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~新連載~ 『 甘い王子様の1番星 』
⒈ 図書室の距離
放課後の図書室。
世界でいちばん静かな時間。
ページをめくる音や鉛筆を滑らす音
外から聞こえる爽やかな掛け声
橙はいつもの席に座った
ここは窓際で暖かい太陽が照らされる特等席
本を開きいつもの様に読み進めると
椅子を引く音がした。
普段誰もいない図書室に誰が入ってきたのかと
心臓が止まりそうになる
顔をあげると
そこには学校一の人気者が居た。
完璧で静かな王子様。
桃
低くて暖かい優しい声
橙は慌てて頷いた
橙
なんでここに、?
いつもは友達といるのに
頭を混乱させていると 君は静かに席に座って本を開いた。
距離が近くて甘い匂い
君が本をめくる度 橙の腕に手が触れそうで触れない。
そんな距離のせいで緊張して
橙は文字が読めなくなった。
数分後
桃
君がふいに言う
橙
桃
橙
言った瞬間に恥ずかしくなる。
君は少しだけ視線を下に落として
桃
橙の思考が止まった
学校一の人気者に名前を呼ばれた、、?
橙
君は気にせず続ける
桃
柔らかく笑った君に心臓の音がうるさくなる
自然に名前を呼ばれたことに どんどん顔が赤くなっていく
君はページをめくりながら言った
桃
橙
桃
橙
声は低いのに言葉が全部甘い
橙は上手く返事ができず、ただ小さく頷いた
その日から。
桃は毎日図書室に来るようになった
理由は誰も知らない。
けど橙は少しずつ理解して行く
クールな王子様の君が
俺に少しだけ優しいことを。
橙
でも、きっと特別じゃない。
そう思い込もうとする橙と
もうすでに特別扱いをしている桃。
触れない距離も少しずつ近づいている。
このまま触れてしまいたいと思う桃と
触れちゃだめと思う橙。
そんな日を今日もまた
過ごしている。
next ⒉ 「 距離が近い理由 」 ♥待ってます🥰
コメント
9件
甘々な雰囲気めっちゃ好き…😇😇 ちょっと今から図書委員になって拝むことは可能ですか?((
むふふ…🥰🥰🥰 ニヤけが止まらんよ…!!🥰🥰🥰🥰🥰
投稿いっぱいうれしいよ🥰🥰🥰🥰🥰 あまあまな空気ほんとすき🥰もうこと時点で神だってことがわかる🥺 私の楽しみがこれからどんどんふえてく🥰🥰🥰🥰😩