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柊登馬

………(俯いてる

柊登馬

ッ…

梅宮一

柊、すげー顔してるけど…大丈夫か?

柊登馬

あ、平気…この前の喧嘩のこと思い出してた

梅宮一

(嘘だ…そんな顔じゃなかった…)

梅宮一

(柊はいつもこうだ…全然気持ちを見せてくれない)

またそんな顔して唇噛み締めて

弱さを隠してるけど

梅宮一

(じっと柊を見つめる

柊登馬

な、なんだよ…人の顔じっと見てきて

梅宮一

いや…柊の目ってなんか見ちまうんだよな…

梅宮一

どこまでも真っ直ぐでさ

柊登馬

あ、あんまり見ないでくれよ…

柊登馬

なんか暴かれそうで怖いんだけど…

梅宮一

わりぃわりぃ…次からは気を付けるからさ

梅宮一

(そうは言ったけど…どうしても暴きたくなる)

梅宮一

(時々…うずくまってる柊がいるように見えるから)

梅宮一

(それが多分本来の柊…だと思うんだけどな)

その瞳の奥うずくまる君が

本当の心なら

梅宮一

柊…無理にとは言わないけどさ…

梅宮一

もし不安だって思ったり…泣きたいときがあったり

梅宮一

心が痛くなったら誰かを頼れよ

柊登馬

俺は…頼ることは不慣れだ

柊登馬

俺には誰かを頼るなんてことは…

梅宮一

(まぁ、そう言うと思ってた)

梅宮一

(俺ならいくらだって預かってやれるのにな)

思って泣いて一人で不安でなんで痛いの持ってんだ

僕にそっと預けてよ

梅宮一

柊、直ぐにとは言わないから

梅宮一

いつかは甘えてくれよな?

柊登馬

俺にはそういうの必要な…

梅宮一

そういう存在がわからないから決めつけてるんだろ?

梅宮一

俺に甘えなんかいらないんだって

直ぐじゃ無理と思うのならば少しずつでいい

翼の無い僕等はきっと飛べないと決めつけてるだけ

柊登馬

でも…もし甘えてもいい人か迷ったら?

柊登馬

どうしたいか迷ったらどうする?

梅宮一

そしたら俺がずっと呼んでやるよ

梅宮一

迷わないように俺がずっと柊の名前を呼ぶから

梅宮一

だからその時は俺だけのことでも信じてみてほしい

柊登馬

まぁ、少しずつなら

声の限り君を呼ぶよ迷わないように

フワリ心舞い上がれあの風に乗せていっせいのせ

柊登馬

(昔から俺は話を聞いてほしくても聞いてもらえなかった)

柊登馬

(期待しても結局は裏切られる…)

柊登馬

(こうやって傷付くから…誰かといることを…諦めようと思って)

柊登馬

(自分から避けてきたんだ…こんな思いするくらいならって…)

届かないなんて決め付ける事で

傷つくことから逃げても

柊登馬

(でも誰でもいいから話したい…)

柊登馬

(俺の言葉を聞いてほしい…)

柊登馬

(一体誰なら俺の声を見つけてくれるんだろう…)

その握り締めた掌の中で

揺らぐ想い隠せない

柊登馬

誰かにたまには話を聞いてほしい…

梅宮一

俺が話ぐらいなら聞いてやろうか?

柊登馬

聞いてたのかよ…

梅宮一

柊がまた一人になってたから…

梅宮一

少しでも痛みを軽くしてやれないかなって思ってるの

柊登馬

今は別に…

梅宮一

そっか…今度からは俺が察して動けるようにするから

嘆いてないで一人でいないでそんで痛いの飛んでいけ

今よりちょっと明日(あす)へ行こうよ

梅宮一

柊…一人で変わろうとしなくていいんだからな

梅宮一

俺が手伝ってやるよ

柊登馬

変われるのかな…

梅宮一

そうやって言えるならきっと変われるさ

一人じゃ無理なことも多分さ変えられるかな

翼のない代わりに僕等何処(どこ)までも想い飛ばせるよ

梅宮一

柊が忘れないように俺が何度だって声をかけるよ

梅宮一

どれだけ離れても絶対に柊を探しに行くから

柊登馬

じゃあ約束だな

梅宮一

おう!

声の限り君に歌うよ忘れないように

例え遠く離れてもあの空に向けていっせいのせ

梅宮一

柊…俺と付き合ってほしい

柊登馬

(俺が迷ったとき…梅宮はいつも俺に進む道を見せてくれた)

柊登馬

(もしまた迷っても梅宮となら…大丈夫な気がする…)

柊登馬

俺なんかでいいなら

梅宮一

うん、俺は柊がいいんだ

柊登馬

(これが正解わからない…でもこの広い空の下での1つの声だって思えばいいんだ…)

迷って選んだ道の先でまた迷うのなら

見上げれば眩しい空に幾千の声が響いてるよ

柊登馬

梅宮…俺はあまり恋人とか向いてないけど本当にいいのか?

梅宮一

大丈夫…少しずつでいいんだよ

梅宮一

俺たちなりの恋人になれるのが一番のベストなんだから

柊登馬

そうか…

直ぐじゃ無理と思うのならば少しずつでいい

翼のない僕等はきっと飛べないと決めつけてるだけ

梅宮一

柊がもしまた迷ったら俺が何度でも名前を呼ぶからな

柊登馬

俺も…梅宮が迷ってたら俺が名前を呼んでみる

梅宮一

じゃあ…お互いに名前呼び合おうか

柊登馬

うん

声の限り君を呼ぶよ迷わないように

フワリ心舞い上がれあの風に乗せていっせいのせ

 

お前は一人じゃない ーENDー

ぬいぬい

はい、ということで『うめひい』で『お前は一人じゃない』でした

ぬいぬい

今回は『喜多修平』さんの『一斉の声』で曲パロをやらせてもらいました

ぬいぬい

こちらは以前も紹介した『夏目友人帳』の1期…つまり最初のシリーズのオープニングでした

ぬいぬい

一人じゃないという意味を優しくそっと温かい声音で包み込んでくれるような楽曲です

ぬいぬい

とてもいい楽曲なので一度聞いてみたらいかがでしょうか

ぬいぬい

今回はここまでとなります

ぬいぬい

それではおつぬいです

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