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If
ないこ
ど~ぞ
俺とまろが一緒に住み始めてから約2ヶ月
まろが認知症だと診断されてから約1年が経とうとしていた
症状が進んで居るのは明らかで、最近はもういれいすの活動もほぼほぼしていない
日に日に忘れてしまうことが多くなってるようにも感じる
何かを忘れる度に悲しそうに微笑む彼の顔が、苦しそうで
こちらまで胸が締め付けられるように苦しくなってしまう
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
If
まろは規則正しい寝息をたてて気持ち良さそうに眠っていた
よかった。今日はよく寝れてるみたいだ
ないこ
どんな内容だったかは忘れてしまっているみたいだが、たまに魘されてるのを見る
ないこ
ないこ
ないこ
そんなことを考えていると、ふとゴミ箱の中身に目がいった
ないこ
その中身は何かが破られたようなものだった
ないこ
ないこ
沢山の紙の切れはしには黒で太く文字が書かれているものがあり、それを繋いでみると、恐らく「認知症を治すための方法」という内容だった
ないこ
ないこ
目線を破られた本から本棚に移すと、そこには同じ本が一冊立て掛けられていた
ないこ
きっと本を買い、家に帰ると同じ本があってまろも精神的にきつくなってしまったのだろう
感情的に破られた本から痛いほどに伝わってくる
しかも、まろはあまり物語以外の本を読むことが無かった。
前までのまろなら何かあっても自分で考えたことを行動に移していたであろう
そんなまろが本に頼ってしまうほど追い詰められていたのだ
ないこ
何よりもまろの気持ちに気づいてやれなかった、見ていてやれなかった自分に腹が立った
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
If
ないこ
If
ないこ
ないこ
If
ないこ
ないこ
If
If