ガタンゴトン…
ガタンゴトン…
当日。
LINEにて
千夏
風花
紗良
風花
紗良
千夏
紗良
紗良
紗良
千夏
風花
風花
紗良
千夏
風花
紗良
紗良
千夏
風花
紗良
*
*
待ち合わせは、改札を出たところだった。
既に着いていると 水元から数分前に連絡があった。
紗良
改札前は人が多すぎて それらしい人を見つけられなかった。
紗良
水元
紗良
鞄を靴と見間違え、 改札前で待ち合わせしていそうな人たちの 周りをぐるぐる2周してしまった。
黄色い靴の人はいなかった。
紗良
水元
紗良
改札前の大きな柱に隠れて 遠目からもう一度よく探した。
ドクン。
紗良
どうしようどうしよう。
緊張が最高潮に達した。
水元
早く行かなきゃ。
何分も待たせてるんだから。
紗良
……よし。
意を決して、 柱の陰から彼の元へ向かった。
紗良
水元
紗良
それが紗良の水元に対する 第一印象だった。
彼の目に、私はどう映っているのだろうか。
気合いを入れて、 いつもなら着ないような 女の子らしいワンピースを着てみた。
可愛らしいイヤリングもしてみた。
運動部育ちなのもあり 本当はもっと動きやすい格好が好きだが、 今日は頑張った。
可愛いって思ってくれてたらいいな…
水元
紗良
紗良
緊張して上手く答えられなかった。
紗良
紗良
ドキドキが止まらなかった。
紗良
心の中で2人に報告しながら、 お店に向かった。
*
着いたのは駅ビルの綺麗な オムライス専門店だった。
紗良
水元
紗良
タメ語と敬語がごちゃ混ぜだった。
紗良
2人とも定番のオムライスを注文した。
紗良
紗良
紗良
紗良が元々お喋りなのと、 お互い違う学校違う部活なのとで 話題は尽きなかった。
水元くんが自分の話をするよりも 人の話を聞くのが好きだというのは LINEで聞いていた。
紗良
気付けば敬語を使わなくなっていた。
水元
水元
紗良
水元
オムライスを食べ終え 一息ついたところだった。
紗良
紗良
紗良
水元
逆に気を遣わせてしまった。
紗良
紗良は冗談を言えるくらい 緊張が解れていた。
水元くんは、話している間ずっと 手元のナイフレストをいじっていた。
真似して紗良もいじる。
紗良
紗良
食後しばらく談笑した。
水元
紗良
12時に入店して、かれこれ2時間居た。
店員
紗良
水元
紗良
水元
会計を済まされてしまった。
紗良
水元
水元
紗良
水元
紗良
ありがたく貰った。
水元
紗良
JR?電車?
帰るの?
お昼食べて解散?
紗良
水元
紗良
水元くんが歩き始めたのでついていく。
待ち合わせした改札の方に向かっていた。
紗良
紗良
改札に向かうまで、 イルミネーションの広告が たくさん貼ってあった。
水元くんは広告の前を通り過ぎていく。
紗良
会うの初めてだし、 好きになった訳じゃないし、 全然いいんだけど。
水元
水元
紗良
JRの改札前まで来てくれたので、 改札を通らざるを得なかった。
改札の外から水元くんに見送られながら ホームに向かった。
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