死んだ今でも、

なーくんは死んだ今でも俺のそばに居る でも、死んだ理由をなーくんは言わない

結局、この会話を最後に俺はいつも眠ってしまう

俺が眠る瞬間に見るなーくんはいつも俺を睨んでいる そして俺は、なーくんに恨まれてることを実感する

ジェ…く…

ジェル…くん……お…て

あぁ、まただ いつもこうやって起こしてくれるのに、何故か出てこない

いや、俺が起きた瞬間に消えてしまう

俺はなーくんが出てくるようになってから学校に行けなくなった

こうやって謝ってないと、もうどうにかなりそうだった

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい

俺が学校に来なくなってから、毎週必ずさとみと子供組メンバーが1人来る

嬉しいことのはずなのに、今はもう全然嬉しいと思えなくなっていた

いただきます

美味しい…本当に美味しいのに

なんでなーくんは俺らを睨むん？

数時間後

メンバーは帰り、部屋には俺となーくんだけになった

なーくんは相変わらず俺の事を見つめる

俺が声をかけようとした瞬間、なーくんは消えてしまった