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壊れた世界で君と_

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壊れた世界で君と_

1 - 崩れていく幸せ

♥

1,217

2020年01月12日

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ついについについに

新物語書きます

ほんとねぇ、サボりすぎた

ほんとごめんなさい

ではどぞ!

皆は『完璧』が何か分かる?

何一つ失敗することがない

それが俺が思う『完璧』だと思う

常に『完璧』でいないといけない

それが俺の親の口癖

そう、これは狂った国に産まれた 俺と君のストーリー

母親

りーぬ?いい?『完璧』でいるのよ?

母親

勉強も運動もつねにトップ

母親

それがあなたのあるべき姿

父親

りーぬお母さんの言う通りだぞ?

父親

常に『完璧』でいなさい

りい❤️

はい、分かりました。

もう聞き飽きた台詞

「はい、分かりました。」 これももう言い慣れた言葉

あの時の優しい両親はもう居ない

今から5年前

俺は至って普通の国に産まれた

平和で親がいる普通の暮らし

この暮らしがいつまでも 続くと思っていた

そんな生活が壊れたのは ある日のニュース番組で 取り上げられていたあの時からだった

りい❤️

ぱぱー

りい❤️

遊ぼっ

いつものように大好きだった父親に 飛びつく

父親

おー!りーぬ!遊びに行くか?

母親

よかったね、りーぬニコッ

りい❤️

うんっ!

そうして俺はあの日 父親と公園に出掛けた

いつもと変わらない道

すれ違う人もいつもと変わらない

そんな誰にも崩されたくない 幸せな時間

それは誰もが思っていたと思う

偉大な人ですら幸せな時間を望む

それは当たり前。

でもそんな皆の思いすら1人の発言で 全てが変わる

それを思い知らされた 2月24日のこと_

りい❤️

ただいま~!!

りい❤️

まま!

りい❤️

きょうのよるごはんなに??

母親

おかえり!

母親

今日はねぇハンバーグよ!

そう母親は俺と目線を合わせるように しゃがみ俺の質問に答えた

りい❤️

やったぁ!

りい❤️

たのしみだなぁニコニコッ

父親

た、ただいま……

りい❤️

あー!ぱぱおそいー!

父親

ごめんごめん……

母親

ぱぱ体力ないわねぇニコッ

りい❤️

そーだよ!おれのほうがたいりょくあるもん!

父親

そーだなぁ、りーぬは運動神経いいもんなぁ

父親

将来はスポーツ関係のことしてるのかなぁ?

そう言って父親は俺の髪を わしゃわしゃと撫でる

りい❤️

わっ!

りい❤️

おれのほうがぱぱよりすごいの?

母親

そうねぇクスクス
今はまだぱぱの方が凄いのかなぁ?

母親

りーぬ、ぱぱはどう思う?って聞いてご覧

りい❤️

ぱぱはどーおもう?

父親

そうだなぁ、俺は……

そんな話をしてる内に 外は暗くなっていた

母親

あら、もうこんな時間ね!ご飯にしよっか!

りい❤️

うんっ!

りい❤️

ハンバーグっハンバーグっルンルンッ

母親

あら、りーぬは偉いねぇ

母親

ぱぱも手伝ってよー?

父親

あ、あぁ……ごめん、

そう母親に言われた父親は顔を 曇らせていた

父親は今までテレビを見ていた

だからテレビに 何か原因があるのかな?

それはあの幼い頃の俺にも分かった

りい❤️

ぱぱー?かおがこわいよ?

りい❤️

てれびみたからなの?

父親

そんなことないよ(苦笑い)

笑顔が引きつっていた

俺が更なる質問を投げかける前に 父親が口を開いた

父親

ま……まま……

父親

ちょっとこれを見てくれ……

そう父親は母親を手招きで呼ぶ

母親

どうしたの?

ニュースということにしてくれ((((ボソッ

そう言ってテレビを見つめる 母親の顔も瞬く間に青ざめていった

この時俺は幼いながらに即座に察した

ー 何かがおかしい ー

あの日俺が感じたものは当たっていた

全てが崩れた

仲良かった子も『完璧』になるために 平気で俺を裏切る

それが普通だ

そんなのでグズグズしてる暇はない

傷ついてもすぐ立ち上がらなければ

痛くても1人で歩かなければ

1人で歩けなければ……

その者は死ぬ_

自分1人で何も出来ない

これは今のこの国では死に等しい

身内が死んでも友達が死んでも

例え自分の心が死んだとしても 挫けるわけにはいかない

過去のことを思い出してしまい あまり寝れないまま学校へ行った

りい❤️

おはようございます

ころ💙

おはようございます

るぅ💛

おはようございます

りい❤️

今日は何も無ければいいですね

これが俺たちのいる国に住んでる者の 挨拶だ

堅苦しいがこう言わないと『完璧』 じゃなくなる

早く登校しても結局黙って自分の席に 座って先生を待つだけ

それ以外何もしてはいけない

先生

皆さん、おはようございます

クラスメート

おはようございます

りい❤️

おはようございます

ころ💙

おはようございます

るぅ💛

おはようございます

この堅苦しい挨拶が教室に響き渡る

少し沈黙が続いたかと思えば 不意に先生が口を開く

先生

……今日は外国から転校生が来てくれた。

先生

入ってくれ。

りい❤️

(こんな国に転校かぁ……可哀想に)

そう思ったのと同時に扉を開く音と 転校生の声が響く

ガラララッ

??

こんにちは__

長くなった

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