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席を譲っただけなのに

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席を譲っただけなのに

1 - 席を譲っただけなのに

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2021年02月25日

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僕の名前は田中ユウトこの春から高校生だ

学校へは電車で通学している。今日は僕の席の近くに席に座れないおばあさんがいる。そこで僕はそのおばあさんに席を譲ることにした

田中ユウト

あの、よかったらこの席使ってください

おばあさん

え?いいのかい?

田中ユウト

はい、最近運動してなかったので立って鍛えようかなって

おばあさん

悪いねそれじゃあお言葉に甘えようかね

こんな僕でも人の役に立ってよかったと清々しい気持ちに浸っていると 突如として声をかけられた

ギャル

ねぇ、そこの少年

振り向くとそこには女子高生がいた。 制服が僕が通っている高校と同じ制服だから同じ学校の人だと思う

ギャル

さっきの見てたよおばあさんに席譲るなんて偉いじゃん

田中ユウト

あ、ありがとうございます

ギャル

でもさ、君も立っていると辛いんじゃない?足怪我してるんでしょ?

田中ユウト

え?どうしてそれを

ギャル

電車に乗ってきた時、足引きずっていたから、捻挫でもした?

彼女のいう通りだった。昨日の体育の授業足を捻ってしまった。保健室で応急処置をしてもらったのだがまた痛みがぶり返してしまった

ギャル

このままだと立っていると悪化してしまうかもだし、でも空いてる席ないっぽいなー。仕方ないここはお姉さんが人肌脱ぎますか

もしかして、この人が席を変わってくれるのだろうか。そう思っていた僕の期待は裏切られることになる

ギャル

ほら、少年ここ座りなよ

田中ユウト

はい?

ギャル

私の膝の上それなら少しは楽になるでしょ

田中ユウト

いやいやいやだったら貴方が僕に席を譲ってくれればいいのでは?

ギャル

それはやだ!私、立つのは嫌いだから

ギャル

ほら座って、人の厚意を無碍にするものじゃないよ

いやそうは言ったって、僕はもう小さな子供じゃない。高校生なんだ そんな恥ずかしい真似、絶対にしない!

田中ユウト

してしまった

女の人の勢いに押し切られてまんまと膝の上に座ってしまった

ギャル

よろしいこれなら電車にもう一人分乗れるスペースが出来るし良いことづくめでしょ?

ギャル

それよりどう?私の膝の上の座り心地は

田中ユウト

え?えーと

ギャル

ちょっとそんなガチガチに緊張しなくてもいいじゃんもっとリラックスしなよ

リラックスなんて出来るわけないよ!後ろから抱きしめられてめちゃくちゃ良い匂いするし

ギャル

私の膝の上気に入った?

田中ユウト

は、はい子供の頃旅行で乗ったビジネスクラスの席よりいいです

ギャル

あははは、何その例えウケるんですけどファーストクラス級ってこと?

ついテンパって意味不明なこと言ってしまった消えてなくなりたい

ギャル

テンパって可愛いーあたし年下の男の子が困ってるのを見るのが好きなんだよねー

ギャル

もっとギュッとしてあげよっか?

田中ユウト

大丈夫です!間に合ってますから

いかがでした。好評なら、これとは別にシリーズ化していくのでいいねお願いします。それじゃまた

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