【俺も愛されたい。】

誰目線？ｗ

こんにちわｗテンションおかしいですが、気にしないでくださいｗ

ななにぃが、泣きそうな目でこっちを見ている。

…そっか。

この人は、長男なんや。

俺とは違ってずっとずっとつらい思いをしてきた長男なんや。

だからきっと、涙をぐっと堪えてるんだ。

…………俺がりぬとしゃべれるようになったのは、ななにぃが先に頑張ってくれたからやねんで？

だからななにぃ、そんな不安な顔せんといて……っ

俺は………

俺は、支えるから。

笑ってや。ななにぃ。

しばらくうつむいた後、笑顔が戻ってきてくれた。

…俺も、これからはこんなお兄ちゃんになりたいなっ…

にいちゃんは前を向いて走り出した。

待ってて。りぬ。

もう二度とあんな思いさせへんからなっ

リビングに来た。

明るいリビングはりぬの傷をより一層目立たせた。

るぅが急いで取りに行った。

………どうしよう…この傷、消毒していいのか…？

消毒、絶対染みる…でもやらないと…でもりぬが…

ころが大声をあげてるぅが帰ってきていたことに気づいた。

りぬは顔をゆがめたり、うなだれたりしている。

でも、なんとか手当はできた。

ころが不安そうな顔をする。

…わかってる。

これからのことについて、俺からちゃんと話さないといけない。

りぬが目を開ける前に。

少し沈黙が続いた。

俺は、涙をこらえることができなかった。

だってそうだろ？

俺のせいで、家族は最悪になった。

りぬをここまで傷つけた。

こんな風になる必要はなかったのに…

俺は、許されないだろう。

沈黙を破ったのは、俺の唯一のお兄ちゃんだった。

ななにぃの声にふと我に返った。

みんな、泣きまくっていて、ななにぃだけ困った顔をしていた。

しばらくまた沈黙が流れた。

さすが長男だ。

俺たち４人を一瞬で黙らせた。

ころに引っ張られて、りぬのそばまで行く。

数年、ずっと話していなかった弟がここにいる。

なぁりぬ、

俺はお前の人生をめちゃくちゃにした本人だよ。

でも…今からでもちゃんとお兄ちゃんしてあげたい。

目覚めたら、りぬの気持ち、教えてくれる？

さっきは怖くて触れれなかった手を

今度はしっかりと握った。

その様子を４人がただただ見守っていた。

next♡１０００

最終回がめちゃくちゃになりそうなんて口が裂けても言えない…(・・;)