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コメント
4件
え？90点だったら、喜びの舞、てか、 18点取った5年やぞ？ないこ、90点6年よ？やばない？
90点で悲しい……泣く…… 私は60点台でまだセーフだと思ってる……80はいい方……うぅｯ私も90点で悔しがれるようになりてぇ！
いふくんとか？
ないくんらしくない点数。
6年生の中で、2番目に頭がいいって、 噂が立ったないくん。
1位はいふくんらしいけど。
そんなないくんが90だなんてっ...！
どういうこと？
いや、プレッシャーかけてるとか、 価値観を押し付けてるとかじゃないよ。
あんなに勉強してたのに...
いふくんもちょっと引くくらい、 休み時間も勉強に費やしたってことも、 聞いたくらいなのに。
ないくんの中の何かが、 変わってしまったのだろうか。
それとも、テストが俺らのように、 とーっても難しかったのか。
その二つの可能性しか、 ありえないはず。
だって、 ないくんが勉強に手を抜いてるはずはないから。
俺以上に負けず嫌いで、
勝負事は、 オーラからもわかるくらい、 燃えてて、
努力をし続けて、 いつまでも進み続けるないくんが。
そして、俺の尊敬する、 大好きな人が。
...えっ！
送り仮名を書けとあるのに、 送り仮名が足りなかったり、 抜けている。
点が抜けていたり...
ないくんらしくもないテスト。
『らしくない』というのは、 ごめんけど。
いつもちゃんとしてる、ないくんじゃ、 到底あり得ないミスばかり。
明らかに、見直し不足で、 明らかに、いつもと違う。
そんなテストがとっても怖くて、 気持ち悪く感じてしまってっ...
俺は、ないくんに返した。
あっ...
ないくんだって、 きっと、怖いんだ。
努力が報われなかったことが。
自分の実力が、 こんなだったことが。
自分にできる精一杯で、 ないくんを慰める。
いつもとは逆の立場に立っているが、 ないくんの辛さがわかってしまった。
寝る間も削って挑んだテスト。 何度体調を心配されても、 頑張ったテスト。
俺は、 ないくんを抱きしめた。
身長的には、おかしいけど、
とぉーっても、安心した。
ないくんが、 頑張りすぎたからだよ。
俺は、キッチンへと向かった。
ないくんは、ケーキを食べてたフォークを置き、 俺のほうを向いた。
そして、 俺を抱きしめ、 頭をなでてくれた。
ないくんの腕の中は、とても暖かかった。
俺が抱き着いた時よりも。
そして、やっぱり...
暖かくて、安心した。
continue...
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