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誰か叫んでいる その言葉は俺に向けて放たれている
その人の顔は黒く塗りつぶされていて よく見えない 声も地声ではないような声をしている
ただひとつ分かること、 それは
彼女が泣いているということ
大粒の涙を流してこちらを睨み罵倒する それだけでどれだけ自分が憎まれているか 嫌でもわかってしまう
???
深夜 なにかの音で目が覚める
赤
桃
赤
音の正体は ないくんの、大切な弟の荒い息の音
青
りうらの声で起きたのか まろが目を擦りながら体を起こす
赤
そう言うとまろは すぐにその場の状況を把握したのか 眠そうだった目が一気に冴えた
青
青
赤
青
そう言いあにきの布団へ行った
赤
桃
赤
そしてまろに言われた通り ないくんの背中を撫で落ち着かせる
黄
少し経つと ぬるま湯が入った桶と手ぬぐい を持ったまろとあにきが来た
桃
ないくんは泣きそうな目で あにきの方に手を伸ばす
黄
そう言いりうらからないくんを"奪って" 抱き締め頭を撫でる
桃
青
濡れた手ぬぐいでないくんの額を拭い 心配の声をかけるまろ
桃
赤
桃
赤
桃
青
黄
桃
赤
桃
そして俺たちはまた 深く永い眠りについた