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れい
れい
れい
れい
れい
れい
諸君らは、ひじょーに気不味い状況に 置かれたことはあるだろうか?
例えば、普段ニコニコして 何も言わない奴が怒りのボルテージを 越えて数年に一度のガチギレを 突然かましたりだとか、
例えば、受験を頑張った飲み会として 集まって、どこ受かった?などと 和気あいあいに聞いている時いきなり メンバー中1人だけ落ちたという カミングアウトをしてきただとか。
……例えば、普段どちらかと言えば 黙々と仕事をこなすタイプの ホビットが将棋よろしくパチダン パチダンと音を立ててキーボードを 叩いていたりだとか。
不機嫌モード全開の上司を前に、 部下たちは気不味そうに 目配せをし合う。
そんな空気が重い通信室に、 ふら〜っと鬱が入ってきた。
鬱
いつも通りのお願いを言いかけた 鬱だったが、色々と察したようだ。
部下たちにジェスチャーで出ていけと 示し、彼らも頼みますと言わんばかり 部屋を出て行く。
鬱
ロボロ
ロボロ
早速預かったUSBをパソコンに差し、 一つだけファイルに入っていた動画を 再生する。
鬱
鬱
a国は、国全体が貧しく、 贅沢な暮らしをしているのは王族と 一部貴族だけで、その他の一般市民は まともな生活すらできない者が多い。
そのため、国土の半分以上が スラム街と化しているのだが、 それでも王は何もしようとはしないし それどころか税金を巻き上げようと してくるので胸クソ悪いこと この上ない。
その内情がありありと見て取れる この動画に心の中で 舌打ちをしながらも冷静に 目を通した鬱は、首を傾げた。
鬱
この映像が我々国のものだったら それは大異変に違いないのだが、 残念ながらa国にとってはこれが "普通"である。
鬱
鬱
するとずっと背を向けてパソコンに 向かっていたロボロは よくぞ気付いたというふうに椅子を 回転させて此方に振り向いた。
ロボロ
ロボロ
鬱
はぁ〜、と息を吐いて俯くロボロに 鬱は前に彼が言っていた事を 思い出した。
鬱
ロボロ
鬱
頭を少し上げドスの効いた声を出した ロボロに鬱は自分が墓穴を 掘ったことに気付く。
ロボロ
鬱
ロボロ
鬱
ロボロ
鬱
ロボロ
鬱
ロボロ
抑えていたものが噴火した。 ロボロが絶叫はまだ よくあるかもしれないがいい意味では 無いことは分かる。
ロボロ
鬱
鬱
ロボロ
鬱
ロボロはだいぶ本気の目をしている。 やだこわい。
鬱
ロボロ
ロボロ
鬱
ロボロ
鬱
ロボロ
鬱がパソコンに指を走らせようと した時、インカムに通信が入った。
鬱
ショッピ
鬱
ショッピ
見ると、ロボロの耳からインカムが ずり落ちている。
ああ、それでか、と思っていた意識は ショッピの声により引き戻された。
ショッピ
ショッピ
鬱
ショッピ
鬱
ブツ、とそこで通話は終了する。
訝しげな顔をしながらも口を 挟まなかったロボロに向き直り、 事を伝える。
鬱
しんぺい神
ロボロ
しんぺい神
連絡を受けてすぐベッドの空きを 作らせたロボロは、疲労困憊 という風に丸椅子にもたれかかる。
その側のベッドでは、大人しく すやすやと寝息を立てて眠る 脅威の姿が。
ショッピ
ロボロ
ロボロ
しんぺい神
しんぺい神からハートが飛んだ気が したが気のせいだろう。うん。
ロボロ
ショッピ
ロボロ
ショッピ
ショッピ
ロボロ
最初の二文はまだトラウマらしくて うわ言として理解ができた。
ただ「お腹が空いていない」とは どういうことだ?
なにか……妙に、引っかかる感じは するが、その正体はわからない。
鬱
ショッピ
しんぺい神
ショッピ
鬱
鬱は諌められた煙草を指で弄り、 しんぺい神はカルテに情報を 書き留める。
ゾム
ロボロ
眠っているゾムの髪にすっと指を 通す。
さらさらと落ちていった茶髪の髪は 光を反射して頬に着地する。
鬱
ショッピ
ロボロ
しんぺい神
鬱
鬱
ショッピ
鬱
ロボロ
鬱
鬱は怪訝そうな顔でロボロの顔を 覗き込む。
ロボロは直立不動で動かない。
鬱がロボロの雑面に手をかけようと した時、ロボロが突然走り出した。
鬱
ロボロ
鬱
突然の仕事ぶっぱ。
情けない悲鳴を出した鬱は しんぺい神にナチュラルに怒られた。
俺にとってあのa国の風景は "普通"だった。
ごく一部の華やかな世界と、 その他大勢の薄暗い世界。
俺も、"スラム出身"だったから。
だから、あの映像には違和感どころか 懐かしささえ感じていたんだ。
ロボロ
グルッペン
ロボロ
ロボロ
グルッペン
にやり、と笑った我らが総統は 呆れと安堵と………
愉悦が混じった顔をした。
れい
れい
れい
れい
れい
れい
コメント
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フォロー失礼します! 続き気になります!

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