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尊い✨ 塾の途中なので頑張ってきます‼️
主
nmmn注意⚠️ キャラ崩壊注意⚠️ 誤字脱字注意⚠️ 二次創作
主
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第68話『街のひととき』
朝から空は高く澄み渡り、初夏の風が街を吹き抜けていた。
こさめは今日は家で休養。
いるまとみことも買い出しや準備に回っている。
そんな中、なつとすちがらんを誘い、三人で街に出ることになった。
なつ
なつ
そう言い出したのはなつだった。
すち
すちが笑って肩をすくめる。
なつ
なつ
気づけば、自然と足は駅前へ向かっていた。
商店街は平日の午前ということもあり、人出はそこまで多くない。
けれど色とりどりの看板やショーウィンドウが目を引き、歩いているだけで活気が伝わってくる。
なつ
なつ
なつが指さすと、鮮やかなポスターが貼られた屋台が目に入った。
らん
らんが呆れたように笑うと、すちが小声で付け足す。
すち
なつ
耳まで赤くして反論するなつを見て、二人は思わず吹き出した。
結局、三人でクレープを手に取り、ベンチに腰掛けて食べる。
生クリームの甘さと、外の風の涼しさが混じり合い、なんでもない時間が心地よかった。
らん
らんがふっと漏らした声に、なつも頷く。
なつ
なつ
すち
すちが肩を揺らす。
すち
三者三様の答えが重なり、柔らかな沈黙が流れた。
午後。
雑貨屋に立ち寄ると、色鮮やかなマグカップや文房具が並んでいた。
らんが手に取ったのは、小ぶりな青いガラスのペーパーウェイトだった。
らん
何気ない一言に、なつが横目でちらりと見やる。
なつ
なつ
なつ
らん
照れ隠しのように言い捨てるらんに、すちはにやりと笑った。
すち
すち
らんはしばし考え込み、それから無言でレジへ向かった。
夕方。
商店街を抜けて公園に差しかかると、木漏れ日の下で子どもたちが遊んでいた。
その光景を眺めながら、三人は並んで歩く。
なつ
なつがぽつりと呟く。
なつ
すち
すちが笑う。
らんは少し遅れて歩きながら、二人の背中を見ていた。
穏やかな時間が、確かにここにある。
それは失った記憶の空白を埋めるように、胸の奥を温めていた。
日が傾く頃、三人は帰路についた。
両手にはいくつかの買い物袋。
中には、こさめのための小さなプレゼントや、みんなで使う雑貨が詰まっている。
らん
なつ
すち
軽口を叩き合いながら歩く足取りは、不思議と軽かった。
この日常が、確かに彼らを繋いでいる。
そう思えるだけで、らんは小さく笑みを漏らしていた。
第68話・了
主
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡300
主
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