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ユウ
ユウ
カヤ
ユウ
おれたちは手を握って
屋上に立った
下を見ると
今までにないほど
恐ろしいほどの高さに思えた
ユウ
カヤ
ユウ
カヤ
カヤ
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
カヤ
カヤ
カヤ
ユウ
ガチャンッ
おとな
カヤ
ユウ
カヤ
ドンッ
ユウ
突然
肩を後ろに向かって押し出されて
床に倒れた
一瞬
目の前に
ユウの笑った顔が見えた
隣にいたはずなのに。
そのまま
離れていく手を
掴もうとしても
届かなかった。
何が起こっているのかわからなかった
足が動かなかった
気づけば
どこにも
ユウの姿は
なかった。
ユウ
それが
今のおれを
表している