個人競技だから、、

かなみは3歳から陸上をならっていた。 8歳で入った選手コース。 選手コースでは先輩たちにもかわいがられ、幸せな日々だった。 あの日までは。

半年後 かなみにとって初めての大会

かなみは県で2位だった。

かなみが選手コースに入って約2年。 新しい子が入って来た。

はなみとかなみは仲良くなった。 年の離れた先輩しかいなかったかなみにとってはなみは特別な存在だった。 しかし、幸せな日々は、そんなに長くは続かない。

約半年後

かなみとかれんは仲良くなった… 表面上では。

かれんはかなみとはなみが仲良しなことが面白くなかった

体操をするとき…

そんなことが何度も続いた…

そんなある日、かなみはまだ小学生だが、特別に小学生コースから中学生コースに移ることになった。

かれんはかなみのバッグの中から、かなみが大切にしていたくしを盗んだ。

大会では

イタズラはどんどんエスカレートし、かなみの心はボロボロ…

しかし、何日たっても何も変わらなかった それどころか、イタズラはますますエスカレートしていくばかりだった。

数日後、かれんは練習に来なくなった。 コーチはかなみに何も教えてくれなかった。

あとから聞くと、かれんは学校でものすごく嫌われていたらしい。 陸上では彼氏がいるだの20人に告られただの嘘をつきまくっていたことも分かった。テストではいつも100点と言っていたが実際はクラスでビリを争うほどのアホだったらしい。

この後、陸上を続けたかなみは、やがて日の丸を背負うこととなるのでした。