔sideでいきます!!

ではまた次回!!

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