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美香

…あ、

あれは、

美香

冬真、くん、

冬真

橙乃

よっ、おはよ〜さん!

冬真

…ああ、お前か。おはよ。

橙乃

なんやのん、いきなり「お前か」て!

橙乃

俺じゃ不満なんか?兄さん?

冬真

いや、誰かに呼ばれた気がして

橙乃

??へぇ〜?

橙乃

(オレは呼んでへんのやけどな〜?)

橙乃

ま、とにかく急がな。遅刻するで〜!

そのまま2人は行ってしまった。

マスクを少し下げて、オレンジジュースを口に含む。

美香

…甘い。

美香

…夏帆ちゃん、起きてる?

夏帆

起きてるよ〜( ✧ω✧)

美香

相談したいことがあるの…

夏帆

なになに?

夏帆

この夏帆ちゃんにお任せなさい!

美香

うん、あのね、私、

美香

美香

好きな人が、いるの

夏帆

ええっ?!そうなの?!誰誰?

美香

…それは、

美香

美香

ごめんね、言えない

夏帆

そう。

美香

あ、あの口が軽いとかじゃなくて、ホントに、言いにくいの。

夏帆

わかってるよ、大丈夫!

夏帆

あんまり具体的なアドバイスはできないけど、応援する!

美香

ありがとう…(///_///)

冬真

…でしょ?……アハハ!

冬真

…いいね、今度行こっか?

あ、あの声…

美香

と、

夏帆

え〜!行こいこ〜!

美香

美香

え、

冬真

冬真

…手、繋ご?

夏帆

ひ、人がいるよ〜?

冬真

いないって。

冬真

嘘ついたからキスも追加ね

夏帆

ちょっ、冬真くん、

うそ、うそうそうそうそ

美香

嘘……でしょ…?

私は何も考えないように走った。

止まってしまったら、考えてしまったら、

もう『私』ではいられない、そんな気がした。

泣いたのは、家についてからだった。

親友…というか、かまってくれる唯一の人と、好きな人が、既に付き合っていた…

美香

そんなの…誰に予想できるってのよ…!

神様がいるのならこの一瞬でいい。

あなたを恨ませてください。

美香

…苦い。

オレンジジュースと私の心

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