苺色の華火

夏祭り

ここは俺の事を「すとぷり」という存在に

近ずかせてくれたところ。

これは俺が中学生の時の事。

これは俺の親

昔から育児に関心がなく

俺ばかりを否定する。

弟と比べられたり、

母さんは弟が大切なんだ。

育児放棄に言葉の暴力は

俺にとっての普通の生き方だったのだ。

家では愛してくれないからか

俺は放課後ケンカざんまいだった。

その度怒られて、冷たくされる。

でも、いい子だから。

母さんの前だけでも

いい子でいないと。

その年の夏祭り

つー…

その時、俺はよく分からない感情に

悩まされた。

でも、昔にもこの感情になった気がする。

どんな時になったんだろ…

俺、来てないんだよねぇ。

……

知っていても聞くと

"寂しい"なぁ

そんなこと思ったら

他の感情も出てくるから

考えたくなかったのに。

俺の感情は「無」だけだと

思っていたのに。

「寂しい」「悲しい」「辛い」 「悔しい」「憎い」「嫉妬心」 「怖い」「虚しい」「不安」

一気に俺に感情が流れ込んでいた。

自分の首を手で力強く握ろうとした時

誰かにとめられた。

初めてみんなにあった日

誰だか知らないけど、頼ってもいい人

サッ…

え…？

俺を助けてくれるの？

いいのかな。

迷惑じゃないの？

ぽん

ｶｼｬ📸

ガチャ

帰りたくなかったなぁ

楽しかったのに。

なんで家なんかあるんだろ。

なんで…!!

その写真には俺と皆が話しているところが映っていた。

何で…母さん、行ってなかったじゃん…!!

誰の…

バタン

うわぁ…清潔な家だなぁ

ヒュー…ドーンパラパラ

昔にこんなことがあったけど。

今は普通の一般人