透
合唱祭が終わった透です
透
3年間、同じクラスメイト達の伴奏をやってきました
透
でも最初から上手くいった訳じゃないです
「今のあなたが伴奏のオーディション受けることは許可できない」
透
中1の頃、母親に伴奏のオーディションを受けたいと言った時
透
一番最初に返ってきた言葉でした
透
なんでって聞いたら
「自分の思い通りにいかないと怒る、任された仕事を最後までやり遂げないあなたが伴奏を最後まで出来るとは思えない」
透
ってド正論言われて
透
確かにその通りだとは思いました
透
が、それでもやりたくてどうにか母親を説得して
透
オーディションに受けたら選ばれました
透
(まあ当時3人しか受けなかったし…)
透
最初は選ばれたことがすごく嬉しかったです
透
でも同時に不安もありました
透
こんな自分が伴奏をできるのか
透
他にも色々不安が頭をよぎって
透
いっそのこと棄権しようかなって思ったり
透
なのに気づいたら3年も伴奏を担当してて
透
あんなに不安だったのになんでやってるんだろ
透
その理由は至ってシンプルでした
透
それは
透
昼休みに伴奏の練習をしてると
透
皆それに合わせて楽しそうに歌ってくれて
透
しかも大声すぎない声量で
透
多分練習に集中できるように配慮してくれたんだと思います
透
その上、練習が一段落したら
「めっちゃ上手いね!」
「よくこんなに難しいの弾けるね!」
「透ちゃんの伴奏歌いやすいよね!」
透
ってめちゃくちゃ褒めてくれて
透
その笑顔と優しさを持った皆の手伝いがしたい
透
背中を押したい
透
楽しそうな歌声を聴きたい
透
笑顔を見たい
透
そう思って自分は伴奏を続けてきたんだと思ってます
透
掃除の前に指揮者の子と自分がコメントすることがあったんです
透
自分は最初は母親に伴奏を否定されたと言って
透
家族のことを少し話しました
透
自分の家は音楽一家で
透
父親は主にベース、ギターできてドラムも一応できる
透
趣味の割に結構上手いです
透
母親もピアノオンリーだけど趣味の割にかなり上手い
透
兄はピアノ、最近はギターとドラムを習得して
透
結構上手くなってます
透
そんな中自分は家族よりもレベルが低い
透
ピアノを10年以上やってて、最近はベース、ギターもやってますが
透
どれも家族の中で1番下手
透
その事を皆の前で話してたら涙が出てきちゃって
透
「あぁ、何してんだろ」って思ってたら
透
って皆応援してくれて
透
「3年間、ありがとうございました」と
透
皆のお陰で3年間伴奏ができた感謝を伝えました
透
また思い出した時に家で伴奏を弾こうと思う
透
そう言ったら
透
って指揮者の子が涙ながらに言ってくれました
透
言い終えて自分の席に戻ろうとしたら
透
皆拍手しながら
「3年間お疲れ様!」
「こちらこそ3年間ありがとう!」
「卒業式の時もよろしくね!」
透
って言われて更に泣きそうになりました
透
その後クラスメイトから
「話聞いててこっちも泣いちゃったよ!」
「その涙見て私ももらい泣きしちゃった!」
透
って言われて
透
優しい子たちだなって改めて思いました
透
本当に、3年間ありがとう