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奈津美
咲良
私は咲良と中学受験発表に来ていた
奈津美
咲良
咲良
奈津美
咲良
咲良
奈津美
咲良
そういうと咲良は私の手を引っ張って合格者の受験番号が貼ってあるところに向かった
桜岡女子中学校…
偏差値65の秀才が集まる、私にはとても無理な学校に私は受験してしまった
奈津美
そんなことばかり考えていた
咲良
咲良
私は手に握りしめている113という番号がかかれている紙をくしゃくしゃになるくらい握りしめた
奈津美
105、108、112、113、117…
奈津美
行き過ぎた目をあわてて戻す
奈津美
手の中の紙をもう一度見ても、そこにははっきりと113とかいてあった
奈津美
飛び跳ねるほど嬉しかった
奈津美
嬉しくて嬉しくて咲良に飛びつくと、咲良は私のことを払い除けた
驚いて咲良を見ると、咲良は顔が真っ青になっていた
奈津美
あわてて咲良の受験番号、102番を探した
…だけど、102番はいくら探しても見つからなかった
私がもう一度咲良を見ると、咲良は目からボロボロと涙をこぼしていた
奈津美
咲良
咲良が私を睨みつけた
その目は涙で溢れていて、顔は真っ赤になっていた
咲良
咲良
咲良
奈津美
咲良
咲良
奈津美
奈津美
咲良
咲良
咲良
奈津美
奈津美
私はそう投げ捨てると、家に帰った
数日後
桜岡の入学式があった
奈津美
奈津美
奈津美
私は心に深い傷を負ったまま、桜岡に入学してしまった
咲良視点
昨日の合格発表のショックがまだ少しも癒えない
私は着るなんて思ってもいなかった公立の聖徳中学の制服に袖を通した
咲良
私はそう吐き捨てた
ブレザーに赤のリボン
下はチェックのスカート
こんなの着るなんて思ってなかった
桜岡には絶対受かると思ってた…だから第二志望なんて決めてなかったから、私は公立なんかに行くことになった
咲良
ため息をつく
桜岡の制服はきらきら輝いていて、可愛かった
清潔感のある白いセーラー服
襟には青色のラインが二本入っていて、胸元には綺麗なリボンが着いていた
私も着る予定だったのに…
咲良のお母さん
咲良のお母さん
咲良のお母さん
お母さんはそう言うと私のリボンを直してくれた
咲良
お母さんは受験の時遅くまで一緒に起きてくれてて、夜食を毎日のように作ってくれた
それなのに落ちて…なんでこんなに嬉しそうなんだろう
私の制服姿を見ているお母さんの目はとても優しかった
咲良のお母さん
咲良
咲良のお母さん
咲良のお母さん
咲良
入学式が終わって、生徒は各教室に案内された
私が新しいクラスの1年3組で待機していると、いかにも頭の悪そうな人達が入って来た
咲良
今日からこんなやつらと一緒に生活するとか、うんざり…
塾だけちゃんとやってればいいでしょ…
私が頬杖をついて窓を見ていると
拓
隣から声をかけられたので、私は隣を見た
そこにはいかにも「陽キャ」の人がいた
咲良
でも無視する訳にもいかないから、私は
咲良
と、言った
拓
隣の男子は元気に返してきた
拓
咲良
拓
拓
咲良
はぁ…
訳わかんない