コメント
3件
やった! 俺とゆっぴー出てる!
茶々
茶々
茶々
茶々
茶々
茶々
茶々
茶々
鉄舞
山道玄葉
星宮凪
星宮凪
コナン•ドイル
菊池寛
久米正雄
菊池寛
松岡譲
永井荷風
菊池寛
久米正雄
横光利一
川端康成
コナン•ドイル
鉄舞
茶々
井伏鱒二
星宮凪
久米正雄
永井荷風
菊池寛
島崎藤村
アーネスト・ヘミングウェイ
横光利一
井伏鱒二
山道玄葉
茶々
三好達治
正宗白鳥
流石にこの世界での1ヶ月は長すぎるようです
コナン•ドイル
松岡譲
松岡譲
星宮凪
茶々
永井荷風
菊池寛
※サッチー=伊藤左千夫
山道玄葉
横光利一
ガチャ🚪
コナン•ドイル
太宰治
中原中也
太宰治
星宮凪
山道玄葉
鉄舞
三好達治
正宗白鳥
茶々
井伏鱒二
井伏鱒二
太宰治
中原中也
星宮凪
鉄舞
茶々
コナン•ドイル
鉄舞
星宮凪
コナン•ドイル
松岡譲
中原中也
中原中也
茶々
鉄舞
太宰治
…ゑ?(太中以外)
茶々、鉄舞、尊死
星宮凪はギリギリ耐えてる
コナン•ドイル
横光利一
島崎藤村
北村透谷
山道玄葉
久米正雄
太宰治
中原中也
井伏鱒二
中原中也
太宰治
コナン•ドイル
菊池寛
永井荷風
太中編も完結した
コナン•ドイル
松岡譲
久米正雄
アーネスト・ヘミングウェイ
永井荷風
コナン•ドイル
久米正雄
コナン•ドイル
星宮凪
鉄舞
コナン•ドイル
久米正雄
永井荷風
久米正雄
コナン•ドイル
島崎藤村
北村透谷
久米正雄
コナン•ドイル
久米正雄
コナン•ドイル
久米正雄
北村透谷
島崎藤村
松岡譲
松岡譲
コナン•ドイル
永井荷風
永井荷風
久米正雄
菊池寛
松岡譲
アーネスト・ヘミングウェイ
井伏鱒二
正宗白鳥
三好達治
頼むから来てくれ…(全)
一方で図書館(現実)の方では
潜書した文豪達の帰りが遅いということが問題になっていた…
内田百閒
直木三十五
中野重治
小林多喜二
広津和郎
吉井勇
幸田露伴
北原白秋
北原白秋
北原白秋
岩野泡鳴
徳永直
北原白秋
北原白秋
高村光太郎
草野心平
萩原朔太郎
室生犀星
山本有三
山田美妙
折口信夫
柳田國男
佐藤春夫
堀辰雄
石川啄木
小泉八雲
小泉八雲
中里介山
新美南吉
鈴木三重吉
小川未明
💨ドドド💨
零
結
零
零
結
零
↑ポードレールとランボーに転生業務を頼んできた↑
広津和郎
小林多喜二
零
山田美妙
山田美妙
山本有三
岩野泡鳴
内田百閒
直木三十五
小林多喜二
中野重治
小林多喜二
中野重治
折口信夫
柳田國男
萩原朔太郎
零
山本有三
広津和郎
内田百閒
岩野泡鳴
結
結
結
草野心平
柳田國男
折口信夫
高村光太郎
高村光太郎
結
草野心平
高村光太郎
高村光太郎
草野心平
高村光太郎
零
結
広津和郎
広津和郎
衝突
広津和郎
誰か
広津和郎
誰か
柳田國男
広津和郎
広津和郎
柳田國男
柳田國男
柳田國男
広津和郎
柳田國男
零
結
山本有三
岩野泡鳴
零
…
零
結
結
零
山本有三
岩野泡鳴
零
零
零
結
零
零
結
山本有三
零
零
岩野泡鳴
結
零
結
夜
誰か
誰か
零
零
零
結
誰か
誰か
檀一雄
結
檀一雄
檀一雄
山本有三
岩野泡鳴
檀一雄
誰か
誰か
山本有三
レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ
にこ
岩野泡鳴
岩野泡鳴
檀一雄
レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ
レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ
↑フェージャのことは諦めたらしい
にこ
広津和郎
柳田國男
誰か
広津和郎
柳田國男
誰か
折口信夫
柳田國男
折口信夫
柳田國男
折口信夫
広津和郎
広津和郎
柳田國男
折口信夫
柳田國男
折口信夫
折口信夫
柳田國男
広津和郎
折口信夫
暗過ぎて周りが見えず衝突
零
広津和郎
零
志賀直哉
山本有三
武者小路実篤
武者小路実篤
里見弴
ゆうか
有島武郎
にこ
柳田國男
折口信夫
結
結
レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ
岩野泡鳴
零
鉄舞
星宮凪
菊池寛
菊池寛
三好達治
三好達治
横光利一
川端康成
井伏鱒二
井伏鱒二
久米正雄
松岡譲
菊池寛
星宮凪
茶々
鉄舞
永井荷風
鉄舞
北村透谷
島崎藤村
アーネスト・ヘミングウェイ
アーネスト・ヘミングウェイ
三好達治
正宗白鳥
山道玄葉
鉄舞
コナン•ドイル
う〜ん(´𖦹 ̫ 𖦹`)
永井荷風
井伏鱒二
三好達治
茶々
久米正雄
永井荷風
島崎藤村
井伏鱒二
横光利一
川端康成
永井荷風
鉄舞
横光利一
川端康成
檀一雄
レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ
武者小路実篤
零
結
🚪オープン
零
山本有三
岩野泡鳴
広津和郎
横光利一
川端康成
茶々
鉄舞
山道玄葉
星宮凪
コナン•ドイル
菊池寛
久米正雄
松岡譲
正宗白鳥
正宗白鳥
岩野泡鳴
永井荷風
井伏鱒二
島崎藤村
北村透谷
三好達治
結
零
レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ
折口信夫
折口信夫
柳田國男
里見弴
里見弴
井伏鱒二
永井荷風
零
結
久米正雄
久米正雄
零
結
山本有三
岩野泡鳴
正宗白鳥
正宗白鳥
岩野泡鳴
広津和郎
柳田國男
折口信夫
岩野泡鳴
零
広津和郎
コナン•ドイル
コナン•ドイル
コナン•ドイル
コナン•ドイル
コナン•ドイル
星宮凪
鉄舞
零
井伏鱒二
三好達治
結
横光利一
テレビ📺
井伏鱒二
テレビ📺
テレビ📺
テレビ📺
有島武郎
折口信夫
折口信夫
柳田國男
柳田國男
街中というよりは村に近いところ、事件現場
霧は山の谷を覆い尽くしていた。 小さな村――ヨコハマ?遠野?の外れにあるこの土地では、朝の光も湿った霧に阻まれて、地面の影を深く濃く伸ばす。
その静寂を破ったのは、遠くの山間から響く不気味な悲鳴でもなく、むせ返るような土の匂いでもない。 若い男女の変死体――首筋には奇妙な焼印の文様が刻まれ、遺体の傍らには古びた紙片が散らばっていた。
紙片には、誰が書いたのか判別できぬ古文の文字でこう記されていた:
「まれびと、来たりて、眠りを乱す」
村人たちは口を閉ざし、家の戸を固く閉めていた。 噂に怯えた老人の声が、霧の中に消えていった。
村人
武者小路実篤
折口信夫
折口信夫
島崎藤村
柳田國男は雨に濡れた肩をさすりながら、静かに村に足を踏み入れた。 彼の目は、単なる殺人事件以上のものを捉えていた。
現場の焼印文様 そこに添えられた紙片 村人たちの無言の恐怖
すべてが、「語られなかった物語が現実化している」兆候である。
柳田國男
柳田は紙片を拾い、古文の文字を慎重に読み上げた。
霧が一瞬、風に揺れるように渦を巻き、彼の周囲の景色がかすかに歪む。 木々の間に、座敷童の小さな影がちらりと見えたような気がした。
遠くの神社跡に、もう一つの気配があった。
折口信夫
青白く光る影が、夜の霧の中で揺れる。 折口信夫はそこで、古来の詩を低く詠唱していた――
折口信夫
その声は、霧に溶けて村の空気を震わせる。 柳田の声と折口の詠唱が重なると、静かな森の奥で、不可視の存在が反応するのが分かった。
霧の中で、かすかに影がうねり、木の枝に触れる音がする。
柳田國男
折口信夫
村人たちの恐怖
子供は家の奥に隠れ、母親は窓から外を見つめて震えている。 遺体の傍には、まだ香の煙が立ち上るような錯覚があり、 村全体が伝承の現実化に巻き込まれつつあった。
柳田は紙片と文様を手に、静かに折口へ視線を送る。 二人の間に、言葉は要らなかった。 伝承を現実化させる力の存在を、互いに理解していたからだ。
折口信夫
霧は深まる。 遠野の山々の影は、夜が深まるにつれて生き物のようにうごめく。 柳田と折口――二人は、この小さな村で、 語りと祈りが交わる瞬間の真実に向き合うことになる。 柳田:「語られぬ物語が、動き出したか……」 折口:「まれびとが来る。……この夜から、全てが始まる。」 次に訪れるのは、新たな死体、そして民俗文様のさらなる謎。 村は、すでに神話の舞台となっていた。
霧はまだ村を覆っていた。 昨夜、若い男女の変死体が発見された場所は、今や警察のテープで囲まれ、地元の住民は誰も近づかない。 だが柳田國男の目は、現場そのものではなく、過去に刻まれた文書の存在に向けられていた。
柳田の調査 村役場の古文書庫――そこには、埃をかぶった古文書が山積みになっている。 柳田は慎重に手を伸ばし、古文書の一冊を取り出した。
柳田國男
ページをめくると、紙は黄ばんでいたが、文様と符号が鮮明に残っていた。 現場で見た焼印文様と酷似している。 そこには明確な指示が書かれていた:
まれびとを呼ぶには、選ばれし者の血と、古文書の言葉を媒介とせよ。
柳田は息を呑んだ。 殺人は偶然ではなく、伝承を現実化させるための儀式だったのだ。
古文書を確認している最中、別の遺体が見つかった。 今回も古紙が残されており、そこにはこう書かれていた: 「語られざるもの、今甦る」 柳田は即座に理解した。
柳田國男
折口はすでに夜の村を巡り、異界の兆しを探知していた。 霧の中、青白い光が揺れる神社跡――そこに降臨する存在を予感する。
折口信夫
柳田の紙片の文字と折口の詠唱が共鳴すると、霧が渦を巻き、空気の密度が変わる。
木々の影の間から、不可視の存在が揺れるのを感じた。 座敷童の小さな影、古木に絡みつく霊的文様、遠くで鳴る不自然な鳥の声―― すべて、伝承が現実化する予兆だった。
村人たちは、夜の霧の中で誰かが見守っているような気配に怯えていた。 柳田と折口は互いに視線を交わし、言葉なしで意思を通じ合わせる。
「語り」と「詩」が重なれば、現世に顕現する存在を鎮められる―― 二人はすでに、その準備を始めていた。
柳田國男
折口信夫
霧の中、突然、光る影が遺体の近くに集まり始める。 風に乗って、死者たちの声のような囁きが響く―― 遺体の傍らの紙片が光る。 柳田の語りと折口の詠唱が重なると、影は形を取り始める。
……これは、ただの死者ではない。 伝承の一部が動いている。
二人は決意する。 “共鳴”を行わなければ、事件はさらに拡大し、村全体が異界化する。 次回予告の伏線 村にはまだ多くの古文書が隠されている。 遺体の痕跡は、全て「来訪神」を呼び出す儀式に絡んでいる。 柳田と折口の共鳴準備は始まったが、完全な力を発揮するには、犠牲と覚悟が必要。 柳田:「語りと祈り――次に動くとき、物語が現実を塗り替える。」 折口:「まれびとが来る。今度は、完全に、私たちの力で迎え入れる。」
柳田國男
折口信夫
霧は昨夜よりも濃く、谷全体を冷たく覆っていた。 遠野の村の家々はまだ戸を閉ざし、灯りもまばらだ。 柳田國男は村の中心にある神社跡で、紙片と古文書を手に佇んでいた。 その隣に、折口信夫が静かに立つ。
折口信夫
村の外れ、朽ちた古民家―― そこに残された痕跡から、犯人の正体が浮かび上がる。
かつて村の伝承を研究していた若き民俗学者 「伝承を現実化し、人々に神の力を見せる」ことを目的にしている 自らの知識を悪用し、殺人を触媒として儀式を進行 柳田は古文書と紙片を照合し、つぶやいた。
柳田國男
犯人は、古文書の指示通り、来訪神を現世に召喚し、村を神話化することを目論んでいた。
遺体と紙片は、神を呼び寄せる媒介 古文書の文様は、霊界と現実を繋ぐ呪文
犯人は“伝承を現実化する力”を独占し、神格化された村の支配者になるつもりである
折口信夫
霧が渦を巻き、不可視の霊的存在が神社跡に集まり始める。 折口は小さく呼吸を整え、手を掲げる。
折口信夫
瞬間、霧が青白く光り、影が形を取り始める―― 小さな座敷童の影が動き出し 古木の枝に絡みつく霊的文様が実体化
遺体の周囲に、薄い霊的膜が張られ、犯人の手の届かぬ世界を形成
柳田國男
折口信夫
折口の異能《まれびと》が発動。 霊たちは彼の指示に従い、儀式を妨害する動きを取り始める。
犯人は愕然としながらも、古文書を掲げ詠唱を続ける。
犯人
だが、折口が呼び出した霊的存在たちが、次々と儀式の触媒を遮断する。 焼印文様の光が暗く沈む 遺体の傍の紙片が光を失う 儀式が不完全に終わる兆し
柳田國男
折口の異能により、村の霊的バランスが徐々に回復。 霊たちは静かに鎮まり、来訪神の影響は限定される。 犯人は力尽き、神話化の野望は阻まれる。
折口信夫
柳田國男
犯人は逮捕されるが、儀式の痕跡は村に残る。 柳田は古文書を回収し、今後の研究対象とする。 折口は、次に来る“まれびと”への備えとして、神社跡に留まることを決意。
柳田國男
折口信夫
夜が明けたというのに、光は差さなかった。 村を覆う霧はなおも濃く、折口の異能が鎮めたはずの“まれびと”たちの気配が 再び、地の底から滲み出していた。
神社跡で柳田國男は手帳を閉じ、静かに目を細める。 隣には疲弊した折口信夫。額に霜のような汗が滲む。
折口信夫
柳田國男
村人たちが口々に囁く。 「昨夜、神社の裏で子供の声がした」「川辺に灯が浮かんでいた」―― まるで、百年前の伝承が再び語られているかのように。
柳田はその断片を手帳に記す。 ペン先が紙を滑るたび、微かな風が吹いた。 その瞬間、折口は身を震わせた。
折口信夫
柳田國男
手帳の文字が淡く光を帯び、地の底から“声”が応えた。
声
霧の向こう、白い着物の影がゆらりと揺れる。 “神隠し”の伝承の再現――それは、柳田の筆から生まれた現象だった。
柳田國男
語りの声が空気を震わせる。 瞬く間に、村の風景が変貌していった。
木々の間を、座敷童が走り抜ける。 川辺では河童が皿を持ち上げて笑う。
山の向こうでは、山男が巨岩を担いで立つ。 折口のまれびとたちが“祈り”の具現ならば、 柳田の語りは“信仰”そのものを実体化する。
折口信夫
柳田國男
しかし、異変が起きる。 柳田の足元が淡く透け始めていた。 手帳を握る手も、次第に輪郭を失っていく。
折口信夫
柳田國男
彼の声が強まるたび、現実が“物語”に侵食されていく。 神社の石段が苔むした古代の祠へと変わり、空は灰色の神話の時代へと沈む。
折口は詠唱を重ね、柳田の語りを“祈り”で包もうとする。
折口信夫
彼のまれびとたちが柳田を囲み、霊的な膜を作る。 だが、その中心で柳田はなおも語り続けた。
柳田國男
語りと祈りが交錯し、空が裂けた。 霧の中から、伝承の“来訪神”が姿を現す。 その目は、現実を見ていない――“物語の内側”にいる。
折口信夫
柳田國男
風が止む。 神はまだ完全には降りきっていない。 村は半ば“遠野”、半ば“現実”のまま、危うい均衡を保っている。 柳田の姿は霧の中に溶けかけながら、最後に折口へ微笑む。
柳田國男
折口は黙して頷く。 霧の奥では、まだ幾つもの“伝承”が囁いていた。
村を覆う霧はさらに濃くなり、 人々は日中であるにもかかわらず灯りを消して家へ籠った。
霧の中心に立つ二人――折口信夫と柳田國男。 柳田は半ば透け、折口は疲弊して膝をついている。 だが、霧の奥から“ざわり”と声がした。
村人
折口信夫
柳田國男
二人の“異能”は、互いを補完し、増幅し始めていた。
柳田の語りが、言葉でなく“風の音”となって響く。 手帳の文字は勝手に走り、紙の上で伝承が自動的に増殖していく。
柳田國男
霧の中で、いくつかの影が形を取り始める。 山の神の遣いといわれた白鹿 川に誘う灯(“うしお灯”の伝承) 夜道に現れる女の影(神隠しの前兆) それら全てが、村人たちの“記憶”と“信憑”から生まれた存在だった。
折口の胸元の護符が光り、まれびとたちが勝手に現れ始める。
折口信夫
柳田の語りが生む“伝承の実体”に、 折口の“まれびと”が呼応してしまっていた。
本来は別の系統の霊性なのに、 “同じ信仰圏”に基づくため、共鳴してしまう――最悪の事態。
折口の足元には、古代の来訪神の仮面が現れ、 神歌が風の音に混じって響く。
霧の中心で、語りと祈りが重なる。 柳田の声と折口の祝詞が、 まるで“合唱”のように混じり合い、村全体に響き渡る。
柳田國男
折口信夫
二つの異能が重なる瞬間、 空が裂けるような轟音が響いた。 空に巨大な“影”が立ち上がる。 それは、伝承の複数の神が混ざり合い、形を失いながら歪んでいく “未完成の神”。
折口信夫
柳田國男
語りと祈りが補完した結果、 伝承の“空白部分”が怪物として出現したのだった。
巨大な影が現実を侵食し、 電柱は曲がり、家々の形が“昔話の家”へと変質していく。
柳田の身体はさらに透け、 手帳が勝手にめくられ、 文字が彼の体から溢れて浮遊する。
柳田國男
折口信夫
柳田國男
折口は柳田を抱き止めるように肩を掴む。
折口君、柳田師匠のこと好きですよね〜
折口信夫
柳田國男
折口信夫
柳田の手が折口の肩に置かれた瞬間―― 二人の異能が完全に重なった。
地響きとともに、霧の奥から“足音”が響く。 ドン…… ドン…… ドン…… 折口が震えながら呟く。
折口信夫
語りと祈りが呼んだ存在は、 伝承の中で“災厄を告げる神”とも“豊穣をもたらす神”とも言われた両義の存在。
その姿はまだ完全には見えない―― だが、山の向こうに、巨大な“仮面”の輪郭が浮かんでいた。
柳田は薄れゆく意識の中で呟く。
柳田國男
折口は拳を握りしめ、霧の中へと一歩踏み出す。
折口信夫
霧が大きく揺れ、 巨大な“神”がついに姿を現そうとしていた。
――次回、 “来訪神”完全顕現。