第9話
☆
西畑大吾
俺ははるに会う直前、
全てを捨てる覚悟で、
はるのことを待っていた、
捨てたくない、
離れたくない、
でも、 やってしまったことは事実で、
変えられない過去だから、
報われるわけのない事だから、
何度もはるを泣かせたから、
その罪の重さは、
俺にとっては死刑にされる以上の、
“絶望と苦しみだった”
はるが俺の前で泣くのは、 何回目だろう、
俺がはるを泣かせたのは、
何回目だろう、
きっと、もう数え切れないくらいに
はるのことを泣かせている、
そんなはるを横目に、
俺は警察に連れられ、
パトカーに乗り込んだ、
ごめんな、
俺にはもう、会う権利なんてない、
呼び出す権利なんてないから、
これで最後にすれば、
はるが泣くことなんて
二度とないと思ったから、
俺はこうしたかったんや、
前になにかの小説で見た、
“人は全員が未完成”
西畑大吾
こういう人や、 それを理解できる人、
そんな人は多分、
既に完成した人間、
西畑大吾
きっと理解なんてしようともできない、
だって、
“俺は未完成だったから、”
ごめんな、
こんな俺がはるの彼氏で、
はるを愛してた人間で、
俺はもう、はるのことを 愛する権利なんてない、
だから、お願い
俺を
“もう、愛さないで”
次回は! 最終話直前の 解説&ダイジェスト をお送りします!!
未だに理解出来てないよって人も
きっと、これを見れば
最終話までに2人の気持ちや意図がわかる!
と思うので
解説&ダイジェストまで
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コメント
34件
解説&ダイジェストって優し過ぎます!ありがとうございます😊 続き楽しみに待ってます!
やば、好き楽しみなんなん?(え なんで毎回こんなかっこいい…