この作品はいかがでしたか?
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あの時捨てた消しカスにこんな文才があったとは…
ハートが100超えたらこれの連載版を書こうかなぁ と考えております
蒼弥
桃華
桃華
蒼弥
蒼弥
桃華
桃華
僕は彼女にナイフを向けた
時は遡り数時間前…
僕達は知らない場所に連れてこられていた
僕と桃華を含めて7人の高校生
みんな面識は無かった
僕と桃華は同じ高校のクラスメイトだったから桃華とは面識があった
でもほかの5人は分からない
その5人も僕たちを見てキョトンとした
特に共通点がある訳もなく
面識もある訳でもない高校生が何故だか、ひとつの部屋に集められてるのだ
少しの沈黙の後1人がとある提案をした
まずは自分達のことを紹介しよう、と
その後一人一人自己紹介をしていった
全員の自己紹介が終わると同時に不気味な声の持ち主が語りかけてきた
姿は見えなかったがそこにいた全員が直感で危険だと感じた
その声は僕達でゲームをしてもらうと言い放ったのだ
ルールは単純でこの場にいる全員が殺人鬼
その証拠を見つけ出し特定の時間での会議に集めた証拠品を使い処刑しろとのこと
その言葉を聞いて僕は青ざめた
僕含めてみんな殺人鬼だと言うこと
僕は人を殺したことなんてない
にも関わらずその声の持ち主は全員が殺人鬼と言いきったのだ
その言葉を聞いた他の人も青ざめて辺りを警戒し始めた
今この場にいるみんなが殺人鬼なのだ
もしかすると殺されるかもしれないのだ
だからみんな警戒をしていた
そんな張りつめた空気を切り裂くように
あの不気味な声が高らかにゲーム開始の宣言をした
それと同時にこの部屋のドアが開く
そしてみな一斉にその先に進む
部屋に残っているのは僕と桃華の2人
僕は勇気を出し桃華に話しかけてみた
蒼弥
桃華
蒼弥
桃華
桃華
蒼弥
蒼弥
蒼弥
桃華
蒼弥
桃華
桃華
蒼弥
そういい桃華も部屋の外に歩いていった
この部屋に残された僕はまずこの部屋から探索していった
証拠品を探していると一枚の写真を見つけそれを手に取って確認する
そこには男ふたりが肩を組み合って満面の笑みを浮かべている写真だ
写真の裏には名前が2つ書かれていた
それを確認し先程の自己紹介を思い出す
その中にこの名前の人がいた事を思い出し写真の人と照らし合わす
そうするとこの写真は中学生時代のものだと言うことが分かった
だが、これだけでは何も分からない
ほかの証拠品を探すため僕もこの部屋を後にした
しばらくして僕はそれなりの証拠品を見つけることに成功した
そして遂にあの時間がやってきた
話し合いの時間だ
特定の場所に集まり話し合いを始める
ジャッチとしてある人形が現れた
その人形は自らをピートルと名乗る
名乗った時にみな悪寒が走る
その声は最初に聞いたあの不気味な声と 同じ声の持ち主だったからだ
ピートルはそんな僕らそっちのけで話し合いのルールを喋っていく
まとめるとある人物の証拠品はふたつある
例えば僕の証拠品と桃華の証拠品のふたつ
このふたつの証拠品を持っているもの同士が話し合いの中心となる
お互いの弱みを握られているので早めに決着をつけないと2人とも死んでしまう
と言うのも証拠品を持っていない人達はその口論を聞いて多数決で処刑する人を決めるのだ
なので長引けば長引くほどお互い不利になっていく
短期決戦が望ましいのだ
この話し合いの難しいところは証拠品を持っているもの同士弱みを握られているということ
また証拠品だけでなく話し合いに移るまでの時間
証拠品を集める時の時間の行動によっても勝利出来るかどうかが変わってくる
証拠品集めの時怪しい動きを僕がしていたとしたら証拠品を持っていない人達は僕を怪しむはずだ
そうなると最初から僕は崖っぷちに立たされているということになる
もちろんこれは例え話だが…
思考する僕を無視するようにピートルは 話し合い開始の宣言をする
証拠品を持っている僕は話し合いの中心になる
僕の持ってる証拠品はある男の人のものだ
となると相手はその男の人と必然的に分かる
先制攻撃はその人からだった
僕に向けある証拠品を提示してみんなに語り掛けていく
しかし僕は焦らず冷静を装う
そしてその話題に僕も乗りさりげなく彼に誘導をかける
そしてその誘いに乗った彼に証拠品を提示
そして見せた証拠品に関連する証拠品を追加で提示していく
そのあとは僕のターンだった
結果として僕の勝ち
彼は親友を殺した殺人鬼ということを発覚させた
そして決着が着くとピートルは彼の処刑を開始する
こうしてどんどん話し合いをして殺人鬼を炙り出していき遂には僕と桃華の2人だけとなった
どうやらこの部屋から出ることのできる人はたった1人だけのようだ
最後の話し合い…
勝利条件は相手に罪を認めさせること
僕は彼女と長く険しい口論を繰り広げた
そして話していくうちに彼女の秘密が暴かれていった
僕の母さんは何者かによって殺されていた
その犯人はいまだ捕まっていない
僕の母さんを殺した犯人は今目の前にいる桃華であった
話を聞いていくうちに僕と桃華は昔から縁があったようだ
だが母さんを亡くした僕はショックのあまり幼い記憶に鍵をかけて忘れていた
全てを思い出した僕はこの口論に終止符を打つことにした
そして決着が着いた……
彼女が自らの罪を認めた
処刑方法は僕自らが彼女を刺し殺すこと…
桃華
蒼弥
蒼弥
桃華
蒼弥
桃華
蒼弥
蒼弥
桃華
桃華
桃華
桃華
桃華
蒼弥
桃華
桃華
桃華
桃華
桃華
桃華
桃華
蒼弥
蒼弥
桃華
桃華
蒼弥
蒼弥
桃華
桃華
僕は彼女にナイフを向けた