始めの間へようこそ。
こんにちは!ナレーターです!
もう最近語彙力皆無過ぎて泣きます()
だって前話などはくそですよまじで。はい。
ま、前の話は置いといて…。
いざ物語のセカイへ_。
秋原 呱々(あきはら ここ)
私は今、End攻略に苦戦している。 ん?Endって?
それはいくつか前のお話に 戻りやがれください((メ タ イ
秋原 呱々(あきはら ここ)
色々な案は思い浮かぶが、 それを実行出来はしない。
秋原 呱々(あきはら ここ)
バッグを取り、宿題を探す。 …ん?バッグ?
秋原 呱々(あきはら ここ)
これがあるではないか!
秋原 呱々(あきはら ここ)
謎の効果音(?)をつけながら、 ボタンを取り外す。
秋原 呱々(あきはら ここ)
少し柔らかめのボタンを押すと、
ruler
rulerだよっ!
一瞬にしてrulerが出てきた。
秋原 呱々(あきはら ここ)
この学校のプールに
向かって。
秋原 呱々(あきはら ここ)
淡々と要点だけを伝えてくる。 余計な事は付け足さずに。
ruler
ボクのメリットはなぁに?
首をこてんと傾げてrulerは尋ねる。 確かにこれだと不平等だ。
とは言われたって何も出来ない。 rulerが何を求めているのかも分からない。
秋原 呱々(あきはら ここ)
取り敢えず尋ねるしかない。 彼女の顔から分かることはない。
そう割り切って質問してみた。 すると
ruler
とにぱっといつものスマイルを見せた。
秋原 呱々(あきはら ここ)
笑顔で言われても、僕には分からない。 一体rulerは何をしたいの?
ruler
行ってくるねぇ~!
と言うと、颯爽と消えていった。
ruler
ワープ使用可能許可まで残り30秒…。
そう機械の無機質な音が、 この真っ暗な空間に響く。
ruler
ボクなんか居なくても良かったのに。 なのに、■■■はボクを生み出した。
■■■が何をしたいかなんて、分からない。 いや、“分かる必要“がない。
ワープ使用可能許可まで残り20秒…。
実際、あの少女だってそうだ。 こんな急に出てきた奴に 優しく出来るなんてびっくりだ。
ボクだったら、拒絶してしまうのに。
そう思うと、 余りにも自分の弱さを痛感する。
助けてあげたいのに、助けられない事を。
ワープ使用可能許可まで残り10秒…。
ボクが、操作する権利はない。 全ては■■■が握っている。
ボクだってコピー体なのに。 あの■■■のコピー体なのに。
…ねぇ見てるんでしょ? そこのキミ達。
そうそこ、画面の前の。
呑気に見られていいよな、お前らは。 …人の事情も知らずに。
ワープ使用可能許可が出ました。 使用致しますか?
ruler
了解致しました。 指定の場所を選択して下さい。
ruler
了解致しました。 転移場所はこちらで 合っていますでしょうか?
ruler
了解致しました。 即刻転移致します…。
ヒュン
秋原 呱々(あきはら ここ)
今思えば、この状況も 可笑しいのかもしれない。
まずなんで僕はrulerを 完璧に信用している?
いつ裏切ってくるかなんて 分からないのに。
でも、唯一の助け舟がrulerだけだった。 頼るしか無かった、あのコに。
rulerが居てくれなかったら どうなっていたか…。
想像するだけで悪寒がする。
秋原 呱々(あきはら ここ)
この結論は出さないことにした。 僕の為に。
ヒュン
ruler
とにっこにこの笑顔で、 大きくハツラツとした元気な声で現れる。
秋原 呱々(あきはら ここ)
それに応えなければと思い、 僕も出来るだけ元気よく返す。
ruler
何かなぁい?笑
と微笑みながらrulerは言った。
秋原 呱々(あきはら ここ)
正直、報酬なんぞ用意していない。 何も考えていなかった。
ruler
ボクからの“オネガイ“。
秋原 呱々(あきはら ここ)
するとrulerは手を開き、 手を数字の4の形にして、 親指を覆っているグーを作った。
※色はめんどかった。 画力ぅ?そんなもんどっかにやったよ((
秋原 呱々(あきはら ここ)
何か謎の動きを やっているとしか思えない。
僕をバカにしているのか、rulerは。
ruler
と言うと、うっすらと笑みを浮かべた。
ruler
無理してる様に見えたのは、 気の所為だと思いたい。
???
■の小さな叫びが木霊する。
???
別にこんなだぁれもいない、 真っ暗な空間だ。
愚痴を言ったっていいでしょう?
��
???
■以外の声がしたかと思えば、 知らない誰かだった。
???
��
???
黒羽(くろは)
よろしゅうな。
無表情のまま、 黒羽と言う子は話を進める。
黒羽(くろは)
捨てられた。
???
黒羽(くろは)
ここの空間にしかいれない。
黒羽(くろは)
あんた一緒にいて欲しい。
ココに。
???
黒羽(くろは)
急に話を進められる。
言うのには彼女は“不良品“だそう。 言葉の節目が可笑しいからって。
やな奴もいるもんだ。
黒羽(くろは)
あんたにメリット、ある。
???
黒羽(くろは)
自由に使ってよし。
黒羽(くろは)
アタシ調べ。
???
思わず相手のお話にがめついてしまう。 こんな所が自由に使えるなんて…!
黒羽(くろは)
あんた、嬉しい。
Win-Win。
黒羽(くろは)
???
こんなにいい条件、他には無い。 心臓がバクバクしている。
黒羽(くろは)
そろそろ、戻りな。
笑い声を黒羽は上げたが、 顔は一切笑っていなかった。
???
そろそろお暇致しますね。
失礼しました。
最後に一礼をする。
黒羽(くろは)
居なくても、
勝手に目、覚める。
そう黒羽はにこっと微笑んで、 ■の“イシキ“は消えた。







