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青
桃
赤
黄
赤
翌朝、昨日と全く同じ位置
同じ格好で、
赤くんが言った
ただ1つ変わったことと言えば、
盗撮が過去形になっていること...
青
赤
赤
赤
青
赤
赤
青
赤
昨日行った場所が犯行現場だった...ってこと?
青
赤
赤
赤
赤
"匿名の男子"は、桃くん以外思い浮かばない...
青
青
青
青
青
青
青
青
青
青
青
青
青
青
青
青
青
あと数秒でチャイムがなるところだったけれど、僕は走った、
多分、桃くんは授業が始まるギリギリ の時間は屋上にいるはず
こんなにも誰かに興味を持ったのは初めてだ
多分、桃くんは授業が始まるギリギリの時間は屋上にいるはず...
こんなにも誰かに興味を持ったのは初めてだ
僕は、無我夢中で走って屋上に向かっ た
桃くんっ、僕、聞きたいこと沢山ある よッ
たくさん、たくさんあるのに..っ
青
桃
ドアを開けた瞬間、
じゃりっという、コンクリートと靴の底が擦れる音と同時に
上から柔らかい声が降ってきた
そこには首を傾げた桃くんがたってい た
桃
桃
桃くんはそう言ったあと、何故か一瞬目を泳がせて、
1度も僕の目を見ずにドアノブに手をかけて逃げようとした
僕はその長い腕を咄嗟に掴んだ
青
初めて彼をこんなにまっすぐ見つめたと思う...
桃くんは少し目を見開いて一瞬固まったものの、
こちらに向き直ってじっと僕を見つめた
青
青
震えてる自分の声が、桃くんの瞳を揺らした
青
青
青
青
青
桃
桃
青
そう言うと桃くんは顔面蒼白になった
"未来が見える"
なんてそんなこといくらなんでも正面から言えるわけが無い
ただ、どうして彼はいつも人と一定の距離を置くのか...
桃くんはとても分厚いガラスの壁で自分を覆っているみたいで、
僕は、それを割ってあげたいッ
僕はその理由を知りたいッ
青
ねぇ、知りたい...
桃くんのことをもっと知りたいよ...ッ
君のこと、教えてよ...
青
するりと、魔法のように素直に出てきた質問...
僕の中では、最初から質問はこのひとつだけだったんだと思う
桃
青
そう言った瞬間、彼は一瞬驚いたような顔を見せた
それから、もう観念したというよう に、
少し下を向いて額に拳を添えた
桃
青
その先、どんな事実が口から出ても
僕は彼を恐れることはない、
そんな根拠のない自信があった
彼の周りを覆っている分厚いガラスに手を触れながら、
僕は、ここまで近ずけるんだぞっていう気持ちで君を見つめる
桃
桃
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩♡1000
欲張ってごめん(´;ω;`) みんなありがとう(´;ω;`)
コメント
2件
続き待ってます
♡1000にしたぜ☆ 今回も最高だったぁ!!! 続き楽しみにしてまーす!