※他絡み/きっとBLじゃない
柔らかく吹く風が、黒い髪を揺らす。
鬱陶しそうに髪を耳にかける伊織先輩の横顔を、
じろじろ見ていたのが気づかれた。
伊織
くろ
くろ
伊織
伊織
笑った先輩の唇はちゃんと保湿がされていた。
この人、本当に抜かりない…
伊織
伊織
くろ
白い頬と耳が赤く染まる。
それを誤魔化すように、
伊織
とはにかんだ。
くろ
伊織
くろ
伊織
伊織
伊織
くろ
くろ
─先輩としばらく談笑をしていると、
自分の唇に微かな痛みを感じた。
くろ
伊織
伊織
くろ
伊織
心配そうにこちらを見つめる先輩。
くろ
伊織
伊織
くろ
伊織
伊織
くろ
先輩の近くの椅子に座る。
伊織
伊織
くろ
頬に手を添えられて、
するり、とリップクリームの唇を滑る感覚が伝わる。
唇の縦のしわに合わせて、ゆっくり…
丁寧に塗ってくれている。
伊織
伊織
くろ
伊織
伊織
伊織
くろ
伊織
伊織
伊織
くろ
顔が熱くなる。
ああ、言われてみれば…
伊織
伊織
伊織
伊織
くろ
くろ
伊織
end
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