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@ rifu .。.:*
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放課後の教室には、午後の日差しが斜めに差し込んでいた。窓の外では、蝉の声が盛んに響いている。獅子原颯太は、持っていたエメラルドの石を指先でくるくると回しながら、静かに息を吐いた。
獅子原 颯太
指先で転がすのは、銀色の台座に、鮮やかなエメラルドが数粒あしらわれたネックレス。それは、数週間かけて、部活の合間や放課後にコツコツと作り上げたものだ。駿の、あの緑色の瞳の色を思い浮かべながら、丁寧に磨き上げた。駿は、このネックレスを気に入ってくれるだろうか。それとも、また「女子力高けぇな」とか言ってくれるだろうか。
獅子原 颯太
声をかけると、教室の奥から、龍田駿が顔を上げた。 相変わらずの長身で、緑色の瞳がキラリと光る。駿は、少し眠たそうな顔で、颯太の方を見た。
龍田 駿
龍田 駿
駿は、少しだけ眉をひそめる。その表情に、颯太は一瞬、胸がチクリとした。駿は、颯太のことを「獅子原」と呼ぶけれど…。その度に、二人の間には、ほんの少しだけ、距離が生まれるような気がした。
獅子原 颯太
龍田 駿
龍田 駿
駿は、胡散臭そうな顔で颯太を見つめる。その視線に、颯太は少しだけ顔が熱くなるのを感じた。普段は、駿のそういった疑い深い視線に慣れているはずなのに、今日はどうも落ち着かない。ネックレスが入った小さな箱を、ぎゅっと握りしめる。
獅子原 颯太
龍田 駿
獅子原 颯太
龍田 駿
獅子原 颯太
龍田 駿
龍田 駿
駿は、呆れたように、しかしどこか面白そうに笑った。その笑い声を聞いていると、颯太の胸の中に、再び、あの頃の感情が蘇ってくる。自分が、昔、ヤンキーだった頃の、あの姿が。このまま、駿には、平和な高校生活だけを送っていてほしい。でも、心のどこかで、あの頃のように、自分とぶつかり合えるような、そんな関係を求めている自分もいる。それが、駿にとっての「ライバル」ということなのかもしれない、と颯太は思った。
獅子原 颯太
颯太は、箱を駿に差し出した。駿は、きょとんとした顔で箱を受け取る。そして、ゆっくりと箱を開けた。
コメント
7件
みぅです🤍🥀 第2話、じっくり読ませてもらいました。 颯太くんが駿くんに手作りのネックレスを渡すシーン、すごくドキドキしました…💚 エメラルドの石を駿くんの瞳の色に重ねて磨いたっていうのが、もう、執着というか特別な想いが詰まってて…。駿くんの「ライバル」という言葉の裏にある、ぶつかり合いたい気持ちも、すごく伝わってきました。 続き、どうなるのか気になります!